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すずきさん早速のレスありがとうございます。
私達医療者は、毎日のように癌患者さんに接してがんの怖さ、したたかさを目の当たりにしています。
私自身二年前の母の発病以来、マーカーの微細な上下で一喜一憂し、シーソーのように揺れ動く複雑な気持ちをもてあます日もあります。たとえて言うなら、がんは胃潰瘍や虫垂炎などのように手術で決着がつき、区切りが明確で回復に向かう過程がはっきりわかる病気ではなく、足下が安定しない、いつまで経っても再発の不安を抱きつつ人生を送っていかねばならない、とかく不安定な病であると実感しています。
徐々に悪くなっていくこともありますが急転直下の経過をだとることもあり、つかみ所のないきわめて不愉快な病気ですよね…
私、母に今4歳の息子の成長する姿を少しでも長く見せてあげたいんです。小学校にはいり、運動会、遠足、夏休み、卒業、中学校、高校、大学、お嫁さんを迎える日…夢は尽きませんね…
どうか、日々飛躍的な医療の進歩で、少しでも卵巣癌の平均寿命が延びますように、と切実に願っています。
外来で、どうしても受診までにお待たせしてしまうことがよくあるのですが、今日もがん患者さんが「いつまで待たせるのか?こっちは体調が悪いんだ」とおっしゃいました。そんなときは、「うちの母も卵巣癌を患っています。ですからお気持ちが非常によくわかります」と答えたら患者さんの態度がすごく柔らかくなったんです。同志の顔をなさいました。すご〜〜くジーンときました。みんな戦友なんだな、みんな闘ってるんだと。
鈴木さんのおっしゃるとおり人生、山あり、谷ありですね。いろんな方法がまだある!と自分に言い聞かせて気持ちを奮い立たせました。鈴木さんの、温かいコメントいつも勇気づけられます。ありがとうございました。
また七月五日の結果をお知らせしますね☆
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