雑記帳

maro's topに戻る


マキタ か HiKOKI(日立工機)か Aug. 16th, 2020
車中泊キャンプを考える July 13th, 2019
セルフインフレータブルマットを車中泊に使う Oct. 22nd, 2018
フリードプラス 段差解消マットにパンチカーペットを貼った Oct. 22nd, 2018
コールマンの火器の燃焼テスト Oct. 14th, 2017
フリード プラス 荷室の棚 Feb. 9th, 2017
フリード プラス 段差解消マット Feb. 1st, 2017
アップサイジング? フリード プラスに乗り換え Jan. 19th, 2017
車中泊用アイテム1
April 12th, 2015
ダウンサイジング
June 8th, 2010
テスターが壊れた
Aug. 10th, 2008
個人輸入は果たして得か?
Sep. 26th, 2004
少し低めのテーブルを作る
Sep. 23rd, 2004
再びポンプカップについて
July 4th, 2004
あなたはどっち? ガソリンとガス
Dec. 30th, 2003
ファルトボートの船体布の修理
May. 5th, 2003
アルコール混合ガソリンへの転換
Feb. 23th, 2003
行ってきましたニュージーランド
Feb. 5th, 2002
ガスカートリッジの互換性を確認する
Sep. 19th, 2001
ポンプカップを皮製のものに交換する(ただし入手困難) Sep. 9th, 2001
閉店するって本当ですか Aug. 1st, 2001
個人輸入の楽しみと不安 July 22th, 2001
雨の連休 May 4th, 2001
発電機を持ち込むな! Mar. 25th, 2001

マキタ か HiKOKI(日立工機)か
Aug. 16th, 2020

「工具置場」に載せたように、5月にマキタのドリルドライバ「DF330D(WX)」を買った。
理由は、自分自身の高齢化と体力の低下、作業内容の変化に伴い、14.4V機の必要性をあまり感じなくなっていたことだ。というよりむしろ少し重荷になってきていた。
そこで選んだのが、口コミでは評判が良いマキタの上記機種だったというわけ。

使ってみると口コミどおり良い商品で、造りはしっかりしていて安心感があるが、今一つしっくりこないのだ。(詳細は DF330D のページを参照してね)
また購入後、マキタにもHiKOKIにも 10.8V のスライド式のバッテリーシリーズがあることを知ることとなった。(maroとしては、調査不足のまま購入と言える。大失敗である。)

マキタもHiKOKIも スライド式バッテリーシリーズは、スペック面で比較しても、どちらも質量はDF330Dより1割重いものの、トルクは1.5倍以上と大きく、モーター部はコンパクトにできている。そのうえ HiKOKI の場合は、DIY用の機種とプロ用の普及機の性能が同じ(どうやら中身は全く同じらしい)なのにお買い得価格というおまけが付くのだ。

結局、HiKOKI に買い替え前提で再調査。
最終目標を、ブラシレスモーターを使った DS 12DD とした。

しかし結局 DS 12DD だけではないことになった顛末については、「道具置場」「電動工具」「FDS 12DAL」!!に記載。

14.4V機器については、丸ノコとインパクトドライバ、クリーナーを残し、あとはネットフリマで次のユーザーを探すことにした。

go to the top of this page

車中泊キャンプを考える
July 13th, 2019

6月初旬に3年ぶりにキャンプをした。
3年間キャンプを休んでいたのは、健康上の理由からだった。

2017年の人間ドックで腫瘍が見つかり、およそ2年間その治療を行っていた。治療中には手術のほかに抗がん剤の投与もあり、免疫力の低下による感染症のリスクが高まることや、急に体調の急変が起こりうること、そして体力の低下のため、キャンプは控えていたのだ。
腫瘍発見から約2年が経過し、薬物治療も終わり体調もだいぶ良くなったので、今回は思い切ってキャンプ+車中泊とした。

そもそもフリード+に乗り換えたのは、リタイア後には国内のまだ行っていないところを気ままに車中泊をしながら、たまにキャンプかホテル泊というパターンで回ろうと思っていたからで、乗り換えて間もなくの発病だったために、リタイア前の予行練習さえもしばらく(本人にとっては大変長く)おあずけになっていたのだ。

