宮島弥山(H23.9.18)

ふるさと百名山(山と渓谷社)でも紹介されている「宮島弥山」に登ってきた。名古屋のタイガース仲間20人と対広島戦3試合の応援で、17日
(土)から広島入り。17日の残念会も1次会だけにして宿に帰り、山行に備えた。せっかく広島まで来て、弥山に登らずして帰ることができようか。

言わずと知れた宮島は、世界遺産に登録されているが、島自体原生林も含まれている。朝6時に起床。広島駅を8時頃の電車に乗って宮島口へ。宮島口からはJRのフェリー(連絡船)が出ている。


           洋上から弥山                           厳島神社


厳島神社には、以前にも来ているので、早速登山口へ向かう。いくつかの登山コースがあるが、紅葉谷コースを選択。登山道はよく整備されていて歩きやすい。100mごとに標識もあって頂上までの距離がよくわかる登山道だ。

ロープウェイへ向かう人はいるが、登る人はいない。天候不順で、登山開始時、雨は止んでいたが、登山道は滑りやすくなっていた。登山口を9時15分に出発。シカが登山道を邪魔している。「ちょっと通してくださいな。」と断って逃げてもらう。危険個所もなく鞍部には50分で到着。

ここ鞍部でロープウェイからの道と合流している。下であった外国人の方と会って「Hellow」となった。彼はロープウェイで来たが、ほとんど同じくらいの時間だ。ここから約15分で弘法大師開基の弥山本堂がある。そしてさらに10分で弥山山頂に到着した。(10時30分)


標高530mであるが、標高0mから登ってきたので、そのままの数字が標高差ということになる。頂上からは、瀬戸内海が見え隠れする。時折現れてくる島々の眺めが素晴らしい。いつもの山の景色とは趣を異にして、頂上から海の眺めもまた楽しからずや。

しばらく、瀬戸の眺めを楽しんだ後、下りはロープウェイを選択した。歩いて下山しても時間的には、ほとんど変わらないのであるが、ロープウェイからの眺めも楽しみたかったのだ。2つのロープウェイを乗り継いで下っている。最初のロープウェイ(登るときは後のロープウェイ)は、ほぼフラットで瀬戸内海の眺めを楽しめるようになっている。後のロープウェイで下っていた。

13時30分からのデーゲームに間に合うように帰りたかったので、厳島神社には外から拝し、名物「あなごめし」弁当を買って球場に直行した。
「弥山」は、これで3つ目だ。大山の「弥山」、大峰山の「弥山」そして、宮島「弥山」だ。山の名前は古くから継がれてきた名前、徐々に変わっていった名前、色々あるようだが、信仰の山と思われる名前である。「弥」には、「永久」とか「永劫」とかの意味があるみたいだ。


半日の短い山旅ではあったが、世界遺産「宮島弥山」を楽しんできた。


                 弥山山頂                        山頂から瀬戸の島々を眺める


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