2000.5.2 猿倉〜白馬 不帰キレット〜唐松岳〜五竜岳 03:00 11:00 14:00 所要時間11/コースタイム15時間10分 休憩も含む 短縮率73% 体調は寝不足でいまいちであった 猿倉の駐車場で仮眠して、漆黒のなか白馬尻に向かう。雪は締まっていて歩きやすい。白馬の稜線手前でアイゼンを着ける。歩きやすくなる。もっと早くつけておけばと悔やまれる。 薄明るくなりスピードが乗ってくる。杓子岳をトラバスするのに、楽で歩きやすさに負けて黒部側下りすぎた。戻るのに一苦労する。天狗の大下りは雪がなく簡単に下れる。 不帰キレットはT峰の登りで一苦労する。左に岩稜をまく所が、雪が大きく空いていて渡れない。 ザイルが必要である。シュルンドのエッジをビビリながら渡り、シュルンドを飛び越えて岩にしがみつく。失敗して岩に掴まれなかったら一貫の終わりである。更に不安定な雪壁を登り頭に着く。 ここから唐松岳は稜線漫歩で快適である。さすがに唐松岳は人人で一杯である。ここから見る五竜岳は立派である。食事をして五竜岳に向けて一下りで頑張る。雪が腐ってきて五竜岳に着いたらバテバテである。 2時になってしまった。不帰キレットを明るいうちに越えるのが難しくなってきた。ザイルがないと下れそうにない。潔くあきらめて遠見尾根をエスケープルートにすることにする。あわてることはない。ゆっくり春山を楽しんで明日降りることにする。ツェルトを被りシュラフカバーにもぐる。 |
ワンディーハイク 猿倉⇔杓子岳⇔不帰⇔唐松岳⇔五竜岳 水平距離Km 猿倉から五竜をワンディーで往復する予定で出かけるガ失敗する。春山 2000.4.2 62歳 |
服装 オーロンシャツ フリースズボン 化繊靴下 登山靴 帽子 バンダナ タオル 化繊シャツ スパッツ 毛手袋 オーバ手 アイゼン900g ピッケル900g ストック 300g 装備 ザック 1400g カッパ 550g クロロ下着160g 化繊シャツ400g ツェルト450g ラテ220g 予備電池4本100g 手袋 80g 靴下 200g 目出帽子200g シュラーフカバー 500g EPIガスとも380g クッカー150g (4790g) 食料 弁当1つ 400g バナナ5本1150g アンパン2個280g メロンパン110g デカメロン1個 200g チョコサンドロール120g 黒棒200g カロリーメイトメイト160g キャンディー100g レトルトカレー2個700g 水500cc 550g (3970g) 総計 8760g 反省 春山は水が取れないのでコンロが必需品で重くなる。コンロがあるからと食料も重くしてしまう。 本気で猿倉から五竜岳をピストンするなら、コンロはなし。靴はスニーカーに軽アイゼンで行く。徹底的に軽量化すれば、猿倉⇔五竜岳往復の楽しい山行になると思う。 私は五月の連休には、二股から常念岳〜蝶け岳はスニーカーでワンディーで廻っている。甲斐駒岳、仙丈岳等の五月山行もいつもスニーカーである。 2001年の五月の連休に二股から常念岳〜大天井岳〜槍岳〜槍沢〜横尾〜蝶岳〜二股を24時間で廻ろうと出かけたが、大天井岳から西岳への下りの途中からトレースもなくスニーカーではステップも切れずに諦めて敗退した苦い経験があるが。重い登山靴が良いか、軽いスニーカーが良いのかは難しい選択である。一歩間違えれば、足の切断になる。決して真似はしないこと。軽登山靴程度にしておくべきである。 |