今回のキャンプはその「きまま旅」を試してみるということで、結果的に第1泊目は道の駅にて車中泊、2・3泊目はおなじみの戸隠キャンプ場の区画サイトを利用した。テントはタープ代わりとして使い、就寝は車中でというパターンとした。
このテントに泊まらないキャンプのパターン、2015年の初秋の戸隠キャンプで、軽箱車中泊+タープの組み合わせでキャンプしている親子(?)を見て、「ああ、こんな考え方もあるな」と思ったことがきっかけでもある。(いわゆるキャンピングカーであれば、サイドオーニングを使うであろう所を、スクリーンタープに置き換える形)

ところで車中泊+キャンプとなると、1~3泊の車中泊に比較し荷物が格段に増えることは容易に想像がつく。


■車中泊の時に2列目シートを倒したラゲッジスペースに積んであるもの。(通常の車中泊ではほとんどの荷物を1階ラゲッジスペースに載せたまま移動している。)
  • インフレータブルマットと寝袋
  • 着替えとお風呂セット
  • 食品、飲み物
  • カメラバッグと三脚
  • PCとDC-ACインバーター
  • クックセット(ガスストーブ、アーミーナイフ、カップ、カトラリーなど最小限)

■同じく車中泊の時に床下収納に入れてあるもの

  • 窓を覆う銀マット(シェード)
  • 三脚
  • タイヤチェーン、解氷剤
  • 室内履き用のクロックス風サンダル(旅籠屋を時々利用)
  • その他の小物

これにキャンプ用品が加算される
  • テントまたはスクリーンタープ
  • テント下に敷くシート(薄い銀マット)
  • テーブルや椅子、棚など
  • ストーブやランタン、燃料(キャンプが主目的ならガスとホワイトガソリン両方)
  • クックセット(車中泊セットに加え、普通のコッフェル、トレイ、シェラカップ等々)
  • 追加の着替えなど(これは季節による増減の方が大きな変動要素)

これらすべての物を降ろさずに就寝スペースを確保しようとすると、運転席や助手席まで荷物が山積みになってしまう。
実際に今回は、常備不要なタイヤチェーンや解氷剤、その他の小物を降ろしてみたが、車中泊の際には、いつもは極力物を置かないようにしている助手席の足元にガソリンランタンやBBQコンロなどが入ったケースを置くことになった。
1週間程度以上の旅をするには、使う可能性が低いものからさらに減らしていかなければならなそうだ。

おまけに椅子を中型の折り畳みチェアからスノーピークの「ローチェア30」に買い替えたことでカサが増してしまったので、今まで通り使おうと思っていた自作の折り畳みテーブルの継続使用はあきらめ、コンパクトな合板製のテーブルを考える必要がありそうだ。
テントに関してはお気に入りだった2ルームテントの「Albergo」は防水の劣化で引退させることとなったので、小型のスクリーンタープによる小型化・軽量化などを順次進めて行く予定。

というわけでこれからしばらくはそんな視点での気付きなどを掲載したいと思っている。

go to the top of this page

セルフインフレータブルマットを車中泊に使う
Oct.22th, 2018

今までニトリの6折マットを使ってきたが、荷室の幅が1.2mあるフリードプラスでは幅が少し狭い。何とかしたいと思って調べてみたが、1.2m幅のいわゆるセミダブルのマットには6折のものがなさそう。
またフリードプラスの荷室奥行きは、maroのドライビングポジションに合わせたシートの位置を動かさずに奥行きを測ってみると1.7m強であり、一般に売られているマットでは長すぎる。
使わない時には少しでも小さくできることも考え、本体の長さが1.6~1.7m程度の枕付きセルフインフレータブルマットを枕を膨らまさないか折り返して使おうと思っていた。

しかしながらこれからはなるべく「モノ」を増やしたくないと思い、手持ちのALPS Mountaineeringのマット(厚さ約5cm)の先端部を少し折ってみたところ、耐久性はわからないがとりあえず使えそうなので使ってみることにした。

