VHdl開発ツール(QuartusU)の使用法 (その5)
− シミュレーション A 「シミュレータ」 −
井澤 裕司
(H19.4.24)
本資料では,ALTERA社が提供しているVHdl開発ツール QuartusU Web Editon の使用法を解説します. 本章では,前の章で述べた 「波形エディタ」 を用いて生成したファイルを用いて, 「シミュレータ」 の活用法について説明します. なお,QuartusUには多くの機能が用意されており,それらをこのコンテンツの中で紹介することはできません. 詳細は,QuartusUのHELP等を参照して下さい. |
ステップ1. シミュレータを起動する .
- メニューの 「 MAX+PLUSU 」 から 「 Simulator 」 をクリックします.
ステップ2.
VWFファイルの指定
- 画面上に「 Simulator Tool 」 が表示されますので 「 Start 」をクリックします.
ステップ3.
シミュレーションの終了.
- 「 Waveform File 」 等に問題がなければ,「 正常終了 」 を示す「 Simulator was successful 」 が表示されますので,「 OK 」 をクリックします.
ステップ4.
出力波形について.
- 「 Simulator Tool 」 の 「 Open 」 をクリックすると,以下のような画面が表示されます.
2つの入力波形に対する「 2つの出力 」 すなわち,「 Z_AND 」と「 Z_OR 」 の「 波形 」が表示されています.
「 入出力信号 」 の間には,若干の「 遅延時間 」がありますが,正常に動作していることが確認できます.
まとめ
- 以上,「 Waveform File 」を用いた 「 シミュレーション 」 方法について解説しました.
これで「 VHdlの開発ツール 」である 「 QuartusU 」 の使用法に関する説明を終了します.
このツールの詳細な使用法については,「 QuartusU 」 の 「 Help機能 」 等を参照して下さい.
また,不明な点については,遠慮せずに, yizawa.cs@gmail.com までメールで連絡して下さい.
ご健闘を祈ります.