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三角関数の直交性
- 三角関数の直交性について、次の図を用いて考えてみましょう。
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- 図の左上は、次数 n の cos と sin
の波形を示しています。
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- また左下は、次数 m の cos と sin の波形です。
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- これら2つの関数の積は2×2の
4通りあり、それらの波形を右側に示しています。
- 中央に次数 n, m の値が表示されています。
- ボタンの+と−をクリックすることにより、任意の値にセットすることができます。
- なお、デフォルト値はそれぞれ
n = 2 と m = 3 になっています。
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- 右の波形の平均値(0 〜 T0 における積分値をT0で割ったもの)を 緑色の線 で示しています。
- ほとんどの場合、この値は
0 になっています。
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- n, m
の値を変化させて、平均値が 0
以外の値になる組み合せを求めてみましょう。
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- [ヒント] 例えば、n を1つ増やし n = m = 3 として下さい。
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- 結果は、 n = m = 0 のとき1、
n = m≠ 0のとき1/2 、それ以外すなわち n ≠ m のとき
0 になります。
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- このような性質が成立する関数を直交関数と言い、その代表的なものがこの三角関数です。
- この性質は極めて有用で、ある関数をいくつかの成分に分解して、その重ね合せで表現することが
- できます。三角関数を用いるとき、フーリエ解析と呼ばれます。
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