以前から計画していた、平ヶ岳プリンスルートを登ってきた。このルートは現在の天皇陛下が皇太子の時登られたルートで、銀山平にある２件の民宿に宿泊した者だけ許可されるルートだ。一般のルートであれば2日かかるところを6時間程度で日帰りできる。天気も良く山仲間3人で初秋の山登りを楽しんできた。 2021.9.18(土)　1日目 本日は銀山平の民宿までの移動だけだ。名古屋発8時長野行の「しなの」で出かけた。東京を経由して上越新幹線を利用するのが一般的であるが、長野経由してレンタカーを利用すれば、往復で相当の価格に差が出る。東京から来るTさんと長野駅で合流。 銀山平には以前越後駒ヶ岳に登った時に宿泊したことがあり2回目だ。部屋はすべてロッジでベッドが完備された快適な民宿だ。 2021.9.19(日)　2日目 朝3時30分に起床。4時に民宿のマイクロバスで登山口まで送迎してもらう。宿から登山口まで約1時間30分を要する。6時前、出発した。
宿泊した銀山平の民宿樹湖里	中ノ岐登山口
急登を登ること2時間30分、玉子石への分岐に到着。ここまでくれば頂上までの急登はほとんどない。名前のとおり頂上付近は平坦な地形となっている。
展望が開けてきた	コメントのある標識
平ヶ岳の山頂付近1	山頂付近2
まずは、玉子石に行ってみた。まわりに大きな岩はなく、池塘をちりばめた草原の中にひときわ目立つ奇岩だ。(8:30)　それにしても、昨日の雨が嘘のように晴れ渡り気持ちのいい山登りとなっている。
玉子石	池塘が点在している
玉子石を後にして、超滋養を目指す。玉子石から約50分、頂上到着。頂上三角点は樹木に囲まれてひっそりとしたところにある。頂上付近からの展望は素晴らしい。正面東側に燧ヶ岳が展望でき、双耳峰が確認できる。北に目を向けると越後駒ヶ岳だ。さらには、ここ新潟県からなんと富士山が遠望できた。昨日の雨で空気が澄んでることで見ることができるようだ。ラッキーだった。
平ヶ岳頂上	頂上にて
頂上から燧ケ岳	頂上から越後駒ヶ岳方面
送迎バスへ12時30分までに下山しなければならないため、あまりゆっくりできないので先を急いだ。下山は12時過ぎだった。民宿にもどり、長野へ車を走らせて今回の山旅を終えた。日本百名山、94座目登頂。 平ヶ岳、今ではテレビなどで紹介されるのでこの山の存在を知る人が増えているが、かつては知らない人が多かったようだ。深田久弥さんはこの山に特別な思いで登っている。当時は登山道もなく、かなり藪こぎしながら登っている。百名山に恥ずかしくない山だった。
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