天変地異

24/01/28  工事中


 2024年元日午後4時過ぎ能登地方で地震発生。
年始でお屠蘇気分でテレビを見ていました。
能登地方で震度7の地震発生。それから津波警報で至急避難するように、女性アナウンサーの叫び声。アナウンサーらしからぬキリキリ声が長い時間続く。
ただ事でないのは十分伝わりました。

私はかなり遠距離ですので、傍観者でテレビに見入りました。
2011年3月11日の午後は庭にいましたが、第2波は立っていられないような揺れが直後に来ました。
今回は地震の後、直ぐに津波警報。
地震、津波、土砂崩れなどが立て続けでした。
しかし、津波の高さが想像以上に低い感じ。後で判ったことは津波の潮位計の損傷に有ったようです。実際は数メートルの津波が襲来していました。

真冬の北陸地方での震災、津波、土砂崩れのトリプル災害。
衷心より、お見舞い申し上げます。
輪島市では朝市通りの大火災。見るも無残な焼け跡です。
家屋倒壊や土砂崩れ、津波被害で、全容はひと月近く経過した今も不明です。
避難生活者も1万5千人くらいあり、降雪、積雪、厳寒期の寒さ!!!  お気の毒です。
片付け手伝いのボランティアも、主要道路の土砂崩れで駈けつけられない惨状です。
緊急車両も難渋しているとの報道です。不要不急の人の車両は厳禁です。

1月2日には、羽田飛行場で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機の衝突炎上事故
年明け2日連続の大事故で、2024年は明けました。
これも考えられないような事故でした。幸い、旅客機の乗客乗員に、死亡者などの人が出なかったことは不幸中の幸いと申せましょう。
年明けの大事故が2日続けたのは異例です。
どうなるのでしょうか? 
個々人が、細心の注意をすることが必要です。

 地盤隆起、海岸段丘

 能登半島地震では海岸線が長い距離に渡り隆起しました。
解説者の説明では、数千年に1度位の隆起量だそうです。
漁港などでは港内が干上がり、船の出入港が出来なくなりました。
海岸は砂地ではなく、岩礁地帯のようですので、浚渫船(ポンプ船)で航路を掘れません。ですから再使用するには長い時間の復旧工事が必要です。
漁船と言えども航路幅は数十メートルは必要でしょう。おそらく100m単位になるでしょう。

海岸段丘」の成り立ちは地理の時間に習いましたが、現実を見せつけられて唖然としています。
銚子市の犬吠埼も海岸段丘だと言いますが、この様に隆起したということが想像できません。
能登半島には大小幾つもの漁港があります。
国の予算を大量に注ぎ込んで、一日も早く復旧しましょう。