2022.6.10(金)〜6.12(日) 皇海山

 
有志7人で皇海山に登ってきた。2年前3人で計画したが、天候が悪く断念した山のリベンジだ。今回はリベンジ3人と4人が加わって7人ということになった。皇海山はすかいさんと読む。響のいい名前であるが、これまで登った山の中でも5本の指に入るくらいの厳しい山だった。とても一人では登れなかっただろう。同行したメンバーに感謝だ。

2022.6.10(金) 1日目

名古屋を新幹線の始発で出かけた。S先輩と待ち合わせの東所沢駅で9時20分すぎにピックアップしてもらって登山口のある足尾温泉かじか荘を目指す。途中買い出しのためスーパーマーケットで別の乗り合わせ隊と合流。昼食もすませて登山口を目指した。

14時過ぎ登山開始。本日は約2時間30分ほどの行程で、避難小屋の庚申山荘までだ。一の鳥居までの半分は林道歩きで、そこからは一般登山道となる。一の鳥居の近くに庚申七滝があり、寄り道してみた。
 

庚申七滝

 
 
庚申山荘

夕食は豚のしゃぶしゃぶだった。なんと、私のミスでスーパーで買った野菜を車の中に置いてきてしまったのだ。野菜なしの肉だけしゃぶしゃぶと相成った。たいへん申し訳ないことをしてしまった。
40名程度宿泊できる避難小屋ではあるが、本日は15名の団体もあってほぼ満室状態。翌日早いので、食事後は早めに布団についた。


2022.6.11(土) 2日目

団体さん、朝2時頃から起きて身支度をしている。目が覚めてしまった。我々も3時30分頃には起床して朝食をとった。夜中に激しい音をたてて降っていた雨もやんでいた。
この時期4時過ぎから明るくなってくる。庚申山荘4時25分出発。何が待ち受けているか。ある程度は下調べしているものの不安と期待で歩き始めた。
歩き始めて約1時間30分、6時前に庚申山到着。ここ庚申山は江戸時代から登られていた有名な信仰の山だったようだ。展望は良くないが、少し歩いたところから開けてきて、これから通過する鋸山と本峰の皇海山が見えてきた。


庚申山頂上

 
 
皇海山が見えてきた

ここからが緊張の連続だった。いくつもの鎖場、ロープ、梯子の連続で登りだけでなく、下りのロープもある。楽しむという余裕がなかった。


       緊張の連続

 
皇海山への稜線

いくつかのピークを越えて、鋸山に到着したのは9時だった。出発して4時間30分かかっている。さらに皇海山本峰までは不動沢のコルまで140m下って登り返す。この下りもロープの岩だ。さらに緊張は続く。
出発して6時間30分、やっとの思いで皇海山頂上到着。とりあえずしばし休憩を取って写真撮影。残念だが、曇っているので下界の展望もなし。行動食を取ってすぐに下山だ。


      鋸山頂上

 
 
頂上到着

下山は、六林班峠経由で計画している。こちらの登山道は、鋸山を越えると険しい難所は少ないが、とにかく時間がかかる長い道だ。途中少し雨に会ったが、雨具を着たとたんにやんだ。結局庚申山荘に戻ってきたのは17時前で、下山に約6時間費やしたことになる。この時期日が長いから明るいうちに戻ることができる。朝4時30分に出発して夕方17時までの12時間30分の行動は初めてだ。ふだん水をあまり飲まないのに、本日は2リットル程度飲んだだろうか。疲れた。


2022.6.12(日) 3日目

本日は、登山口かじか荘まで2時間の下山を残すのみとなっている。6時30分に出発、8時30分に到着して今回の山旅を終えた。このまま帰るにはもったいないので、すぐ近くの足尾銅山の観光と相成った。その後は渡良瀬渓谷鉄道水沼駅に併設されている温泉に浸かり、食事をして帰る。


足尾銅山

 
足尾銅山2

今回の山旅、私にとっては日本百名山96座目となり、無事制覇できたことをうれしく思う。同行したOさんは、99座目でリーチがかかった。9月に幌尻岳で2人とも百名山完登の予定だ。それまで私は3座の難関が待っている。なんとかクリアしたいと思っている。ここまで来たのだから。

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