「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。」      (使徒言行録13:1011

 聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは最初の伝道地キプロス島で、さっそく一人の魔術師によって、彼らの伝道が妨げられそうになった。この魔術師は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していたが、総督がバルナバたちを招いて神の言葉を聞こうとするのを邪魔して、信仰から遠ざけようとしたのである。総督は賢明な常識人であり、しかも神の言葉に関心を持ち、求道の志を持ちながら、サタンの偽りと欺きを見破ることが出来なかったのであろう。日頃は賢明な人であっても、人生に迷いが生じたり、重大な決意を迫られた時には、神仏に手を合わせたり、運勢判断や占いのような迷信に頼ってしまいがちである。サタンは人の“賢明な常識”に訴えて、真の信仰の道を妨げようとする。
 だが、聖霊に満たされたサウロは、魔術師をにらみつけて標記のように語った。その言葉通り、魔術師はすっかり目が見えなくされた。総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚いて、信仰に入った。サタンが如何に伝道を妨げようとしても、主のまっすぐな道をゆがめることは出来ないのである。私たちはただ、聖霊の導きに従って、愚直に神の御言葉を語り続け、与えられた信仰の目をもって、サタンを見抜き、まっすぐに立ち向かうならば、主が思いがけないところに救いの出来事を起こして下さるのである。

米子伝道所主日礼拝説教 要 旨              2007年1月14日 山本 清牧師 

 聖  書:使徒言行録13:4−12
 説教題:「主のまっすぐな道」                  
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