H29.9.3〜9.4 富士山 

バースデイ登山に富士山を選んだ。3年前、やはり吉田口馬返し(一合目)から登ったが、今回は0合目浅間神社から登ることとした。天候にも恵まれ、富士の麓から頂上までを無事登ることができた。まったく自己満足にすぎないが、64歳の誕生日を自分で祝った。日本一の富士山、なかなか登りごたえがあった。


H29.9.2(土)〜H29.9.3(日)

名古屋から山梨県へのアクセスは、高速バスが一番便利だ。昼便と夜行便があり、朝一で登る必要があるので、前日23:10発の夜行バスで出かけた。9/3の7:30富士山駅到着。待合室で持ってきたサンドイッチを食べて、バス案内所に行くと浅間神社方面のバスがすぐに出発するという。歩いても20分程度だが、早速乗り込んで「北口本宮富士浅間神社」へ。

富士宮の方は「富士浅間大社」だが、富士吉田の方は「富士浅間神社」となっている。麓からの登山道は、こちらが一般的だ。安全登山をお祈りして、アラスカから来たという3人の女性に写真を頼まれ、少しお話しして(どうでもいいことだが)、いざ出発8時5分。

 
北口本宮富士浅間神社

 
神社拝殿

「Y002」の標識に山頂まで14.5km・598分とある。約10時間だ。とりあえず今日は八合目まで登ることとしている。舗装道路と並行して、「富士山再発見の道」という遊歩道がある。舗装道路の方が早いと思うが、当然遊歩道を歩いた。熊注意の標識もあるが、歩いていて癒される。

 
山頂まで598分の標識

 
富士山再発見の道(遊歩道)を歩く

約2時間で馬返しに到着。ここまではバスがあり、3年前はここから登った。馬返しから少し行ったところに「富士山お休み処」がある。「お茶飲んでいきなさい。」という声に応えて立ち寄った。無料で「お茶と、もろきゅう」をいただく。ここで「富士登山認定書 申請書」をいただいた。麓から登ると認定書をもらえる。(頂上でもらわなくても郵送でもらえるので現在郵送で申請中)

 
馬返し

 
一合目鈴原神社

一合目10:30、二合目10:55、三合目11:20、四合目11:40、五合目12:10とゆっくり歩き、佐藤小屋へ12:30到着。当然ではあるが、富士山の裾野は緩やかで登るほど急登になる。この辺りまでは歩きやすい緩やかな登山道だ。佐藤小屋で昼食にして、少し寒くなったので暖かいコーヒーを飲んだ。
 
三合目

 
五合目佐藤小屋から富士吉田方面

六合目(13:30)で、富士スバルライン五合目から登ってくる本流と合流する。途端に人の波だ。この頃からガスの中に入って寒くなった。

 
富士山にも花は咲きます(キオン)

 
六合目付近

新七合目14:30、七合目15:30。渋滞していて思うようには歩けないが、さすがに疲れてきた。今夜宿泊予約していた八合目蓬莱館に16:10到着。浅間神社を出発して8時間、標高差2300m。これほどの標高差を1日で登ったのは初めてだ。富士山で百名山達成という方の3人グループと飲みながら山談義、富士山の山小屋名物カレーもいただき早めに就寝した。

 
七合目付近の急登

 
八合目蓬莱館に宿泊

H29.9.4(月)

2時起床。前日いただいていた朝食弁当を食べて2:30出発。ヘッドライトをつけた登山者が列をなす。5:00過ぎ吉田口頂上到着。東の空は雲が多く、ご来光とは言えないが、明るくなった空に向かって64歳まで生きてきたことに感謝し、「これからも元気に山に登れますように」と…。
 
9/4の朝東の空

 
吉田口頂上富士山頂上奥宮

吉田口頂上から剣ヶ峰に向かった。少し疲れ気味だったが、ここまで来たらやはり最高峰まで行かなくては、と。駿河湾を見下ろす。3700mを超える場所からの展望、高いと感じる。

 
大火口

 
富士宮口頂上付近から駿河湾

最高峰剣ヶ峰7:20。写真撮影に40分待ちだ。
2回目の朝食、3年前にも食べたが、富士宮口頂上付近の売店で800円のカップラーメンをいただいた。水たまりに氷が張っていたので夜中は氷点下だったと思う。中にダウンを着ていても寒いのでカップラーメンがおいしかった。
 
日本最高峰剣ヶ峰にて

 
富士宮口へ下山

下山は富士宮ルートを予定していた。10:50富士宮口五合目到着。約3時間かけて下山した。新富士行きのバスに乗り込んで、新幹線で名古屋へ帰ってきた。

富士山は下から見る山でもあるが、登って上から見る山でもあると思う。富士山だけは登ってみたいという人も多いが、それはそれでいいのではないかと思う。ただ、今回も思ったが、装備・服装・靴に気になる人も多かった。日本一高い山でもある。それなりに準備する必要がありますね。
年度別登山口へ  山岳名登山口へ   番外編へ   トップページへ