マットの端部を30cm程度折り返し、戻ってしまわないように筒状の布(kim作)でカバーすると、低めの枕付きのベッドの完成!これで枕を持って行かなくてすむというオマケつき。
寝転んでみると、今までのニトリの6折マットより快適で、使用上は全く問題はない。その上、ものも増やさずに済む。
秋の車中泊では、目的地に到着してから膨らませたが、時間も掛かるしマットの上に物を置いたままだとふくらみが充分ではないので、あらかじめ8割ほど膨らましておき、移動中は2つか3つに折り、寝る段階で拡げる使い方が良いようだ。


↓マットの幅が少しだけ広めだったので、敷き方を工夫
(マットの足元付近で上下にクロスさせる)
matt

↓枕となる折り返し部分。少し見にくいが約30cm
orikaeshi

go to the top of this page

フリードプラス 段差解消マットにパンチカーペットを貼った
Oct. 22th, 2018

荷室の段差解消に使っているバスマット、薄いブルーで明るいといえば聞こえはよいのだが、見た目の素材感がなんとなく安っぽい。
そこでバスマットの上にグレーのパンチカーペットを貼った。

パンチカーペットといえば、かつては最も安い床仕上げ材として住宅でも使われていたが、今はイベント会場の床などで一時的に使われることが多い材料で、切ったままで縁の処理が要らないのが楽。クッションがないものと薄いスポンジクッションが付いているものがあるが、今回はクッションなしを使用した。

ここで問題点が二つ。
  1. 色のバリエーションが少ないこと。
    いや本当は色バリエーションはすごく多いので、ある程度の量ならばインテリアショップにお願いするのだが、少量をお手軽に入手するとなるとやはりホームセンターが頼りだ。
    そこでホームセンター3店をハシゴし、触った感じでしっかりしたものを選択した。
    色は希望よりかなり薄い色しかなかったがここは妥協した。汚れも目立たないし・・・

  2. 貼りつける方法が両面テープであること。
    もちろん接着という方法もあるが、簡単なのはカーペット用の両面テープを使う方法。
    バスマットの表面に結構凸凹があり、しっかり貼りつけるのは困難だと思ったが、やはりどうもうまく行かない。
    ともあれズレなければそれでよしとした。
    またマットの側面については、テープ状にしたものを貼れば良いことはわかっているが、面倒なので端折った。
↓後部座席の背裏のマットも新調。
dansa

↓実用性はともかく、床下収納へのアプローチも可能といえば可能。
b1

これでとりあえず見た目の違和感は少し解消した。

go to the top of this page

コールマン火器の燃焼テスト
Oct. 14th, 2017

今年は、春から秋までキャンプには行くことができないまま、シーズンの終わりを迎えそうだ。
あまりにも寂しいので、メンテナンスを兼ねて、コールマンのガソリン火器に限ってだが、ストーブとランタンの燃焼テストをやってみた。
使っていないストーブや大好きなランタンが元気であるかどうかを確かめたいし、将来的にどの機器を手元に残すかの選別もしておきたいと思う。

<ストーブ>
  1. GIポケットストーブは、注油口の上面とポンプユニットがさび付いていて、無理やり外したが、ポンピングしても圧がかからず、キャップから噴き出る状態。
    注油口側は、耐水ペーパーなどで慎重に調整すれば何とかなると思うが、ポンプユニットのほうは溝の奥をフラットに削ることはかなり難しいと思われるので、新しいポンプユニットを購入しなければならない。
    しかしそこまでの思い入れもないため、残念ながら手放すこととなりそう。

  2. 2バーナーストーブ413Hは、塗装の剥げ、錆、傷が多いものの、思ったより燃焼状態が良い。
    しかし現在では全く使っていないことから、物置の厄介ものになっており、こちらも決心が付けば処分の運命となりそう。

