ペトロが、「アイネア、イエス・キリストがいやしてくださる。起きなさい。自分で床を整えなさい」と言うと、アイネアはすぐ起き上がった。リダとシャロンに住む人は皆アイネアを見て、主に立ち帰った。                   (使徒言行録9:34−35)

 神は私たちを健康な体に造られ、健康に生きることを望んでおられる。しかし、サタンは病気によって私たちを神から引き離そうとする。病気に苦しむ中で、私たちは神をのろったり、神なんて頼りにならないと思ってしまいがちである。中風で八年前から床についていたアイネアも、そのような誘惑の中にあったと思われる。
 そのようなアイネアのもとをペトロが訪れて、標記のように言った。病気と戦うために医学や薬が助けになることも事実であるが、癒してくださるのはイエス・キリストである。だがペトロは続いて、「起きなさい。自分で床を整えなさい」とも言った。癒してくださるのはイエスであるが、癒される方も起き上がって、自分で床を整える気力がなければ、イエスの癒しを受け止めることが出来ない。病気はしばしば私たちの体だけでなく、心も病気にする。だから、「起きなさい」との言葉が必要である。
 この言葉を聞いて、アイネアは起き上がった。それだけでなく、リダとシャロンに住む人は皆、アイネアを見て、主に立ち帰った。単に一人の病人が癒されただけではない。多くの人がサタンの囚われから解放されて、主イエスを信じる信仰へと立ち帰った。癒しとは、体も心も、主のもとに立ち帰ることである。
 

米子伝道所主日礼拝説教 要 旨             2006年10月22日 山本 清牧師 

 聖  書:使徒言行録9:32−43
 説教題:「起きなさい」                        
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