MXR MC402 Boost/Overdrive(www.jimdunlop.com/)
CAEの名前を冠したMXRのオーバードライブ"MC402 Boost/Overdrive"を買いました。オーバードライブの後段に最大+20dBのクリーンブーストを搭載し、それぞれ独立してOn/Off出来ます。
「ブースターは素晴らしいがオーバードライブが使い物にならない」という評価がされることが多いペダルですが、自分は「オーバードライブは素晴らしい」「ブースターは普通」という評価です。
上記の評価の理由ですが、以下のような理由が考えられます。
...MC402の方向性とはまったく違うところで評価を下げているとしか思えないのですが、では何故このようなことになってしまったのかを考えてみます。
それは、モリダイラ(Jim Dunlopの国内輸入代理店)の売り文句に「ハイゲインなメタルもOK」みたいなことが書かれていたせいだと思われます。実際のところ、このオーバードライブ単体ではせいぜい70年代のハードロックが限界です。またゲインを上げるとどんどんファズっぽくなっていきますので、どうやってもメタルはムリです。
基本的な音色は「ローがやたら出るBD-2」くらいに考えておくとちょうど良いかと思います。BD-2単体でメタルをやる人はそういないと思いますが、つまりそういうことです。モリダイラが「ブルージーなオーバードライブ」を全面に押し出して宣伝すれば、BD-2を食えた可能性すらあるのですが...
MC402のファズっぽさの要因はズバリ、OP275オペアンプです。早い話がCAE Freddy FuzzやBlack Cat OD-1と同じオペアンプで、このオペアンプでオーバードライブを作ればたいてい機械的な歪み(=ファズっぽい歪み)になります。以前DOD 250 Overdrive/Preamp復刻版にこのオペアンプを載せたところ、見事それっぽい音になりました。
ただMC402はFreddy Fuzzとは違い、歪みはオペアンプだけでなくシリコンダイオードによるクリップ回路を搭載しています。ピッキングやボリュームの追従の良さから考えると、TS系のアクティブクリップではなく、DS-1やRATと同じパッシブクリップだと思われます。
ちなみに自分はMC402をファズっぽいと思いません。ゲインを下げた状態であればピッキングの強弱である程度歪み加減を調整出来る、アンプライクな歪みだと思います。