私の自転車


2008年3月に自転車を購入した。
高校生の頃は自転車通学。以来40数年ぶりの自転車だ。
乗り始はフラフラ。昔の自転車は荷物が沢山積める荷物車。今だと差し詰めマウンテンバイクに荷台がしっかりしたものだろう。
当然変速ギヤは無い。
これで銚子の坂道を登って学校へ通ったのを思い出す。

動機は自転車遍路
 2007年秋に私の歩き野宿遍路は結願した。
2005年4月2日に家を出て、翌3日に1番札所霊山寺から歩き、その日は9番札所法輪時の駐車場脇で最初のテンとを張った。
以来、足掛け3年。4度に分けての区切り打ち。通算34泊。暑い日、雨の日、自然条件はいろいろ。
その際に自転車で遍路をしている多くの人にお会いした。ママチャリで周っている老夫婦にも会った。
「歩き遍路が終えたなら、次は自転車も良いなぁ」と思ったのが「自転車遍路」のきっかけだ。

自転車は佐原市(現 香取市)の昇自転車屋さんに「砂利道も走れ、荷物も積めて、スピードも程々出る自転車で、価格は5万円以下」という条件で依頼した。
1年を経過しても連絡なし。2008年1月に督促に行った。
昇商会:お客さんに奨めたい自転車が無いんです。ランドナーという型式なのだが、各メーカーが製造中止で製品が無いのです。
     私が昔乗ったのがこの店先にあるものです。
私:この自転車を修理してください。タイヤやチューブを取り替えてもらえればそれで結構ですから。
オヤジさんとそんな話をしているうちに「そうだ!!! うちの倉庫に昔仕入れたミヤタのランドナーが売れずに残っています」と言う。「だったらそれを組み立ててください」とお願いして私の自転車が手に入ったのです。注文条件のうち、5万円以下というのは満たされなかったが、それ以外は全て満足した。(仕入れたのは15年から20年前だそうだ)

自転車は3月15日に暫定仕上げで納品を受けた。その日は丁度山仲間の定年退職送別会が、茨城県内の山小屋風の施設で行われた日だ。
参加した山仲間、遊び仲間に早速お披露目。
その日から自転車乗りの練習。一番心配なのは「尻痛」克服。
四国遍路への出発までは≒1カ月。それまでに克服できなければ出発できない。

自転車特訓
 翌日から私の猛特訓が始まった。
というものの1日に乗れる距離は30km弱。それ以上は尻が痛くて我慢できない。毎週末に乗り、月曜日から木曜日までは尻の休養。
あまりの痛さにネットで検索して、尻痛克服のアドバイスを得ようと問い合わせたら前立腺肥大ではないかなどと言われる始末。
出発まで1週間になったころ、二日連続して1日あたり100km。二日で200kmを走ろうと心に決め、利根川の堤防で敢行した。
何とか出来たのです。後は四国で尻を騙しダマシすれば何とかなるだろうと、いつものノウ天気な私。
1カ月のトレーニングで私の自転車特訓は無事?終えた。

自転車遍路
 自転車遍路については遍路報告書の自転車遍路を見てください。
2008年のゴールデンウィークと2009年のゴールデンウィークの2シーズンで無事結願した。


自転車仲間

 自転車仲間が出来た。
私が自転車を始めたら、誰が言うともなく「自転車で近在を巡りましょうか」とういう話が出て、仲間が集い、徐々に数を増しつつある。
出会うたびにルートが話題になり、取り合えず「北浦一周」をすることになった。北浦というのは霞ヶ浦の一部で、霞ヶ浦は広い西浦と細長い北浦とが、行方台地を挟んで二つに分かれているのです。
上の写真は成田不動尊の新築された山門前にて。

2008年  記念すべき第1回は10月北浦1周、第2回は11月成田不動尊詣で、第3回は12月銚子半島1周
2009年  第4回は4月利根川周辺花見

犬吠崎の君ヶ浜渚ロード

回数を重ねるごとに参加者も増え、乗り方も様になりつつある。