天城山・箱根(H21.12.19〜12.20)

12/19(土)1日目

今回は、S君の職場のサークル「L-山の会」に便乗させてもらって、今年の納会登山に参加してきた。名古屋からは私だけの参加で、他のメンバーは東京からである。

さすがに、12月ともなるとアルプス方面は無理であり、伊豆にある天城山を選択したということだろう。実は、昨年の12月、単独山行を計画していたため(都合で行けなかったが)情報収集はしていたので、ある程度は、どんな山かはわかっていた。伊豆にある山ということで、暖かいイメージがあるが、今回は今年最高の寒波が押し寄せてきており、四六時中寒い山行となった。

自宅を、5時15分頃出発。小雪の舞う名古屋駅を6時20分の新幹線で三島へ向かう。上りの新幹線は米原付近の降雪のため10分程度遅れていた。

三島駅にて東京のメンバー6名と合流。ここから修善寺まで伊豆箱根鉄道で約40分程度だ。修善寺からは、幹事のHさんが予め予約していたジャンボタクシーで八丁池口へ。10時頃到着。

八丁池口を10時10分に登り始めた。八丁池まではほとんど林道を歩くが、一部ショートカットの登山道がある。八丁池到着10時50分頃だった。湖面は凍っていて、乗っても大丈夫そうだったが、危険は避けた。マウンテンバイクで登ってきた若者たちの集団が、湖面で楽しく遊んでいる。


           八丁池口(登山口)                        八丁池

八丁池から山道に入っていき、天城縦走コースとなる。白田峠、戸塚峠を経て急坂を登ると小岳に到着。(12時40分頃)しばらく休憩して、片瀬峠まで下り、また登り返すと天城の最高峰「万三郎岳」(1406m)である。万三郎岳到着は、13時10分頃だった。山頂からの眺めはお世辞にも素晴らしいとは言えないが、木立の隙間から富士山が眺められた。


          万二郎岳から見た富士山                     万二郎岳頂上

さらに東へ縦走して、50分程度で「万二郎岳」(1300m)に到着した。万二郎岳も眺めはそれほど良くない。寒いのでしばらく休憩した後は下ることにし、先を急いだ。暖かい温泉が待っていると、すでに気持ちは本日宿泊のホテル(東急ハーヴェスト天城高原)に行っている。

天城高原ゴルフ場の登山口へ下山したのは、ちょうど3時だった。ホテルまで歩いて約50分程度であろうが、ここからバスに乗ることにして、乗るまでの20分ほどゴルフ場の談話室で寒さをしのいだ。

東急ハーヴェスト天城高原は、大浴場から富士山を眺めることができる。そのように設計されているのであろうが、どこの銭湯にもある絵の富士山でなく本物だ。浴場北側全面ガラス張りで雪を冠った素晴らしい富士山を眺めながら、本日の山行の疲れを癒した。

そして、夕食をとりながらの山行談義、今年登った山々、来年登りたい山々、話は尽きない。山の好きな連中の集まりだから当然であるが、盛りあがって本日は終了した。

 

12/20(日)2日目

本日は、箱根旧街道を下るコースを予定していた。自由参加で7人のうち4人が参加。熱海駅から箱根関所跡までバスに乗り、そこから箱根湯元方面へ歩こうという計画だ。

天城高原を8時20分に出発し、箱根関所跡に着いたのは11時30分頃だった。途中十国峠を通るが、ここからの富士山も最高だ。天城高原から見た裾野の広い富士山もいいが、間近にみる富士山もいいものだ。やはり富士山は見る山だね。


          芦ノ湖から見た富士山

箱根関所跡を見学した後、歩き始めたのは12時頃だった。最初に少し登りがあるが、ほとんど下りである。大きな杉並木、石畳も随所にあって昔を偲ばせてくれる。「旧箱根街道」の標識も整備されており、ハイキングにいい道だ。

途中、甘酒茶屋、畑宿と通過して須雲川まで歩いた。須雲川から箱根湯本までは車道歩きとなるため、バスに切り替えた。正解だろう。

箱根湯本駅で解散。東京組は小田急で新宿へ。私は、小田原経由新幹線で名古屋へ帰宅して今回の山行を終えた。新幹線の車中でひとりビールを飲み、来年登りたい山々を想い廻らせながら…。

 

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