  3. Dual Fuel Stove 533-454Jは、チェックバルブが固着。ポンピングしてもノブの穴から勢いよくホワイトガソリンが飛び出る始末。
    15年も前に買った工具でチェックバルブを外し、チェックバルブをホワイトガソリンで洗い、組付け直したところ、無事復活。
    燃焼状態はすこぶるよく優等生。実は一番調子が良いのだ。
    ただし442-454のほうが小型であるためどちらかを選べと言われればやはり442のほうを選んでしまうだろう。

  4. 442-454はよく使っているストーブなので、ポンプカップへの注油程度。点火してから安定するまでの速さや、レバーを停止位置にしてから完全に火が消えるまでの時間が、同じ燃焼機構の533-454Jより少し掛かるのが気になる点か。しかし大きなトラブルはなし。
    念のためジェネレーターを取り外し、バーナーの調整をして組みなおした。

<ランタン>
  1. 200Aは、2~3年ごとに使っていることもあって全く問題なし。
    ポンプカップも革製に変えてあるため、ポンプカップへの注油程度でほかにメンテするような内容はなし。問題なく点火し、燃焼は安定している。

  2. 286A700。革製ポンプカップへの注油。
    加圧・着火後にノブの付根付近からのガソリン漏れがあったため、増し締めしたところ、ガソリンの漏れも止まった。

  3. 282-285は一番使用しているランタン。
    そのおかげかポンプカップへの注油程度で全く問題がない。

  4. 229-454は、長らく使用していなかったため、ポンプカップがスカスカ。
    しかしこれも革製のものに替えてあるため、注油後に心持ち広げるだけで問題なく復活。

  5. North Star 2000 2000-750Jは、ポンプカップがスカスカ。
    ポンプカップは革製ではないが、注油後心持ち広げて組みなおしたところ、ポンピング可能となった。
    点火装置が付いていて初めて使ったときはかなり大きな炎を上げての着火だったが、他のコールマンのガソリンランランと同じで、まずホワイトガソリンがジェネレーターに達するまでバルブを開いた後一度閉じ、バルブをほんの僅かに開いて時間を掛けて着火するのがコツ。
    前髪を焦がさずに点火する基本法則は同じだ。

  6. 286A7035は、ほとんど問題なし。
    ただし現在使っているマントルの下部がやや茶色掛かっているため、近いうちにマントルの交換をして様子を見たいと思う。
ランタンの記念撮影
6lanterns

go to the top of this page

フリード プラス 荷室の棚
Feb. 9th, 2017

車中泊では、寝るときには翌朝の着替えなど身の回り品をなるべく近いところに置いておきたい。収納が十分でも物置きスペースとして、棚があると便利なのだ。

フィットで車中泊する時は、物を置くスペースは一番前にスライドした助手席の座面と足元くらいしか無かったので、脚を4本付けた棚(変形テーブル)を作って収納スペースを確保していた。それでもこの上にも載せきれず、足元の隙間に物を押し込むこともしばしばあった。

フリードプラスには「ラゲッジ マルチ ボード」という、荷室の棚がオプションでが用意されている。
カタログ写真で見ると、棚板がリアゲート側から上に跳ね上げられるようになっているようだ。
しかしこのオプションパーツ、価格がやたらに高い。 また、棚の高さが低いため、寝たまま膝を立てるとぶつかってしまいそうだ。

そこで棚を自作。自作すれば、大きさも高さも自由にできる。 その上金額は1/10~20。

材料はフィットの時に「車中泊用アイテム1」として作ったシートの隙間ふさぎ台(もともとは25年以上前に作ったテーブル)の合板を再々利用。その他の合板もDIYの余り物なので、新たに買ったのは棚板とM6×30のステンレスのねじ、ワッシャー、3×20の皿タッピングビス位。

まずは棚受けを作る。

フリード プラスには、オプションパーツ取付のために荷室の左右に片側10か所のユーティリティナットが用意されている。棚受けの取付にはうってつけだ。これを片側8か所使う。

このユティリティー ナット、前後の間隔は12.5cmで5か所、上下の間隔は17cm。使用するねじはM6でねじ込み長さ2cmとなっているが、3cm程度までは裏側に障害物が無いため、指定の長さより多少長くても大丈夫。今回は合板の厚みを含めて3cm長のものを使用。

