第10章 順序回路(その1)


10.1 順序回路とは


10.2 状態図と遷移表

このような、RS-FFの動作を次のような状態図というもので
表すことが可能です。
 


なお、シーソーの右側が上がった状態を、出力1と定義しています。
セットとリセット信号により、出力は 0 と 1の間を遷移します。

この状態図から遷移表というものを作成することが可能です。
その例を以下に示します。
 


なお、入力の S(Set) と R(Reset)は重りを乗せた状態を1
と定義しています。
遷移表の X は、2つの重りをシーソーの両端に同時に乗せる
ことを禁止するという意味です。同じ重りの場合シーソーが釣り
合ってしまい、出力は 0でも 1でもない状態となります。
これはもはや、論理回路ではありません。

この遷移表を作成することが、順序回路を設計する場合の
原点になります。これは、組合せ回路における真理値表と
同じ位置付けです。


ここで、順序回路の一般的な設計手順を示しておきます。

① 遷移表を作成する。
② 論理式で表し、簡略化する。
③ 論理回路記号(MIL記号)で表す。

なお、②の簡略化については、第5章で述べた手法を用います。
次節では、これらの手順をいくつかのフリップフロップ回路を例に
解説します。
 


10.3 フリップフロップ


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