猿投山(H23.2.13)

猿投山(さなげやま)に登ってきた。「猿を投げる山」? 猿投グリーンロードがあるので、愛知県の人は、みんな知っているが、面白い名の山だ。ネットで調べてみると、由来は「景行天皇が、伊勢の国へ赴いた際に、かわいがっていた猿が、不吉なことを行ったので、海へ投げ捨てた。その猿が、今の猿投山に住んだとされる。」とあった。

K君の車で上小田井を8時に出発、猿投神社に8時40分到着した。40〜50台は停められる登山者用駐車場はすでに満車だ。猿投山に対して大変失礼だが、この季節、この山で驚きだ。この季節だから低山に来ているともいえるのだけれど。神社で何か行事でもあったのかもしれないが、登山者も結構な人だ。

8時50分舗装された林道を歩き始めた。しばらく歩くと水車小屋がある。かつては実用されていたのであろうが、見るからに観光目的っぽい。歩き始めて20分ほどすると、林道と分かれて登山道がある。クマ注意の看板が数か所あり、目撃情報も書いてあるが、こんなところでも本当に出るのぉ〜と疑いたくなる。


          水車小屋                              東の宮

しばらく登りが続くが、登山道と言っても東海自然歩道の一部で、ハイキングコースだ。やがて東の宮の入り口に到着。ここから東の宮まで、まだしばらく登っている。東の宮に到着したのは10時15分だった。

小休止して山頂を目指した。東の宮を出てしばらくすると、登山道も雪が覆っている。危ないのでアイゼンを装着した。低山猿投山標高629mを甘く見てはいけない。高い山も低い山も危険度は同じだ。アイゼンがしっかり利いた。

 
            西の宮                         豊田市方面の眺望

頂上到着10時40分。駐車場を出発して約1時間50分だ。頂上は、雪で覆われているし、展望もないので東の宮まで下って食事することにした。東の宮でお湯を沸かしてカップラーメンを食べ、温かいコーヒーを飲んだ。寒い季節はこれが最高だ。

食事時間をそれほど取らないで、帰りは西の宮方面へ下ることにした。ここを下る途中、本日初めて下界を見ることができた。豊田市街がきれいに眺められた。雪道に気を取られ、展望のことをすっかり忘れていたのだ。

西の宮も立派なお社だ。自然観察の道を行くと、来た道に戻る。駐車場に帰ってきたのは1時20分だった。「猿投山」名前につられて登ってきたが、これほど人気のある山とは思わなかった。ほとんど毎日の日課にしている人もいるとか。今年の初登山だった。


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