1_00.jpg

ユーティリティーナットの付いた面の間の距離(≒荷室の幅)はおよそ127cm、棚板に市販の長さ120cm×幅40cmのものを使い、それに合わせて棚受を作れば棚板への加工もほとんどせずに済む。
幾つかのパーツに分けたのは、後々の作り直し、作り替えの際に無駄にならないため。

棚板の裏側の両端には、受け材に取り付けるための細工を。
片側は、固定した突起が出ていて、これが棚受けの隙間に差し込まれる。
反対側は、ズレ止めの突起を付け、棚受けにはめた後で押さえ板をノブ付きのM6ねじで固定する。

l_end.jpg  r_end.jpg

棚板を取り付けるとこんな感じ。

l_.jpg  r_.jpg

shelf.jpg

棚板と色が違う受け材(改めて色を塗っていない)がなんとも未完成感を感じさせるなあ。
go to the top of this page

フリード プラス 段差解消マット
Feb. 1st, 2017

まずは安眠の第1条件の荷室の段差解消。

荷室にできる荷室ユーティリティボードとエクステンションボードの段差は2.5cm強ある。この段差の解消には、厚さや硬さの面でバスマットを敷くのが最善の方法。
ホームセンターで買ったバスマット(2枚)は厚さが約2cmだったが、運転席を普通のドライビングポジションに調整しておいて、ラゲッジスペース後部のコーナーやリアゲートのカーブに合わせカッターで加工する。

このマットで調整しても段差が5mm以上できてしまう。この段差が気になるならば、更に銀マットを敷くか、両面テープでパンチカーペットでも貼れば良いと思う。
maroの場合は車中泊時にはこの上にニトリの6折マットを敷くので全く問題ないのだ。

floor_mat1.jpg

余ったマットの切れ端は、後部座席の倒した背面側の段差解消に使う。とは言っても残ったマットだけでは倒した後部座席の背面全部を覆うには長さが足りない。
でもフィットのときと同じで、6折れマットは全部を拡げると2mあって全部を敷き詰めることができないので、運転席側の6枚目を折って使えばちょうど良いのだ。

これが6折マットを敷いた状態。
今までフィットのタイヤハウスの内法ギリギリだった1m幅のマット。幅が不足だがまあいいか。

nitori01.jpg

6折の端の1枚のウレタンスポンジの幅を4cm位狭く切っておくと、マットの表裏に関係なく折り返すことができる。
ニトリのマットは、ファスナーが付いていて中のスポンジが取り出せるので、こういう加工の時には便利。

nitori02.jpg  nitori03.jpg
 
go to the top of this page

アップサイジング? フリード プラスに乗り換え
Jan. 19th, 2017

フリードがフルモデルチェンジしたというので、ディーラーに「『フリード プラス』の試乗車があったら教えて。」と言っておいたところ、2016年11月の中旬に連絡があった。

この『プリード プラス』、ネットでは前モデルの『フリード スパイク』に比較すると荷室の使い勝手が良くないということで、評価が意外と低いようだ。

後部座席の座面を起こしてから背を倒すため、座面の厚さ分フラットに使える部分の奥行きが短く、荷室の奥行を十分に確保するためには運転席・助手席を前に出さなければならないというものだ。また、荷室をフラットにする「仕組」が今一で、どうしても段差ができてしまうのも気になる。 これではフィットで車中泊をするのと大して変わらないのではないかと思うが、運転席を動かさずに荷室の奥行きが十分確保できれば、車のサイズが少々大きめだが、車中泊増加中の我が家の次の車の候補として有力な乗り換え候補車になるのだ。

試乗前に運転席の位置を調整してから後ろのスペースを確認。ラフに測って170cm以上確保できることが判明。これなら我が家ではOK。
運転席と助手席の間に何もないので、荷物も置けるし、ウォークスルーは車内の移動が楽でGood。

