2006/02/21
角楢小屋の冬の顔 | 針生橋の積雪 | 針生中継所(ロボット) |
今年も厳寒期の角楢小屋に行き、吊り橋の点検と雪落としに行ってきました。
夏のあの穏やかな、ブナ林とは異なり厳しい世界である。積雪は3メートルを有に超え、小屋はすべて雪の中。
見当を付けて煙突を見つけ、屋根野の横の出入り口を探る。 そして雪堀。 出入りが出来るまでには1時間を要す。裏側の小窓も掘り出し酸欠対策。
小屋では早速ストーブに火をおこす。煙が出ない!! 煙突に雪が入り込んで煙道を塞いでいるのだ。 小屋中煙だらけ。 我慢をして燃やし続ける。
やがてモヤモヤと煙突から煙が出始める。 こうなればしめたもの。ドントン火力を上げる。 やがて勢いよく煙が出始めて、ストーブも音を出し始める。
小屋の中もようやくほのぼのと温まりだす。
外で雪堀をしていた初男さんや関さんも中へ入る。
今年の参加者は5人。
朝8時過ぎに徳網を出て小屋に着いたのは15時。今年の雪は重く、雪無し県からの私と中山さんにはつらい道のり。
途中の針生平で関さんが野ウサギをゲット。 今夜はウサギをいただける。それに北海道のエゾ鹿を友人からいただき炭火焼。
火が起きると皆で荷物の整理もそこそこに、まずはビールでご苦労様。 白鷹町から参加の鈴木さん持参のビールで生き返る。ご馳走様です鈴木さん。
やがて肴もポツリポツリ出来て、話に花が咲く。地酒やら焼酎やら日本酒。
鹿の塩焼きも、ウサギの炭火焼も、銚子で捕れた鰯のツミレもできた。関さんが一生懸命当たり鉢で練った労作。
おでんも煮あがり皆で舌鼓。酔いも回り賑やかな宴となりました。雪明りで外は未だ明るい。時々用足しに外に出るのだが、崖から転落しないように注意注意。
車止めで身支度 | すべて雪の中 | 針生小屋も雪ノ下 |
2月11日
車止めで身支度を整えてイザ!出発。
カンジキを初めて付ける中山さん(黄色の合羽)は嬉しそう。これからのつらいラッセルは未だ理解していない。
結局中山さんはラッセル泥棒に終始した。膝上までのラッセルは初めての人には無理がある。それで正解であった。回を重ねることによりやがて戦力になることでしょう。
大石の吊り橋 | 角楢吊り橋の雪落とし | 鈴出の吊り橋の点検(ワイヤー切れ) | ブナも身いっぱいの雪 |
雪落とし
大石橋も角楢橋も鈴出橋も雪の力でワイヤーがパンパンに張っている。
鈴出での橋は4本あるうちの上の上流側のワイヤーが切れた。この状態では一般の共用には耐えられない。
通行止めです。補修が終わるまでは鈴出での吊り橋は通行できません。雪シロが出なければ渡渉も可能ですが、これから雪解けが進む中では危険この上もありません。絶対に雪シロ時の渡渉はしないで下さい。自殺行為です。
補修は雪解けまでは不可能です。奥に入りたい人は祝瓶山経由でお願いします。