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すずきさん、
みなさん、
まきどんこと鈴木牧子です。
2003年の発症から、今年で10年目となりました。
先月の検診で、マーカーも一桁で続いているし、CT上も毎回問題なしで、
10年が過ぎたので、もう良いでしょう。と先生に言っていただきました。
この10年には、凝縮されたいろんなことがあり、自分も命と向き合い、世の中と
向き合い、家族や友人に助けてもらいながら歩んできた道でした。
自分が生かされ、幼い孫を突然失った悲劇、娘を励まし続けてくれた92歳の母の旅立ち。震災からの波紋で、命を落とされた方。人は、自分の力だけで生きているのではなく、まさに生かされているのだと思います。
すずきさんにも、本当に励ましていただきましたね。
そして、ここで、多くの方と語り、がん患者として、それでも自分らしく生きていく事そういう勇気をいただきました。
感謝してもしきれない大きなサポートでした。
今度は、私自身がピアとして、同じ境遇で立ち止まってしまっている人たちの心に寄り添うお手伝いができたら、それが恩返しと思っています。
現在は、福島発の「ひいらぎの会」の代表世話人を務めながら、県のがん対策推進協議会委員や、福島の「在宅緩和ケア」推進委員、東北がんプロフェッショナル養成講座の評価委員など、勉強しながらやっております。福島は、震災後まだまだ復興には遠い道のりですが、現実を受け止め、自分のできることを見極めて人様の役に立つ人生を送りたいと望んでおります。
すずきさん、本当にお久しぶりでした。相も変わらず、元気にしておりますので。
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