VHdl開発ツール(QuartusU)の使用法 (その3)
− VHdlファイルのコンパイル −
井澤 裕司
(H19.4.24)
本資料では,ALTERA社が提供しているVHdl開発ツール QuartusU Web Editon の使用法を解説します. 本章では,前の章で述べた 「新規プロジェクトの生成」 および, 「新規ファイルの生成」 の続きとして, 「VHdlファイルのコンパイル」 について説明します. なお,QuartusUには多くの機能が用意されており,それらをこのコンテンツの中で紹介することはできません. 詳細は,QuartusUのHELP等を参照して下さい. |
ステップ1. コンパイラを起動する .
- メニューの 「 MAX+PLUSU 」 から 「 Compiler 」 をクリックします.
ステップ2.
VHdlファイルの指定
- 画面上に「 Compiler Tool 」 が表示されますので 「 Start 」をクリックします.
ステップ3.
コンパイルの終了.
- 「 VHdl File 」 に文法上のエラーがなければ,「 正常終了 」 を示す「 Full Complation was successful 」 が表示されますので,「 OK 」 をクリックします.
なお,「 VHdl File 」のエラーメッセージは,「 画面下の欄 」に表示されますので,これを参考にしてソースコードを修正します.
ステップ4.
レポートファイルについて.
- 「 Compiler Tool 」 の 「 Report 」 をクリックすると,以下のような画面が表示されます.
設計した回路規模を表す「 Logic Element 数 」 や,「 メモリ 」, 「 入出力ピン 」 等の「 設計情報 」が表示されます.
まとめ
- 以上,「 VHdl File 」の 「 コンパイル 」 について説明しました.
これで「 VHdl 」を用いた 「 回路設計 」 は終了です.
この後,設計した回路が「 正しく動作しているかを検証 」 する 「 シミュレータ 」 の使用法について解説します.