2008.5.15版
重力原因物質として適しているニュートリノ
ニュートリノは、静止質量がきわめて小さくて、光速で直進し大きな運動エネルギーを持つ。
図は、重い物体Mbに対して質量極小の物体Maが弾性衝突する場合の運動量の関係を示しています。
A方向から飛んで来たMaはP点で弾性衝突して法線OC対称のB方向に行きます。
Mbは重いので衝突で運動量を貰ってもほとんど動きません。
それを踏まえて、エネルギー保存と運動量保存の両法則について考察します。
まず、Mbは動かないので受け取る運動エネルギーはゼロです。
するとエネルギー保存の法則から、Maは衝突前の運動エネルギーを衝突後もそのまま保持します。
ということは、衝突前後でのMaの運動量の絶対値も変化しません。
運動量は大きさと方向を持つベクトルです。
衝突前後では運動量ベクトルは図のような平行四辺形の関係になっていて、
Mbが法線方向に大きな運動量ベクトルを受けます。
ここで、ベクトルAPとPBは、衝突前後のMaの運動量です。
ベクトルCPは、衝突によってMbが受ける運動量です。
運動量保存の法則から、衝突前後でAP=CP+PBとなります。
この衝突での着眼点:
Maは、運動エネルギー不変、運動量の絶対値も不変。
Mbは、受取るエネルギーが発生せずに大きな運動量を貰う。
運動量は力の元になりますが、エネルギーによる発熱等がありません。
なお、Mbの質量が無限大ではなくMaよりも数桁大きい弾性衝突は、ニュートリノによる重力理論の根幹のようです:
Maは、運動エネルギーの一部を失う、運動量の絶対値も少し小さくなる。
Mbは、受取るエネルギーが発生する。大きな運動量を貰うことには変わりがない。
運動量は力の元になりますが、エネルギーによる若干の発熱等もある。
ニュートリノの弾性衝突による重力理論が浮かんでくる!
宇宙空間に大きな物体Mがあって、宇宙のあらゆる方角からニュートリノが降り注ぐものとします。
ニュートリノの大部分は何事もないかのように透過します。
一部のニュートリノはMと弾性衝突して宇宙の方に戻って行きますが、
運動エネルギーの一部を失って運動量の絶対値も少し小さくなっています。
つまり、ニュートリノのエネルギーは宇宙からMに向かうのと
逆方向のMから宇宙に向かうのとでは後者が小さくなっています。
非常に多数の似たような衝突があらゆる方向に均一に起こることによって、
Mに向かう重力場が生じるということになります。
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