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ディジタル信号処理システムの基本構成
- 上の図は、ディジタル信号システムの基本的な構成を示しています。
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- 基本的には、
- アナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換(器)
- ディジタル信号を処理するプロセッサ本体 (コンピュータやDSP、専用ハードウェア)
- 処理されたディジタル信号をアナログ信号に戻すDA変換(器)
- 前処理と後処理のローパスフィルタ(LPF)
- で構成されます。
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- 入力側のローパスフィルタ(LPF)は、折り返し雑音を除去するためのものです。
- この折り返し雑音については、「サンプリング」の項で解説します。
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- なお、AD変換器の種類により、その前段にサンプルホールド回路が用いられることもあります。
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- DA変換の出力は通常、次のサンプル値が現れるまでその値を保持します。
- これを、0次ホールドと言います。
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- 出力側のローパスフィルタは、量子化雑音を除去するためのものです。
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- 例えばビデオカメラやミニディスク等、身の回りにある機器がどのような構成になっているか、
- 調べてみましょう。
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