2005マイタケ事情

2005・09・28


 今年のマイタケ事情です。
まだまだ出始めです。これから涼しさが増すごとに出てきてほしいです。今のところ不調です。

ミズナラの根元にマイタケが 小学生のマイタケ 小学生のマイタケ

秋のキノコの一番手はマイタケ
今年もマイタケの季節になりました。私も先週、先々週と森にマイタケ採りに入りました。
マイタケはミズナラの大木の根元辺りに出ます。上の写真のように根元周辺にニョキニョキと。しかし、滅多やたらに生えているわけではありません。
ブナの森にはブナ、トチノキ、ホウノキ、オニグルミ、サワグルミ、ミズナラ、ハリノキ、カエデなど等色々な大木が生えています。
ブナの倒木にはブナハリタケ、ツキヨダケ、モダシ類、ナメコなどのキノコが生えます。
樹木が倒れて土に返るのには菌類の活躍なくしては腐食しないそうです。腐食に重要な働きをするのがキノコの仲間。
キノコは一年中生えています。厳寒期にも!!

秋になり食用キノコの一番手はマイタケでしょう。
モダシ類も早いけれど、一番手はマイタケ。9月10日過ぎから出始めます。彼岸の頃には沢山出てきます。
今年は彼岸が過ぎましたが、未だ本調子ではないようです。まったく駄目という訳ではありませんが、本調子ではありません。

マイタケはミズナラの木に生える
ミズナラはブナの森に比較的多く生えている木です。
でも、マイタケの生えるミズナラはまれです。ですから、マイタケの生える木は誰にも教えないのがマイタケ採りです。
そのミズナラも毎年はマイタケを生やすわけではありません。隔年であったり、3年おきであったり、5年も生えないものもあります。
だから、例えこれがマイタケの出る木だと言われても、実際にその木からマイタケを収穫しなければ信用しません。出来ません。

マイタケは山の授かり物
キノコに限らず、山の物はすべて授かり物です。
ましてマイタケはまさに授かり物です。多くの人達が期待して山に入ります。その中でマイタケをゲットできる人はまれです。一番いい時期にその木にたどり着いた人がマイタケを授かります。
ですからゲットした人は「舞い上がる」からマイタケだという説があるくらいです。

さあ行こう!!森の中へ
森はこれからキノコ本番です。
迷子にならないように注意しながら、森へ入り森を楽しみましょう。
森に入ると方角が分からなくなる人がいます。地図やコンパスを持って深入りせずに登山道周辺から楽しみましょう。
急な崖があったり、深い沢に出てしまったりします。ザイルなどを持てば安心かもしれないが、それは尚危険です。
慣れないうちは多少収穫が少なくても、安全第一で楽しみましょう。