VHDL開発ツール（QuartusⅡ）の使用法（その2）

－新規ファイルの生成－

信州大学工学部　井澤裕司

(H19.4.24)

本資料では，ALTERA社が提供しているVHDL開発ツール
QuartusⅡ　Web Editon の使用法を解説します．
本章では，前章の
　　「新規プロジェクトの生成」
の続きとして，
　　「新規ファイルの生成」
について説明します．

なお，QuartusⅡには多くの機能が用意されており，それらをこのコンテンツの中で紹介することはできません．
詳細は，QuartusⅡのHELP等を参照して下さい．

ステップ１. 新規ファイルを指定する．

メニューの　「 File 」　から　「 New 」をクリックします．

ステップ２. 　 VHDLファイルの指定

タグの「 Device Design Files 」　から　「 VHDL File 」　を選択し，「 OK 」をクリックします．

ステップ３. 新規ファイルの生成．

デフォルトの「 Vhdl1.vhd 」というファイルが生成され，「エディタ」のモードに移行します．

なお，「 vhd 」という拡張子は，「 VHDL File 」　を表してします．

ステップ４. VHDLソースコードの入力．

「エディタ」機能を用いて，簡単な　「 VHDLコード」を入力します．
今回は，「 and_or 」というプロジェクト名に対応させ，「 2入力AND 」と「 2入力OR 」からなる「組合せ回路」を設計することにします．

「 VHDLコード」の内容は別途解説しますので，下の図に示すソースコードを正確に入力して下さい．

ステップ５. VHDLファイルの保存．

メニューの「 File 」から　「 Save 」を指定します．

ステップ６. VHDLファイル名の入力．

デフォルトで，「 and_or 」というファイル名が表示されますので，　「保存」をクリックします．
この結果，「 and_or.vhd 」という名称の「 VHDL File 」が生成されます．

まとめ

先ほどの「エディタ」の画面に復帰しました．
「メニュー」　の下には　「 and_or.vhd 」　という　「ファイル名」が表示されています．

以上で，「新規ファイルの生成」は終了です．

この後，生成した　「 VHDLファイル」　を　「コンパイル」　する作業に移ります．