2004.1.19(月) Yama 
   

太陽ニュートリノ問題への解答!


 火(核融合)に油(太陽に飛来し吸収される反νe)を注ぐとますます燃え上がる。その状態を基準にして予測するから、放出されるニュートリノが少ないように観測される。

 我々は今、P+反νe→N+e(+) の反応に着目しなければならない。

 これは、高温プラズマ状態の陽子Pに宇宙から飛来する反νeが捕えられて、中性子Nと陽電子e(+) になることを意味する。陽電子e(+)の方は、電子eと反応してγ線のエネルギーになる。一方、中性子Nはすぐに陽子Pと反応して(2)Hになりエネルギーを放出するが、P+P→(2)H の反応との決定的な違いは反νeを出さないことである。

 つまり、P+P→(2)H などが基本的な反応と考えられて来たが、左辺の陽子Pが宇宙から飛来する反νeによって中性子Nに化けてから N+P→(2)H となる反応が約半数ある。どちらも以降の反応は同様である。

 もし宇宙から飛来する反νeが捕獲されないと温度が下って P+P→(2)H 減速つまり反νeの発生が少なくなる。その状態で、宇宙から飛来する反νeが陽子Pに捕えられると、 N+P→(2)H 反応でエネルギーが発生し P+P→(2)H を促進する。つまり1つの飛来する反νeがトリガーとなって、直接的には N+P→(2)H (この反応は反νeを出さない)だが、近傍で P+P→(2)H (反νeが出る)により放出される1つの反νeがある。

 放出される1つの反νeに対して2つのエネルギー発生式があるので太陽での発生するエネルギーを基準にすると、放出される反νeは予想の半分しかない。以上は太陽エネルギー発生での主要な P−P反応(N−P反応)で起っていることである。

 高エネルギーの反νeは、P+P→(2)H 、N+P→(2)H どちらも以降の反応で同じように発生するので、発生エネルギーを基にした予想計算に対して反νeは半分までは減少しない。



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