綿向山・竜王山(H24.4.28)



ゴールデンウィーク初日。朝から晴天。こんな日に山に登らないで、何するか。6時40分自宅を出発。伊勢湾岸道路、新名阪道経由で「綿向山(わたむきやま)」に登ってきた。山の名前を調べると楽しい。「綿向山」は、滋賀県日野町にあり、鈴鹿国定公園内の山だ。かつては、日野蚕種・日野絹の名で知られた養蚕地域で、「わたむき」は「わたつむぎ」が転化したようだ。(Yahoo!百科辞典) 


以前から、K君と計画していた山であるが、天候の関係でなかなか登れなかった山だ。本日もK君都合が悪かったので、単独で登ってきた。

予想はしていたが、ゴールデンウイーク初日、伊勢湾岸道路が、東名阪自動車道と合流する手前から渋滞していた。

新名阪自動車道甲賀土山インターチェンジで下りて登山口へ。約1時間のロスタイムで、登山口の駐車場に到着。(9:20)

30台程度の駐車スペースではあるが、ほぼ満車状態。さて、靴を履き替えて9時30分登り始めた。

しばらくは、沢沿いの緩やかな林道を歩く。これから登る「綿向山」がどっしりと構えていた。

20分程度林道を歩いたところに表登山道の入り口があり、本格的な登山道となる。登山道はよく整備されていて歩きやすい。



これから登る綿向山
日野町も観光資源として整備されているようであるし、「綿向山を愛する会」があって、地元のこの山に対する思い入れが窺える。

登山口からつづら折りの登山道を登っていく。いくつかの休憩ポイントがあるが、三合目を過ぎたあたりに「あざみ小舎」がある。ここで小休止した。「五合目小屋」からの眺めがいいが、ここは通過した。

頂上へは、最後に40〜50段の階段を登る。11時15分「綿向山」頂上に到着。頂上には、ケルンが建てられている。

本日は天気も最高で、鈴鹿の山々が見渡せた。東の方向、目の前に雨乞山が広がり、そして鈴鹿の槍ヶ岳と言われる鎌ヶ岳がそびえている。さらに鈴鹿山地の峰々が広がり、その向こうに伊勢湾まで確認できた。

頂上標識にも書かれていたが、綿向山は標高1110mで、これにちなんで、11月10日は綿向山の日としている。行事が行われているようだ。



綿向山頂上
頂上には、地元高校生の課外活動と思われる20人程度の団体を含め30〜40人程度の人でにぎわっている。

昼食のため本日もカップラーメンを持ってきたが、ちょっと選択を誤ったようだ。雲ひとつない汗ばむ陽気の中で、ラーメンを食べた。

竜王山への縦走を計画していたので、早速昼食を済ませて、歩き始める。綿向山頂上から5分ほど歩いたところに、「ブナの珍変木」がある。
(下の写真)ここをくぐると幸せを呼ぶとあるので、もちろんくぐって見た。
私も迷信深い人間のひとりではあるが、このように書かれていたらほとんどの人が、くぐりますよねぇ。



頂上から鎌ヶ岳





ぶなの珍変木

さて、縦走路は、「危険個所が多いので注意」と、いくつかの立て看板を目にした。ロープも張ってあり、注意深く通過すれば、大丈夫だが、綿向山からは、下りになるから十分注意することは必要だ。

縦走路から、琵琶湖が眺められた。春の霞みではっきりではないが、比良山系の山々も確認できる。

アップダウンを繰り返して、13時25分竜王山に到着。綿向山を出発して約1時間30分だった。

竜王山頂上は、特に展望が開けているわけでもなく、それほど広くもないので、少し休憩しただけで下山することとした。

西明禅寺の近くを経由して、駐車場に帰ってきたのは2時20分だった。


竜王山への縦走路


鈴鹿の山も、いくつか登ってきたが、初心者からベテランまで迎えてくれるし、それぞれの山に個性があって楽しい。

今回は、天気も良く、東に伊勢湾、西に琵琶湖と、両方を遠望できて、お得な山登りだった。



竜王山頂上


 年度別登山口へ     山岳名登山口へ    トップページへ