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四国・中国地方を横断した台風は、日本海を抜けて低気圧に変わったものの、台風一過とはならず、不安定な天候の中、山の会のメンバー6人で予定していた西穂高岳を目指した。残念ながら登頂予定の当日もガス(霧)が晴れず、3人は西穂高岳頂上まで登り、私を含めた3人は独標までとして引き返すこととなった。 7/18(土) 1日目 今回は、東京から5人、名古屋から私1人での山行だ。本日は西穂山荘までの行程のため東京組の時間に合わせて、ゆっくり目の9時30分の高山行のバスで出発とした。ところが3連休の初日とあって、高速道路が一部渋滞のため予定の時間より45分の遅れで高山へ到着。乗継予定の新穂高温泉行バスに乗車できなかった。東京組も松本までの高速バスが1時間遅れとなり、共に1時間遅れとなって平湯からのバスに乗車となった。 新穂高温泉からのロープウェイも15時55分発の最終便に乗ることができて何とか、事なきを得たが、バスに乗る場合は、余裕を持った計画を立てる必要があると反省だ。 本日は西穂山荘に宿泊予定だ。標高2200mのロープウェイ西穂高口からコースタイム1時間30分登ったところだ。16時25分出発。小雨は止みそうもない。傘をさして登った。 17時30分西穂山荘到着。18時からの食事に間に合った。食事の後、いつものように飲みながらの山談笑でその日を終えた。 7/19(日) 2日目 朝4時前から目が覚めたので、外に出てみた。すでに出発の支度をしている人もいる。雨は止んでいるが、ガスは晴れていない。視界は20m程度だろうか。ちょっと気が乗らない。取り敢えず独標まで登ってみて、次の判断を考えることとなった。 |
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ガスの中の西穂山荘 |
出発前 |
朝食は弁当にしてもらって、5時10分西穂山荘出発。山荘からすぐのところのごろごろした大きな岩を登ると15分ほどで丸山に到着する。そこから約50分で独標に到着だ。独標手前の最後の登りは石が濡れていることもあって注意しながら登った。 6時20分独標到着。ここまでは「朝飯前だ!」なんて…。本当に朝食をとっていなかったので持ってきた弁当を広げる。それにしても霧の中だ。昨年ここから眺めた穂高連峰、笠ヶ岳等の素晴らしい展望を思い出す。 西穂高岳山頂を目指すかどうか。展望が期待できない中、リスクをとって難所を越えていくかどうか。モチベーションが上がらない。結局3人が山頂をめざし、私を含めた3人がここから引き返すことになった。 |
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丸山 |
西穂独標にて |
西穂山荘から丸山方面 |
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7時30分西穂山荘到着。談話室で3人の帰りを待った。10時15分3人が西穂高岳頂上を制して帰ってきた。すぐに荷物を整えて下山。 ロープウェイ西穂高口11時20分。11時30分発のロープウェイに乗って降りてきた。 タクシーで平湯温泉まで行き「ひらゆの森」で汗を流して打ち上げ、東京組と分かれて今回の山行を終えた。 いつものことであるが、山は天気によって楽しくもなり、がっかりにもなる。山は逃げないとよく言われるとおりで、次回また西穂高岳にも挑戦しよう。次の目標がまた出来た。 |
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