運転してみると、着座位置が高く窓が大きいため眺めがよく、なかなか楽しい車だ。

maroもそろそろ高齢者なので、慣れるためになるべく早く乗り換えてしまったほうが良いだろうということと、運転支援システム、安全システムなどがあれば、多少は安心して運転できるであろうという期待もあり、予定外ではあったがその場で注文。なんと12月末には納車できるとのこと。

そして予定通り年末に、シトロンドロップのフリード プラスが納車された。

freed+_l.jpg

納車後、慌てて窓の目隠し銀マットや荷室の段差解消のためのマットをカットして準備をし、恒例の年末車中泊の旅をした。
フィットに比べれば重い車重と長いホイールベースのためか乗り心地も快適。車中泊では床が高いがフィットよりずっと広く、床下収納もあるので、とりあえず使わない物を入れられて車内が散らかるのも防げる。
これなら、車中泊+キャンプの少し長い旅も苦じゃない!?

ただし運転は操作に慣れが必要(MT時代の癖でATでもシフトレバーに手を置くことが多いため、左手のやり場に困る。駐車するときにパーキングブレーキを掛けるために一々足元を覗き込んでしまう。走り出す前にまず考え、時には指差し確認してしまう。など)。

付け足し:
荷室長を測った写真を。
リアゲートと、荷室のユーティリティボードとの隙間があるため、中心から少しずらした位置から測定し、後部座席を前に5cmずらした状態で172cm程度。(リアゲート中央からだと更に2cm位長い)

length_00.jpg  length_01.jpg

maroに快適な運転席位置に合わせて後部座席を調整するとスライド量は12cm位なので、まだまだ余裕はある。

マットの切れ端を使って、ゲージを作っておくと、後部座席のスライド量のセッティングが楽。
寝るのに必要な最小限のスペースを確保するための工夫。

gapgage.jpg 

go to the top of this page

車中泊用アイテム1
April 12th, 2015

「ダウンサイジング」を書いてからはや5年、もう2度めの車検を受けることになった。
いつか公開しようと思っていた車中泊のためのアイテムその1がこれ。ただし身長が165cmを超えると、かなり不満が出るかも知れない。
宿泊地に到着して、駐車場所を決めてからになるが、運転席と助手席を一番前にスライドし、後部座席の背板を倒した間に、自作の「台」を置く。

fit21.jpg


この台の上に、ニトリの6折れマットレスの端の1枚を幅25cm程度に狭くし、その1枚を折り返し、重ねた部分をこの板の上に載せるようにマットレスを敷きこむとベッドの完成。
寝てみて違和感があれば、銀マットなどをマットレスの下に敷いて調整すると良い。

さてこの台、天板が開くように作ってあり、靴をしまって置けるようになっているのだ。

fit22.jpg

なおかつ、目的地に到着するまではなるべくコンパクトであってほしいので、脚は折りたたみ式にしている。

fit23.jpg


余った材料で適当に作ったのでコンパクトさに欠けるのと、意外と重いのが欠点。
SPFの102で作れば、少しは軽く、コンパクトになるだろうと思う。

go to the top of this page

ダウンサイジング
June 8th, 2010

運転免許を取ってから、5台の車(うち2台は実家)に乗ってきたが、そのうち4台がスバルの車だった。

免許を取ったときの実家の車がスバルff-1。その後日産のパルサーに買い換えたものの、結婚後はレオーネ・スイングバック、レオーネ・ツーリングワゴン、レガシー・ツーリングワゴンと、どれもMTのAWDばかりに乗ってきた。
結婚後にAWDに乗り始めたのは、できるだけ安全に、快適にスキー場にたどり着きたいということと、当時はまだまだ入れる場所が多かった未舗装の林道走行が多かったためだったが、レガシーに乗り換える頃にはスキーにも行くことは無くなり、もっぱらキャンプと車中泊での快適性が車の選択の基準となってきている。

最近、同居人kimの左足から腰にかけての痛みがひどくなり、運転がつらいという訴えがあった。
身長が低くく筋力も強くないkimには、クラッチ操作が体にかなりの負担をかけてきていたのだった。
小型車とはいえ長さ4.7m近い車のサイズも「大きすぎる」と言われていた。

