記 紀 万 葉
















































































































































































































































「万葉集」

「万葉集」を代表する歌人の中では、作品の一番多いのは「大伴(おお

ともの)家持(やかもち)」です。 次は、「柿本(かきのもとの)人麻呂(ひとま

ろ)」です。 女性では、家持の叔母さんである「大伴(おおともの)坂上郎

女(さかのうえのいらつめ)」がトップです。

歌の上手、下手で選ぶとたいへん難しくなりますが、最近の教科書に

は、 額田王(ぬかたの おおきみ) ・志貴皇子(しきの みこ) ・山部赤人

(やまべの あかひと) ・山上憶良(やまのうえの おくら) ・大伴旅人(おお

ともの たびと) などを「代表的歌人」としてとりあげているようです。

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《穴師川 川波立ちぬ 巻向の由槻岳(ゆつきがたけ)に 雲

居立てるらし》

【万葉集より紀鹿人の歌】

                『きのかびと』

《岩走り たぎち流がるる泊瀬川(はつせがわ) 絶ゆることなく

またも来てみむ》

【万葉集より大来皇女の歌】

               『おおくのひめみこ』

《うつそみの 人にあるわれや明日よりは 二上山を弟背(い

ろせ)とわが見む》

《永遠に 鉄剣記す縁なり ヨワケの臣と雄略帝》

《織田有楽(うらく) 賜る禄は子に譲り 一万石の戒重藩》

《鎌足が 談(かた)り謀(はか)りしかの山は 談らう山と談山

神社》

《金鵄舞い 神武の軍が盛り返し かの地を問えば外山と

名付けり》
【万葉集より間人宿禰大浦の歌】

              『はしびとのすくねおおうら』

《倉橋の 山を高みか夜ごもりに 出で来る月の光之しき》

《蹴速負(けはやま)け 垂仁帝(すいにんてい)の 御前で

野見(のみ)の宿禰(すくね)は日本一なり》

【万葉集より大伴坂上郎女の歌】

              『おおとものさかのうえのいらつめ』

《こもりくの 泊瀬(はつせ)の山は色づきぬ しぐれの雨は降り

にけらしも》

【古事記より伊須気余理比売の御歌】

            『いすけよりひめ   おうた』

《狭井川(さいかわ)よ 雲立ちわたり畝火山 木の葉騷ぎぬ

風吹かむとず》

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《しきしまの 大和の国は言霊の さきはふ国ぞまさきくありこ

そ》

《崇~帝 造り給いし磯城の宮 わが桜井は肇国(ちょうこく)

の地》

《晴明の 学びし寺は安倍寺と 天下無双の陰陽師ぞ》

《素麺は 三輪の神より賜わりし 味わい美味にて日本一な

り》

《田道間守(たじまもり) 苦難乗り越え橘を 帝(みかど)に捧

げ悲しみにくれ》

《智恵授け 合格叶う菩薩さま 安倍文殊は日本一なり》

【万葉集より春日老の歌】

                『かすがのおゆ』

《つぬさはふ 磐余も過ぎず泊瀬山(はつせやま) いつかも

越えむ夜は更けにつつ》

《手力は 天岩戸を押し開き 泊瀬(はつせ)の杜は元伊勢

なるぞ》

《鳥見山に 神武の帝(みかど)祈りしは 五穀豊作大嘗祭》

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《鳴神の 音のみ聞きし巻向の 桧原の山を今日見つるか

も》

《賑わいは 神恩求め初春の 人波絶えぬ三輪の参道》

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《ぬばたまの 夜さり来れば巻向の 川音(かわと)高しもあらし

かも疾(と)き》

《願わくは 纏向宮(まきむくみや)に帰らんと 白鳥となり 倭

健(やまとたける)は》

《退(の)き島津 平等寺まで落ち延びて 受けしご恩は今も

忘れず》

【古事記より隼別王の歌】

                『はやぶさわけのみこ』

《梯立(はしたて)の 倉橋山を峻(さが)しみと 岩かきかねて

吾が手とらすも》

《檜原より 皇祖祀りし元伊勢や 倭(やまと)笠縫檜原神

社》

【万葉集より穂積皇子の歌】

               『ほずみのおうじ』

《降る雪は 淡にな降りそ吉隠の 猪養(いかい)の岡の寒か

らまくに》

《兵進め ワカタケルの名轟きて 宋書曰(そうしょいわ)倭王

武(わおうぶ)なりと》

《仏見て フェノロサをも絶賛し 聖林寺の三輪の御仏》

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《巻向の 山邉とよみて行く水の みなわの如し世の人われ

は》

【万葉集より額田王の御歌】

               『ぬかたのおおきみ』

《三輪山を しかも隠すか雲だにも こころあらなむ隠さふべし

や》

《無体なり 崇峻帝を殺めしは 不敬千万(ふけいせんぱん)

馬子の野望》

《馬頭夫人(めずぶにん) 長谷観音に祈りては 美人となり

て牡丹遣(ぼたんつか)わす》

《百襲姫(ももそひめ) 今も眠りし御墓は 最古の古墳箸墓

古墳》

【古事記より倭健命の歌】

                『やまとたけるのみこと』

《大和は 国のまほろばたたなづく 青垣山籠(あおがきやま

こ)れる大和し 麗(うるわ)し》

【万葉集より雄略天皇の御製】

              『ゆうりゃくてんのう ぎょせい』

《夕されば 小倉の山に臥(ふ)す鹿の 今夜は鳴かず寝ね

にけらしも》

《与喜山は 菅公さまの祭りし地 日本最古の天満神社》

《ラッキーは 長谷観音の御利益ぞ 今も語るる藁(わら)しべ

話》

《凛として ご神威あふる御社は 日本最古の大神神社》

《璃空(るりぞら)に 映ゆる御山は三諸山 大物主の坐(い)

ます山なり》

《霊験の あふる御仏長谷寺は 三国一の観音菩薩》

《露店立ち 行き交う人はいと多し 年始寿ぐ(ねんしことは)

三輪の参道》

【万葉集より柿本人麻呂の歌】

《わが衣 色に染めなむうまさけ 三諸の山はもみぢしにけり》