H28.10.8〜10.10 会津駒ヶ岳・燧ヶ岳

室町山の会、今年の秋季登山は、3連休を利用して「会津駒ヶ岳・燧ヶ岳」に登ってきた。当初、初日も檜枝岐村から近い「帝釈山」にも登る予定だったが、悪天候のため「大内宿」の観光に切り替えた。会津の名峰「会津駒ヶ岳」と尾瀬を見下ろす東北以北の最高峰「燧ヶ岳」へ。温泉宿あり、キャンプ場でのBBQありで、11名のメンバーで楽しんできた。

H28.10.8(土)
名古屋組は、6時41分の新幹線で出かけた。東京駅で乗り換え那須塩原駅へ。東京組と合流。さて、この頃一番の降りとなっていて、モチベーションが上がらない。この日予定していた「帝釈山」はあきらめて、観光に切り替え。会長のSさん、この辺りも詳しく、「大内宿」を目指すこととなった。レンタカー3台に分乗。

「大内宿」を知らなかったが、会津城下と下野の国(日光・今市)を結ぶ道の宿場町だったとのことで、かつては参勤交代にも利用されたそうだ。今はこのような観光施設となっていて、多くの観光客が来ている。
 
大内宿


大内宿(高台から)

 

今夜の宿は、檜枝岐温泉の「かぎや旅館」を予約していた。この旅館、時々各地でお世話になる「日本秘湯を守る会」の会員旅館で、檜ぶろのすべすべしたお湯は最高だ。夕食も地元の食材を使った料理をおいしくいただき、イワナの骨酒を少しいただいた。

 
かぎや旅館(日本秘湯を守る会)

 


 
夕食 おいしくくただきました

 
「尾瀬」と刺繍してある


H28.10.9(日) 会津駒ヶ岳

6時30分からの食事を済ませ、滝沢登山口に向かう。あいにくの小雨日和だ。すでに登山口に近い駐車場は20台程度あってほぼ満車状態だったが、うまく3台縦に並べて駐車。午後から雨が上がるとの予報を期待して、7時30分登り始めた。

 
会津駒ヶ岳登山口

 
小雨の中がまんの登山


雨はなかなか上がらない。がまんの登山だ。11時駒ノ小屋に到着。小屋の中は食事をする人で満杯。順番を待って食事をした。中からの汗と外からの雨で、寒い。震えがきたので、下着まで着替えた。低体温症はこんな時に起こるのだろう。

12時前に小屋を出発し、20分ほどで頂上到着。残念ながら展望はない。頂上写真だけ撮って、すぐに下山。天候が良ければ、草原の美しい「中門岳」まで足を延ばす予定だったが、ほとんどモチベーションが上がらなかった。

 
会津駒ヶ岳頂上

 
駒ノ大池


15時15分、登山口まで戻ってきた。

さて、本日は檜枝岐村から燧ヶ岳登山口よりの「かわばたキャンプ場」のロッジ泊だ。コック長のS君自宅からほとんどのBBQの食材を宅配便で送ってあり、準備万端だ。しかもまた、得意の回鍋肉を料理していただき、おいしくいただいた。

 
かわばたキャンプ場でBBQ

 
コック長S君


H28.10.10(月・祝) 燧ヶ岳

朝5時起床。昨日炊いていた御飯と、コック長S君の作った豚汁で朝食を取り、さらに残ったご飯で昼食用おにぎりを作って、6時15分過ぎ出発。
30分ほどで御池登山口の駐車場に到着。

昨日の夜、雪がちらついていたが、この日の朝は意外と暖かかった。雨は降っていない。時折晴れ間が出てきた。6時45分登山口を出発。少し木道を歩くと、急登が始まる。1時間ほどぬかるみの急登を登ると、草原広がる広沢田代に出る。
 
燧ヶ岳登山口

 
広沢田代


広沢田代を過ぎると、また急登が始まる。しかし昨日の雨で登山道はドロドロとなっている。50分ほど登ると熊沢田代と呼ばれる草原に達する。またここで一息いれることができる。徐々に高度を上げていく。10時25分二つのピークの一つ、爼ーに到着。少し休憩して、もう一つのピーク、柴安ーに向かう。一旦下って登り返す。約20分で燧ヶ岳最高峰の頂上到着。

頂上は広く、天気が良ければ、絶好の昼食休憩場所だろうなあ〜と思いながら俎ーで待っているメンバーもいるので、先を急いだ。
 
つかの間霧が晴れて熊沢田代を見下ろす

 
爼ーお社

 
燧ヶ岳頂上(柴安ー)

 
俎ー(まないたぐら)から尾瀬沼を見下ろす


爼ーでおにぎり食べて、11時30分下山開始。予約の新幹線の時間もあるが、遅れれば次の新幹線でもいいと思っていたが、1時間遅れとなる。下山時間約2時間、13時30分御池登山口に戻ってきた。かなり余裕があった。

今回の秋季登山、また雨にたたられてしまった。今年は、例年になく天候が不安定だ。山はやはり天候によって印象が変わる。でも、今回もお湯に浸かり、BBQをやり、楽しい山旅になった。メンバーに感謝です。


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