風呂敷犬が行く!

大地をふみしめて。


 とりあえずウチのクマの首に風呂敷を巻いてみました。
 どうにも幻水の犬たちとは似ていないので、風呂敷の色もオリジナルに紺。
 
おうちは祖父殿手作りの緑の犬小屋。
上にずらずら張られた鑑札票が年齢を物語る…

クマの体格に対して、結構広い小屋なのに、
なぜかいつも手前のほうで寝ている。
なんだかほっかむりのようにも見える…。

声量スキルはAランクまで上がります。吠え声のうるさいことったら…。特に何かをねだる時は良く通る声で吠えつづけます。
でも、歳なので耳が遠く、人がそばに来ても気づかない。やはり番犬にはならないのだった…。
当年とって16歳。
冬亜、藍住の年の離れた弟よりも、コイツのほうが年上なのですよ。
親も兄弟も、同じ頃に生まれた近所の犬も既に他界しております。
ちょっと哀愁漂う表情
「長く生きているからな…」
その代わり、歳を言い訳にして最近さっぱり芸をしません。
「歳をとると物忘れがひどくなってな」
昔はおすわり、お手、おかわり、おあずけ、ワン!くらいはやったのに、今じゃ何言っても吠えるだけ。おあずけは…一応やりますが。
久々に「お手、おかわり」を命じたら、不本意そうです。


2004.1.10にクマは17歳で永眠いたしました。
かわいがってくれた皆様どうもありがとうございました。



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