レガシーの車検は今年8月。一番出力の小さいモデルを選んだためか2Lの排気量にもかかわらず、街乗り8km/L、遠距離12km/L、高速道路巡航で最高15km/L、平均10km/Lは決して悪くない燃費と思われるので、5回目の車検を受けてあと2年乗ろうと思っていたが、急遽AT車の購入となった。

我が家の次の車の選択の基準では、大きさ、エコ度、AT、価格であることを考慮し、本命はホンダのエアウェイブ、穴馬が同じくホンダのフィット、もちろん車中泊最強といわれていたホンダのモビリオスパイクの後継車が出れば、有力な候補車となる(=つけたし=参照)。
どれもホンダの車ばかりだが、スバルの車は、「トヨタのbB」「ダイハツのクー」と三つ子であるデックス以外は、3ナンバーとなってしまった。狭い道が多い居住地周辺では、幅が広いことはたとえ数センチでも、決してありがたいことではないのだ。
2010年4月時点での問題は、エアウェイブはエコカー補助金の対象外であること(燃費はすごく良いのにエコカーにならないのはとても残念)と、発売されてからかなり長い車なので、そろそろフルモデルチェンジか後継車の発売がありそうなこと。そしてフィットは車中泊ではぎりぎりサイズであること。

とりあえずホンダのお店へ行き、ネット上では車中泊可能と言われるインサイトも見てみたが、ラゲージルームの天井高さが低く、フィットの方が断然使い勝手が良いと判断。kimにとってはじめてのAT車ということも含め、次期愛車はコンパクトサイズのフィットに決定となった。
現在の使い方からは絶対的な条件とならなくなったAWDを外し、1.3LのCVT(オートマチックトランスミッションの一種だが、ギアの切り替えを行わない無断変速機で、スバルがジャスティで実用化した。)をチョイス。念願のバックモニター機能付のカーナビも付けた。
注文は4月、登録も4月で、5月連休に納車となった。

色は、シャーベットブルー・メタリック。まだまだ多い白、普通に多いシルバーメタリック、フィットでは良く見かけるブリリアントスカイ・メタリックを避けてのチョイス。

で納車後すぐに発表されたのが、特別仕様車「She's」のピンク。kimは『エェー・・・ずるーい』『ピンクいいなー』

まあそんなものだろう。色バリエーションじゃないが、もうじきハイブリッドも出るだろうし、エアウェイブもきっと後継車が発売されると思う。


カタログでは、後部座席を倒し、助手席を一番前に出した状態でののラゲージルームの奥行きは最大172cm。実際に計ってみると、中央部は確かに172cmほどあるが、端の部分では165cmである。
maroは身長が168cmだが、横を向いて膝をまげて寝る癖があるので、何とかなる。ただし後部座席のシートバックと前席のシートバックの間に30cm近くの隙間ができてしまうので、これをどうにかしなければならない。

fit01.jpg  fit011.jpg
↑中央部の奥行きは、カタログどおり172cm位あるが。

fit02.jpg  fit021.jpg
↑端の方は165cmほど。

fit03.jpg
↑その上、30cm近い床なし部分ができる。

fit04.jpg
↑西湖にて。

ともあれこれからしばらくはお付き合い願う我家の愛車。楽しく大切に使って行きます。

ところでコンパクトカー、エコカーの代表選手のようなこのフィット、実はステーションワゴンだって知っていました?(車検証での分類)

最後に、11年近く乗ったレガシー君に、感謝。

legacy2007.jpg

=つけたし(June 18th)=
更新の直後にホンダから「フリード・スパイク」が発表された。
net上ではうわさがあったが、思いのほか早い登場。
フィットと比較すれば、燃費が悪いし、クウォーター・ウィンドウが無い分、後方の視界が良くなさそう。
と言いつつ早速モニターに応募したのは言うまでもない。

go to the top of this page

テスターが壊れた
Aug. 10th, 2008

18年前に買ったテスターが壊れた。

久々の電子工作中に抵抗値や電圧を測ろうとしたら、メーターの表示がおかしくなっていたのだ。
ロータリースイッチを抵抗測定に合わせると、メーターはなぜか2/3位振れている。レンジを切り替えると、メーターの振れ具合は変わるが、∞(左側)を指してはくれない。
テストリードをショートさせると、いくら0Ω調整器を回してもメーターは振り切れたまま。
直流電圧測定も、何も計らなくてもメーターが1/2~1/3程度振れてしまう。

