ディジタル信号処理システムの基本構成


上の図は、ディジタル信号システムの基本的な構成を示しています。
 
基本的には、
で構成されます。
 
入力側のローパスフィルタ(LPF)は、折り返し雑音を除去するためのものです。
この折り返し雑音については、「サンプリング」の項で解説します。
 
なお、AD変換器の種類により、その前段にサンプルホールド回路が用いられることもあります。
 
DA変換の出力は通常、次のサンプル値が現れるまでその値を保持します。
これを、0次ホールドと言います。
 
出力側のローパスフィルタは、量子化雑音を除去するためのものです。
 
例えばビデオカメラやミニディスク等、身の回りにある機器がどのような構成になっているか、
調べてみましょう。
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