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今年のゴールデンウイークは、「雪残る乗鞍岳&焼岳」と銘打って山の会のメンバー9人で雪山に行ってきた。平野部では夏を思わせる気候が続いているが、山はまだまだこの時期雪が深い。乗鞍岳は天気に恵まれ、素晴らしい大パノラマを満喫。そして大人の雪遊び尻セードなどとぞんぶんに楽しんできた。 |
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5/2(土) 1日目 東京チーム5人は、松本まで電車、松本からレンタカーで乗鞍高原入り。我々名古屋チーム4人はK君の車で名古屋駅を7時30分出発。東海北陸自動車道高山経由で乗鞍高原入り。そば処「中之屋」で12時過ぎに合流。 近くの「番所大滝」を見学して、春山バスのターミナル観光センター前へ。春山バスも4/29に開通したばかりだ。一般車は通行できないので、車を駐車場に止めて、14時30分発のバスを待って乗り込む。 |
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![]() 雪の壁 |
![]() 位ヶ原山荘 |
春山バスはこの時期まだ、位ヶ原山荘までの運行となっている。約40分ほどで位ヶ原山荘に到着。立山の雪の大谷ほどではないだろうが、ここも山荘近くは雪の壁となっている。本日はここで宿泊。天気もいいので山荘前のテーブルでいつものように宴会と相成った。 5/3(日) 2日目 5時30分に朝食をとり、6時頃スタートした。バス道を200mほど歩くとすぐに登山道に入る。アイゼンを装着する。真っ白な雪、真っ青な空の中、頂上を目指す。先頭を任されたのだが、なかなかコース取りは難しい。トレースの付いているところが歩きやすいので、ついついその跡を踏んでいくが、けっこう急勾配のところもあって体力を消耗する。 |
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![]() 山荘付近から乗鞍岳を望む |
![]() 雪上登山 |
8時45分3026mの頂上剣ヶ峰に到着。アイゼン装着の時間を除いて約2時間30分程度だった。さすがに3000mを超える頂上からのパロラマは、見事だ。南側、近くに御嶽山が堂々とそびえている。噴煙が上がっている。北側に穂高連峰、槍ヶ岳、そして笠ヶ岳等々一望だ。東側、浅間山、八ヶ岳、南アルプスの山々が連なる。西側には白山もはっきりと確認できた。 ここからは、日本を代表する山々が眺められるのだ。贅沢な眺めだ。そして自分の足で登ってきた人だけが、見ることのできる眺めなのだ。 |
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![]() 頂上剣ヶ峰 |
![]() 頂上祠 |
![]() 乗鞍岳頂上から御嶽山 |
![]() 乗鞍岳頂上から穂高連峰 |
20分程度頂上で楽しみ、肩の小屋へ下山。ここで大休止することとした。お湯を沸かしてコーヒータイム。約45分程度休憩して、畳平方面から下山することとなった。肩の小屋から畳平方面に行くには、夏道の遊歩道があるが、雪で危険個所があったので、引き返して摩利支天岳の稜線までとりついて下る道とした。 あまりこちらの方へは、人が来ていないようで、踏みあとも少なく、交代でラッセルをしながら登っていく。20分程度登ったところから畳平が見える稜線にたどり着く。会長Sさんのご指導で、コースを選んでもらって、富士見岳付近から位ヶ原山荘方面に下っていく。下りは尻セードできるところもあって、楽しく下って行った。 |
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![]() コロナ観測所付近から畳平 |
![]() 尻セードで下る |
12時ちょうど位ヶ原山荘到着。次のバスまで1時間半程度時間があるので、ラーメンを作って腹ごしらえをしたりして時間をつぶす。 13時32分のバスに乗って観光センターへ戻る。この日の宿泊は焼岳の登山口のある「中の湯温泉旅館」であるが、車で30分で行けることもあって近くの「一の瀬園地」で時間をつぶす。 5/4(月) 3日目 夜中に大きな音を立てて雨が降っていたが、朝起きるとやんでいた。これなら登れたかもしれないとは思ったものの、昨日の段階で天気予報から判断して断念していた。朝食も弁当から通常の朝食に変更してもらって、上高地散策を決めていたのだ。中の湯温泉旅館から無料で上高地まで送ってくれる。 |
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![]() 大正池から焼岳 |
![]() 大正池から岳沢 |
8時マイクロバスで出発。大正池で降ろしてもらい、バスターミナルまで散策する。途中雨が強くなってきた。焼岳も頂上付近はガスがかかっていた。断念したのは正解だったようだ。 さて、今回の山行、反省点もいくつかありそうだ。一つはグループで登るとき先頭を歩くペースの問題。特に今回のような雪上歩行の場合は、汗をかかないようにゆっくりと登るのが基本ではあるが、どうしても目標が見えていると早くなってしまう。息を切らして登る必要は全くない。 2つ目の反省点はザックへの装着の問題だ。しっかりと装着していなかったので、ピッケルを落としてしまった。しかも家へ帰るまで気が付かないというお粗末さ。山荘、旅館、バス会社など電話してみたところ、位ヶ原山荘に届いていた。雪上に落ちていたのを誰か届けてくれたようだ。尻セードに夢中になっていたとき落としたのだろう。次の山行に参考にしよう。 |
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年度別登山口へ ![]() ![]() ![]() |