H28.9.10〜9.11 位山・金剛堂山

先週天気が悪かったことと、同行予定のK君の都合が悪かったので、1週間遅れで、岐阜県の名峰「位山」と富山県の信仰の山「金剛堂山」に登ってきた。共に日本二百名山に数えられている山で、展望のいい山だ。テント泊で自然に触れてきた。


H28.9.10(土) 位山

朝6時15分、名古屋発高山行「ワイドビュー61号」で出かけた。9時過ぎ高山到着。高山駅で予約していたレンタカーで、位山の登山口のある「道の駅モンテ゜ウス飛騨位山」に向かう。高山駅から20分の距離だ。10時に登山口から登り始めた。スキー場の脇を登っていくが、周りに樹木がないので、まともに陽が照り付けて暑い。

 
位山登山口付近から頂上方面

 
位山登山口

約45分登ったところ、スキー場リフト終点にたどり着いた。標高は1000mを超えた程度であるが、展望はいい。北アルプス槍ヶ岳から穂高連峰、少し遠いが立山連峰まで一望だ。御嶽山から噴煙が上がっているのが、目に入ってくる。

 
リフト終点展望台から北アルプス

 
噴煙を上げる御嶽山

スキー場リフト終点からは樹林帯に入る。ここまで登山口から暑い思いをしてきたが、少し歩きやすくなった。登山道も傾斜が緩く、1時間強で頂上付近の周回道路に着いた。「白山眺望スポット」の標識の立つ広場がある。さらに進んで位山頂上だ。頂上は、樹木に囲まれて展望はない。記念撮影だけで、「天の泉」方面へ行ってみた。

 
「白山眺望スポット」から

 
位山頂上

「御神水」と書かれた泉がある。飲んでみた。うまい。
頂上の東を巻くように歩いていくと、今度は「乗鞍岳眺望スポット」がある。ここで昼食にした。(12時過ぎ) そのまま進むと登ってきた道に合流する。「道の駅モンデウス飛騨位山」に帰ってきたのは14時15分だった。

 
位山御神水

 
「乗鞍岳眺望スポット」から

話はズレるが、このことを記さずしていられようか。本日泊まる予定の「杉ヶ平キャンプ場」への道だ。「杉ヶ平キャンプ場」は富山県にある。高山からここに向かうには、国道41号線を経由して、飛騨細江から分岐し、国道471号(472号)を通る。この国道は、林道よりも恐ろしい酷道だ。対向車が来るとかなり厳しい。片方は、ガードレールなしの崖となっていて、もう一方は落石の心配のある山肌がむき出しの道だ。運転を誤れば、命がない。

冬は当然通行止めになる道だ。ネットで調べてみると、酷道471号線を走った記録が多く掲載されている。しかし、スリルがあって、登山道の危険箇所を通るのと同じで、少し楽しませてくれた。

さて、16時過ぎに「杉ヶ平キャンプ場」に到着。K君本日マイテントデビューだ。テント場もガラ空きで、好きなところにテントを張ることができる。買ってきたビール・焼酎・ワインで、本日の山と道路に「ごくろうさん」と乾杯。

 
K君テント泊デビュー

 
21世紀の森杉ヶ平キャンプ場


H28.9.11(日) 金剛堂山

朝5時起床。朝食をとり、テントを片付け、6時過ぎキャンプ場を出発。金剛堂山の登山口である「栃谷登山口」に向かった。キャンプ場から約45分、7時前に到着。すでに数台の車が駐車している。富山の秘境と呼ばれている利賀村というところだ。トイレや避難小屋があって整備されている。

天気は曇りで時々薄日が差してくる。雨は降りそうにない。本日は標高差860mを登ることになる。登山口からまず、百瀬川にかかる橋を渡る。歩行距離1kmごとに標識が立っていて、頂上までの時間、目安がわかりやすい。登山道も危険箇所もなく、軽快に登ることができた。

 
栃谷登山口

 
頂上が見えてきた

頂上到着9時40分。登山口から2時間40分だった。金剛堂山と呼ばれているのは、ここ「前金剛(1637.9m)」であり、さらにその先、中金剛(1650m)、奥金剛(1616m)のピークがあるが、今日はここまでとした。

頂上の眺めはいい。北アルプス方面、ここからは立山連峰が近くに見える。剱岳・立山が確認できる。信仰の山として、古くから登られてきているようだ。頂上にはお社が祀られている。

 
頂上お社

 
案内盤

 
金剛堂山頂上から中金剛方面

 
頂上から館山連峰方面

軽く昼食を済ませ下山することにした。栃谷登山口到着12時過ぎ。登山口で少し休憩して高山に向かった。昨日とおった国道471号線は避けて、五箇山インターチェンジから東海北陸自動車道経由を選択。

時間があるので、五箇山インター近くにある「世界遺産五箇山合掌造り集落」に立ち寄った。白川郷が有名だが、このあたりけっこう合掌造り集落があることを知った。

 
民俗館だったかな?

 
集落全容

今回の山旅、前から計画はしていたが、やっと実現できた。まだ登っていない山を登るのは、「どんな山だろう」と期待が大きい。期待に応えてくれた2つの山だった。
 
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