山の会9人の仲間と、北アルプスの人気の山、「燕岳」に登ってきた。コースは、中房温泉からの一般的な合戦尾根であるが、北アルプスの三大急登と言われる。この時期、北アルプスは、やっと山小屋も営業開始したところで、冬山だ。稀にみる天気と言わるほどの最高の天候に恵まれ、雪に覆われた北アルプスの美しい山々の姿に堪能してきた。 山名は、春の雪形が燕に似ていることからのようである。なぜ「つばめだけ」と言わないで「つばくろだけ」なのか。ちょっと調べてみた。昔から「つばめ」は、「つばくらめ」と言われていて、それが略され「つばくら」となり、音変化して「つばくろ」となっているようだ。関係ないが、ヤクルトスワローズのマスコットは「つば九郎」だ。 4月27日(土) 1日目 |
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中房温泉本館玄関 |
部屋の窓から大湯 |
4月28日(日) 2日目 |
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第2ベンチ |
第3ベンチ |
富士見ベンチ |
雪に埋もれた合戦小屋 |
にぎわう合戦小屋 |
合戦小屋の由来 |
燕山荘には、13時30分到着。 南西方面は、東鎌尾根、西鎌尾根、北鎌尾根と裾を広げて堂々とした槍ヶ岳、並んで穂高連峰、少し遠くに笠ヶ岳、北側には、剱岳、やや右に双耳峰鹿島槍ヶ岳、さらに遠くには、妙高山方面、南東側には南アルプスの山々が一望だ。夏山と違うところは、山が白いこと、当たり前の話ではあるが、素晴らしいの一言に尽きる。 メンバーと写真を撮り合って、登頂したことの喜びをかみしめて山荘に戻った。山荘到着14時30分。 |
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燕山荘から燕岳 |
頂上標識 |
燕岳頂上から槍ヶ岳 |
燕岳頂上から鹿島槍ヶ岳 |
受付を済ませて、19時の夕食まで山荘内で談笑。本日の素晴らしい登頂のことやこれからの計画等に、話は尽きなかった。 それにしても、ここの燕山荘は収容人数600人であるが、本日300人程度は入っていただろうか。山荘主催の雪山教室などもあって、全国各地から来ている。北アルプスの入門コースと言われているが、この季節でこれほどの人が登ってきているとは思わなかった。 夕食のとき、山荘のご主人から、ここはまだ冬山であること、しかし本日のような天気のいい日は、今の季節一番雪が多く、素晴らしい眺めであること、その他、留意しなければならないこと等のお話をいただいた。そして、ここの名物である「アルプスホルン」の演奏だ。生で聴くのは初めてである。本場のアルプスから持って帰ったものだそうだ。 |
アルプスホルンを演奏する燕山荘のご主人 |
4月29日(月) 3日目 |
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朝日を浴びる燕岳 |
朝日を浴びる槍ヶ岳 |
さて、本日は下山のみの予定だ。7時35分出発。山荘から30分程度下ったところで、滑落停止の練習を行った。大学山岳部OBのSさん、Nさん、Yさんから、ピッケルを初めて買ったSNちゃんを中心にご指導をいただいた。 |
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出発前の燕山荘 |
滑落停止の練習 |
8時15分、合戦小屋到着。お湯を沸かしてティータイムにした。約20分程度休憩。雪道の下りは早い。登山口到着は、10時15分だった。滑落停止の練習やティータイムを取ったにも関わらず、下山時間は2時間40分だった。中房温泉の立ち寄り湯「湯原の湯」で汗を流して昼食。今回の山旅を締めくくった。 |
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