徳島航路
4月24日夜、東京港を「オーシャン東九フェリー」で徳島に向かう。
当初は高速バスで行くつもりでいたが、調べてみるとJRバスは輪行袋は積めないという噂。JRに電話をするとやっぱり載せてはくれないという。
最近は電車もバスも自転車を載せてくれるらしいと聞いていたのでショックでした。
ちなみに京成バスと関東鉄道バスに電話で確認すると、載せていただけるとの返事。何故JRバスだけはダメなのか。
気を取り直して宅配便で荷物、装備を先行送りをし、電車で携行しようかと検討しているうち「フェリーはどうか?」と思いつく。
調べてみると東京港から、徳島港経由で九州行きのフェリーがあることが分かった。
1カ月前から予約を受けるとのこと。電話予約で申し込むと予約番号T−9。料金は1万円余り。自転車の輪行袋は370円。
船上
私は船の旅は好きだ。
時々大洗港から苫小牧港へ、孫に会いに行っているせいかも。船が港にいる間に風呂に入り、走り出す頃に一杯やる。
船酔いか酒酔いか分からないうちに、目的地に到着できるのが良い。
最近の船のレストランは、満足に営業をしていないように思う。乗船客がコンビニなどで弁当などを持参するため、営業としては成り立たないのかもしれない。
豪華客船のレストランのような施設を期待していないが(懐具合もあるし)、大衆価格でそこそこ美味いものが食えれば、乗船客はわざわざ手弁当を持ち込むことも無いかも。
船を利用する際は、どのようなレストランがあるか乗る前に調べておくと良いでしょう。
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船内の輪行袋 | 徳島港で組み上げた自転車 |
船の二等船室はがら空き状態。
連休の直前で、まだ人の動きは出ていないようである。
私は適当な区切りの中に荷物を下ろす。畳10帖以上あるスペースに2〜3人。
時間が経つと周囲の人とも何となく話をするようになる。私の隣組は若い男の人。横浜のラーメン職人という。
ラーメンにも職人がいるということを始めて知った。(それはそうかもしれないなぁ)
彼は四国遍路を原チャリでするという。
四万十川の潜水橋を最上流から最下流まで、すべてを調査(見学)するというのである。
荷物を積んで50ccでは坂道が大変なので、バイクを少々改造?して力が出るようにしてあるとか。メカにも明るいようである。
彼とは遍路中にも出会い(室戸岬の駐車場)、電話でも話をした。彼は四国を済ませ、高野山にも行ったと後日連絡を受けた。
四国上陸
4月25日午後1時10分徳島港に上陸。
早速自転車を組み立てて、2時に港を出発。いよいよお遍路の始まりである。
上の写真は荷物が未だ宅配ステーションにあるため空荷の自転車である。
この後、荷物を受け取り遍路のスタートとなる。