99新雪山にウサギを追う
報告

99/4/4


今年のウサギ追いは2月11日に実施しました

99/2/11五味沢(農家民宿ふもと前)午前8時に集合し、近くの雪山に入りました。参加者は五味沢地区のマタギ達に私達も混ぜていただきました。
今年は不猟でした。
 朝日連峰の山麓で真っ白な野ウサギを追いました。
麓のマタギ達がカンジキ(雪下駄)を履いて雪だるまになりながら猟銃でウサギの巻き狩りをします。
私達はその巻き狩りの様子を、遠巻きになりながら見学をします。時には私達もエキサイトして大きな声を張り上げ、雪の中にいるウサギを追い出す手助けをしたりしてしまいます。(プロの迷惑にならない範囲で)
10人程で雪山を歩いて「ウサギ」を猟銃で捕るのが朝日連峰のウサギ狩りです。
雪国ではとかく運動不足になりがちですが、ここのマタギ達は休日の半日程を雪山で汗を流してウサギを狩ります。(これはかなりの重労働です)

汗を流した後は暖かいウサギ汁で冷たいビールを一杯。(ゴクゴク…たまらなーい

今年も十分おいしいビールを飲むことが出来ました。五味沢の皆さんありがとうございました。

猟の合間の休息 二人の手には仕留めたウサギ

積雪の上に転々と獣達の足跡‥…‥

 雪がやんだ森では獣達が縦横に歩き回ります。
その活動の証が足跡となって雪の上一面に残ります。この足跡を見て歩くのも雪山の楽しみの一つです。ウサギ、テン、狐、カモシカ等々。
ここ朝日連峰の五味沢地区では毎年「雪の学校」が開校になり、マタギ達のガイドでカンジキを付けて雪の野山を歩き回るツアーがあります。
「ウサギ狩り」と「足跡ツアー」は一見矛盾しているように思いますが、ここでは全く違和感がありません。
それは猟はここでは先祖代々から続いている生活そのもであり、足跡ツアーは村おこしの一つであり、全く同次元の生活そのものなのです。

だからここではツアーのもてなしに「ウサギ汁」が振る舞われるのです。

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