KUROSAWA The Fuzz

Kurosawa - The Fuzz

オークションで妙なペダルを入手しました。「The Fuzz」と筐体に書かれているファズです。

いろいろ調べてみたところ、製造はLOCOBOXでクロサワ楽器が80年代後半にオリジナルエフェクターとして販売していたもののようです。

Tone Benderを小さくしたような軽めの筐体(ABS樹脂製)にVolumeとTone、そしてA/Bのモード切替の3つのコントロールが付いています。Aモードはオクタヴィア風、Bモードはドンシャリファズ+アッパーオクターブ音というオクターブファズです。

出音ですが、Toneを目一杯上げるとかなり無茶な歪み方をします。しかも歪み加減を調節するためのコントロールが一切ありません。Aモードは純然たるオクタヴィア風の音で、和音なぞ弾いた日には音になりません。BモードはBig Muff系の重めの音にアッパーオクターブ音が付いてくるというトンデモな音です。AモードもBモードもコンプレッションが強く、サスティンが途切れるとブツッと音が切れます。ミュートしている間は非常に静かです。

なかなかクレイジーなファズで気に入ったのですが、トーンコントロールは厄介です。Toneを下げると低音と共に音量も一気に下がってしまいます。しかもこのトーンコントロールは右に捻ると音量とともにローが増し、左に捻ると高域はそのままローが削られる逆ハイパスフィルタ的な動作をするため、迫力ある音量を得るためにはどうしてもToneを全開にせざるを得ないという何とも男前な仕様となっています。おそらくHPFなトーン回路の後ろに出力バッファが無いので、ローを削ると同時に音量も削ってしまうのでしょう。どうせならRATと同じ構造にしてしまえばよかったのに。

上記のトーンコントロールについて訂正。

この機種のToneは他の一般的な歪みペダルでいうGainやDriveに相当する機能で、歪み量を調節するためのコントロールでした。

またボリュームコントロールもあまりファズらしくなく、全開にしてもさほど音量は上がりません。後ろにmicro ampを繋いで弾いてみましたが、これはなかなか良かったです。というかブースター必須。

80年代後期に製造されただけあって9VDC InやOn/Off確認用LEDは当然のように付いてます。


公開: 2008-09-26T00:11:00+09:00
更新: 2009-10-16T18:43:47+09:00