○感想
茨城県土浦市 松原 真裕
8時15分、駐車場を出発。9時08分、角楢小屋着。
10時少し前に大玉沢の吊橋を渡り、本格的な急登にかかる。慣れない草刈機を担ぎ、まさに牛歩のペース。おまけに雨が降ってきた。それでも11時19分には蛇引の水場入口に着く。あと30分足らずで稜線だ。
稜線に出るが視界は芳しくない。しかし歩くこと約40分。登りの先に見覚えのある道標が視界に入った。北大玉山の分岐だ。
肩に担いだ荷物を降ろして任務完了。時に12時25分。
腰を降ろし、今朝小国町のセブンイレブンで買ったお握りをほおばる。
往路は苦戦した道を、帰路は文字通り軽々と下る。蛇引の水場まではわずかに30分。
山道を下るにつれて木々の間から陽も射しはじめ、3時には角楢小屋に着いた。人影は見当たらないが、朝と比べてきれいな椅子が1脚増えている。
そして4時前、無事に大石小屋にたどり着く。『山さん』のほか、今朝茨城を発ったメンバーの姿も見えた。中に入るのは初めてだったが、塵一つ見当たらない涼しげな小屋の中にはゴザが敷かれ、今夜の客を待っていた。
未だ夏の陽は高く、昨夜11時に土浦の勤務先を発ってからのことを思い返してみた。
初参加だった去年は、茨城を早朝出発して昼過ぎに角楢小屋まで着き、一泊。そして翌朝大朝日岳を目指したものの、降りやまぬ雨に北大玉であえなく敗退し下山した。
昨年の2日間は、今年の16時間だった。
今回得た教訓は以下のとおり。
○飲料水は、2リットル以上の携行が必要。
○真夏の草刈には、以下の食糧は必携(どちらもドラッグストアで1個100円程度)。
・ポカリスエットの粉末
・チューブゼリー