小秀山にYさんと登ってきた。御嶽山を望むことのできる山で、日本二百名山だ。御嶽山は今でも噴煙を上げている。頂上から亡くなられた登山者、まだ今も行方不明の登山者に手を合わせた。小秀山は、標高1981.7mあり、登り4時間30分、下り3時間30分、頂上での休憩を入れて9時間とタフな山だった。
前日名古屋を午後から車で出発、下呂温泉に宿泊した。目的が山であり、温泉旅館ではない。翌日の朝が早いこともあって、民宿の素泊まりだ。温泉だけは、中小の旅館が共同で引いているお湯で、いい湯だった。
さて、当日は5時に宿を出発、5時30分に乙女渓谷キャンプ場の登山口到着。登山道は、二の谷コースと三の谷コースがある。登りは滝が多い二の谷コースを予定していたが、現在崩落個所があって、登山禁止となっていた。やむなく三の谷コースをピストンすることにした。
小秀山中央管理棟
5時45分登山開始。今日は標高差1100mだ。三の谷登山口までは約40分林道を歩く。林道終点から本格的な登山道が待っていた。登山口少し登ったところに、まさに「山の神」が祭られている。安全登山をお祈り。樹林帯の中、結構急坂をつづら折に登っていく。何度も休憩して呼吸を整える。朝方強かった風もおさまってきた。
三の谷登山口
山の神
8時45分二の谷コースとの合流地点に到着。ここを超えるとロープを張っている岩場が続く。しばらくすると兜岩と呼ばれる大きな岩が現れる。他の人の登山記録に、この岩に登った写真があったが、ちょっとスリリングなのでやめた。
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兜岩
9時25分第一高原に到着。標高1900mを超えた。ここからはほぼフラットな道ではあるが、少し雪が残っていて、解けた雪が水たまりとなっていて、ぬかるんだ道で歩きにくい。
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第一高原
第二高原、第三高原と通過して、頂上到着10時25分。4時間40分要した。目の前に雄大な御嶽山。今でも噴煙を上げている。東に木曽駒ヶ岳や空木岳など中央アルプスの山々、西に白山、荒島岳も確認できる。天気も上々で素晴らしい展望だ。
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頂上の目の前に御嶽山
噴煙を上げる御嶽山
頂上付近に立派な避難小屋が建てられている。建てられてまだ2、3年のようだ。避難小屋近くで昼食にした。定番のラーメン・おでん・コーヒー。約1時間の頂上休憩を終えて、下山前、もう一度頂上から御嶽山に向かって合掌。
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頂上付近から中央アルプス
11時25分下山開始。駐車場のある管理棟に帰ってきたのは、2時55分だった。(下山時間3時間30分)いつものことであるが、山と温泉はセット。帰りは「付知温泉おんぽいの湯」に浸かって帰った。
付知峡倉屋温泉おんぽいの湯
山の噴火も今なお熊本を襲っている地震も、日本は自然災害が多い。山に入ると自然のすごさ、とても人間では太刀打ちできない自然の力を見ることができる。山は優しくもあり、また怖い面も持ち合わせている。山の神を信じて崇拝することが必要だ。と思う。
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