H25.12.28〜12.29 雲取山

年末登山、今年は東京都の最高峰「雲取山」と「両神山(別ページ)」に登ってきた。昨年はこの時期「瑞牆山」に登ったが、比較的雪も少ないので、今年も関東方面の山を選んだ。今年は、例年になく、けっこう降ったようだ。おかげで、雪山を存分に楽しんでくることができた。

今回の山行は、雲取山を単独で、両神山を東京在住の山の会会長のSさんと若手のFさんの3人で予定していた。


12月28日(土) 1日目

前日、仕事納めして一度家に帰り、食事を済ませて出かけた。新宿行きの夜行高速バスに乗るためだ。この日宿泊予定の雲取山荘に暗くなるまでに到着するためには、新宿を朝一に出発しなくてはならない。時間を有効に使うために高速バスを選んだ。

午前5時50分、新宿を出発。立川乗り換えで奥多摩駅に7時46分到着。鴨沢行きバスに乗る。次に到着した電車の登山者もいて、臨時便も出た。人のことは言えないけど、この時期でも山に登る人多いね。

バスは、9時10分登山口である鴨沢に到着。9時20分登り始めた。鴨沢は標高540mだから、2017mの頂上まで本日は標高差1500m登ることになる。さあ出発。


 
奥多摩駅

 
雲取山登山口

登山口付近は、雪が付いているが、アイゼンを装着するほどではない。標高900m辺りから雪の中を歩く。多くの人が歩くので、トレースもしっかりしていて、アイゼンは使用しなかった。日本海側では荒れ模様とのことだったが、こちら本日快晴なり。お天気にも恵まれて快適な山登りだ。

登り始めて約3時間30分、七ツ石小屋到着。(12:45) 富士山も顔を出している。

 
登山道から富士山

 
七ツ石小屋

 
雲取山が見えてきた

 
頂上まであと少し

ブナ坂、奥多摩小屋を経由して、頂上到着15時25分。登山口から約6時間だ。雪道のため若干コースタイムより時間を費やした。頂上付近は約50cmの積雪となっていた。少し雲がかかり始めていたが、富士山も眺めることができた。

 
 
雲取山頂上

 
頂上から富士山

本日の宿泊、雲取山荘に15時50分着。
雲取山荘は、少人数の部屋となっていて、4人の相部屋だった。各部屋こたつが置いてあり、暖をとることができる。ありがたい。4人で山談義して早めに就寝。


12月29日(日) 2日目

朝食を済ませ、雲取山荘を7時20分出発。ほとんどの人が登ってきた鴨沢方面に下山している。小生三峯神社方面(北側)へ下山する計画を立てており、翌日両神山へ一緒に登るSさんとFさんと待ち合わせしている。


 
 
雲取山荘

 
白岩山の休憩テーブル

こちらのルートは、2つの山を越えていく。下っているのに登りがあるのはつらいものがある。白岩山は、標高1921mだから雲取山荘よりも高い位置にある。大ダワまで200m下って、また200m登り返している。

ここ白岩山まで誰にも会わなかった。静かな山歩きだ。ここから下っていく途中で、やっと1人登ってくる人に出会ったが、三峯神社までに10数人に出合っただけだ。

もうひとつ、霧藻ケ峰を通過しなければならない。10時30分霧藻ケ峰到着。この霧藻ケ峰は昭和8年秩父宮殿下が登山されたときに命名されたそうだ。両殿下のレリーフがつくられていた

ここからは、翌日登る「両神山」、少し遠くに白く輝く「浅間山」が眺められた。

 
後方が両神山

 
秩父宮殿下のレリーフ

順調に下っていって、11時25分三峯神社に到着。12時に待ち合わせしていたSさん・Fさんと合流。昼食にそばを食べて、三峯神社を参拝。
Sさんの車で、本日の宿泊、赤谷温泉小鹿荘に向かった。


 
三峯神社

 
雲取山を振り返る

東京都の最高峰「雲取山」、深田久弥氏も「煤煙とコンクリートの壁とネオンサインのみがいたづらにふえていく東京都に、原生林に覆われた雲取山があることは誇っていいだろう。」と言っている。大都市から近いだけでなく、魅力のある山だから人気もあるのだろう。そう思った。

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