彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。・・・・・・これを聞いたプリスキラとアキラは、彼を招いて、もっと正確に神の道を説明した。                 (使徒言行録182526

 エフェソにやって来た伝道者アポロは、聖書に詳しい雄弁家で、「主の道(福音)を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていた」とあるように、知識の点でも熱心さの点でも優れたものを持っていた。しかし、ヨハネの洗礼しか知らなかった。
 パウロがエフェソで出会った信者たちの中にも、ヨハネの洗礼を受けたが、イエスの名による洗礼を受けておらず、従って、聖霊を受けていない者たちがいた。
 形式上は悔い改めの洗礼を受けて信者となり、聖書についての知識を得て、熱心さの点でも人一倍の者であっても、上からの聖霊の賜物を受けていなかったり、一旦は受けても、日々の生活の中に受け入れていなければ、聖霊を受けている本物の信仰者から見ると、違和感を覚えざるを得ないのである。
 アポロに違和感を覚えたプリスキラとアキラは、彼を陰で批判したり、人前でやり込めるのではなく、彼を招いて、愛をもって直接に「もっと正確に神の道を説明した」のである。その結果、アポロは、コリントに旅立つ時には、推薦状を書いて送り出されるほどに成長し、よい働きをすることが出来た。
 パウロも、違和感を覚えた人々に対して、ヨハネが指し示したイエスをこそ信ずべきことを教え、イエスの名による洗礼を授け、彼らに手を置くと、聖霊が降り、よい証しをするようになった。
 このように、信仰にやや問題があると思われる人がいても、そのような人をはじき出すのではなく、受け入れて、愛をもって「正確な神の道」を説くところに、聖霊による互いの信仰の成長があり、教会の前進があるのである。

米子伝道所主日礼拝説教 要 旨               2007年7月8日 山本 清牧師 

 聖  書:使徒言行録18:24−19:10
 説教題:「正確な神の道」                   
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