ゴミに埋まる小屋

2001.5.21

 このGWに私は角楢小屋にいた。
初日は冬囲いを解き、小屋の清掃をした後、ブナの森を散策した。天気も良く、とても気持ちよく過ごせた。
難を言えばオガムシ(小国ではヘクサ虫という)が多く、退治しても退治しても次から次へと這い出してきて、これには難渋した。
2泊して帰る日、小屋の周辺を見渡すと、なんと多いゴミの数。
ご丁寧にポリ袋(コンビニで弁当を入れてくれる袋)に入れ、まとめたモノまで有るではないか。
街の中を歩くと交差点(少し田舎の)や一時停止の所などで見かけるゴミや空き缶。それがなんと角楢小屋の周辺に有るはあるは。
せっかく袋にまとめたのだから、そのままザックに入れて麓まで下ろして、しかるべき形で処分がどうして出来ないのか?
あの角楢小屋の周辺にどうして置いて来なければならないのか。
一番多いのは空き缶、空き瓶。それに弁当の空。

私達は此処何年も下山の折りにそれらのゴミを袋にまとめて背負い下ろしてきた。
多少のゴミはやむを得ないかもしれない。それは完璧を山に望むことが所詮無理だと言うこと(歩留まり)を、ある程度覚悟しているつもりだ。それをどの位だというのも書き表しづらい。多少のゴミはやむを得ないと考えているが、このところのゴミは多すぎる。

以前は私の仲間がしょっちゅう清掃登山のように小屋に入り、下山の折りにゴミを拾い集めてきれいにしていたが、その友が最近体調を壊し、足が遠のいている。そのせいもあってかゴミが目に付くのだろうか。
彼がGWの後半に久しぶりに小屋に行ってくれた。
やはり小屋の感想は「ゴミが多い」ということであった。
一番やっかいなのは小屋の前庭で焚き火をして、燃えない銀紙や空き缶、空き瓶をそのまま灰の中に埋め、その量が多くなってしまうこと。特に空き瓶は熱でひび割れて残っている。気を付けないと指を切るし。

山を汚さないこと気を付けて、携帯灰皿(灰箱)を持参してまでタバコを吸っている人もいる。
また、キャラメルの包装紙でも持ち帰る人が少なくない。にもかかわらずゴミが残る小屋。及びその周辺。
何方か良い方法を提案していただけませんか?

乞う提案。

実験的に何か良い方法を試してみたい。