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秋田と山形の県境にそびえる東北の名峰「鳥海山」に登ってきた。深田久弥氏も「東北第一の名峰」と言っているように、眺めてよし、登ってよしの素晴らしい山だ。天候にも恵まれ、またこの季節百花繚乱の高山植物にも出会うことができ、さらには雪渓の登山道を歩くという機会にも恵まれて、少し厳しい時もあったが存分に楽しんできた。 2021.7.23(金) 1日目 予定していた中部空港からの秋田便が欠航となったため、山形空港経由で象潟入り。前日から秋田入りしていた東京組の2人との待ち合わせが遅いので、象潟郷土資料館や象潟海岸、九十九島を見学した。 16時40分象潟駅で2人と合流。レンタカーでまずは蚶満寺へ。蚶満寺には芭蕉の句碑が残されていて、山門も風格がある。象潟は、松尾芭蕉の辿った奥の細道で最北端の地である。 本日の泊りは象潟にある「さんねむ温泉」。翌日からの登山に備えた。 |
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![]() 象潟の海岸 |
![]() 象潟や雨に西施がねぶの花 |
![]() 道の駅の展望台から九十九島 |
![]() 蚶満寺 |
2021.7.24(土) 2日目 本日は鳥海山の肩にある山小屋を予約しているので、コースタイム約5時間程度の登りだ。宿をゆっくり8時に出発して、登山口の鉾立を目指した。鉾立に着いてびっくり。100台を超える駐車場は満車となっている。路上駐車も40〜50台はあっただろうか。我々もやむを得ず路上駐車。 9時頃登山開始。天気がいいのはうれしいのだが、暑くてなかなか足が前に出ない。朝からかなりの汗をかく。20分ごとに休憩して登っていく。登り始めて2時間30分、御浜小屋・鳥海湖に到着。期待通りの素晴らしい展望だ。このあたりは、今の季節高山植物が咲き誇っていて、山全体がお花畑と言っていいほどだ。固有種の「チョウカイアザミ」もあちこちに見つけることができる。 |
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![]() 山全体がお花畑 |
![]() 鳥海湖 |
鳥海湖から約1時間、アップダウンの登山道を進むと「七五三掛(しめかけ)」というところに到着。ここから約80mほど下って、雪渓に入る。約30〜40分ほど雪渓歩きだ。途中休憩地点で持ってきたドローンを飛ばしてみた。残念ながら撮影した動画を操作ミスで保存していなかった。悔やまれる。 |
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![]() 固有種「チョウカイアザミ」 |
![]() 雪渓を登る |
予定では14:30頃到着を見込んでいたが、15時過ぎに山小屋到着。頂上へはまだ20〜30分必要だ。今日はここまでにした。山小屋前の空地で早速おつかれさん会。ドローンもまた飛ばしてみた。今度は録画撮影に成功。360°の展望を撮影してみた。 |
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![]() 鳥海山頂上山小屋 |
![]() 山小屋から外輪山 |
2021.7.25(日) 3日目 朝4時過ぎ起床。ご来光の時間が4時30分頃と聞いてはいたが、出遅れた。とりあえず頂上目指して登って行った。けっこうな岩場を登っていく。頂上に着いたときにはすでにご来光は登った後だったが、記念撮影して下山。下りは別の雪渓を歩く。 |
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![]() 頂上「新山」 |
![]() 下山途中で山小屋 |
山小屋に戻って5時30分から朝食。準備を整えて6時に下山開始。外輪山経由で下山する方法もあるが、少し易しい登ってきた道を選択。駐車場に戻ってきたのは11時頃だった。 象潟に戻り、一昨日宿泊した「さんねむ温泉」で汗を流し、秋田空港に向かう。 |
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東京組2人は16時過ぎ、小生は19時過ぎのフライトのため、空港で分かれて久保田城址に行ってみた。千秋公園の中にあり、本丸はない。メインの御隅櫓に行ってみた。暑いのでゆっくり見物してきた。空港に戻って一人打ち上げ。いぶりがっこをつまみにビールで、締めくくった。 鳥海山、私が今まで登ってきた山で、どこの山も素晴らしくて優劣は付けたくないが、その中でも上位にランクする山と言える。また登りたい山だ。 |
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