とりあえずスイッチをガチャガチャやる。裏蓋を外し、部品に指を当て、動かしてみる。あまり意味が無いが、ヒューズの接触が悪くなっていないか、グリグリやってみる。
結果変わらず。

なぜかこのテスター、単三電池2本と006Pと言う9Vの電池が使われていて、006Pを外すと直流電圧レンジではリードオープンでメーターが「0」を指している。高抵抗の抵抗値は計れなくなるが、直流電圧は計れそうだ。

トラブルの原因としては限りなく遠いとは思ったが、とりあえず006Pを交換してみた。予想通り結果は同じ。
もちろん単三電池は交換済みだったので、原因は電池ではなさそう。

それではと、基板を外し、スイッチの接点の清掃を。

昔の(^.^;)テスターは、ロータリースイッチと抵抗器の塊だったけど、この時代のものは、プリント基板にスイッチパターンが作られていて、つまみを回すと摺動子が動くようになっている。金メッキはされているものの、なんだか頼りない。
しかしダメ。やっぱりどれか部品がおかしくなっているのか?

散々いじっているとやがて一見正常に働くように。 やれやれである。

で次の日にスイッチを入れると、やっぱりメーターは変な数値を指している。
スイッチガチャガチャやってもよくならない。
これはもしかするとこの部品が悪いのか、それともこれかとまたまた部品を叩いてみるが反応はない。

調べてみるとこのテスターSANWAのYX-361TRは、いまだに現役商品。と言うことは部品はあるはずだから修理は可能。
でもたとえ10円の抵抗1本でも、送料・技術料を考えると、多分3,000円は下らないだろう。
新品の定価は約5,000円、販売価格は4,500円程度。
うーむ悩みます。とりあえずその日は忘れることにしました。

次の日も試してみたけど、やっぱりメーターは変な動き。買い換えなきゃダメか...

で、「次に買うのはデジタルテスターの方が便利かも知れない。」とネットで調査。

デジタルテスターって意外と高いんだな。

おおこれはコンデンサーの容量も測れる。
電流は測れるに越したことは無いけど、実際直接計ったことなんてほとんどないからあまり測定範囲が広くなくても良さそうだな。
ああこっちはテストリードが直付けになっているけど、切れたりすると修理に出さないとだめだよな...

悩んだ末選んだ機種が、やっぱりSANWAのデジタル・マルチメーターCD770。楽天の専門店で送料込み6,667円は、デジタルテスターの中では安い。
早速注文し、2日後には届いた。

実際に見てみると 箱からして意外とでかい。(^.^;) おかげでとっくに老眼の始まっているmaroにとっては楽だが。

tester01


じゃ、古いテスターを最後にチェックして、廃棄しよう。
とスイッチを入れると、今日はメーターは別に変な動きはしていない。早まったかな...
厳密に見てみると、レンジを切り替えると若干0V側がずれるようだ。

試しにコンセントにテストリードを入れてみると、メーターは100V~125Vあたりをフラフラしている。
(写真左のCD770は104.3Vを示しているが、右のYX-361TRは交流250Vレンジでメーターの振れは約半分。つまり125V程度を示している。)

tester02

変な話だが少しほっとした。早まって買ってしまったわけではないと言い訳ができるのだ。

ところで新しく買ったCD770、とりあえず何に使うんだ?

go to the top of this page

個人輸入は果たして得か?
(メーカーにより輸入できない場合もあります。末尾の追記参照。)
Sep. 26th, 2004

久しぶりに REI から個人輸入をしました。はたして安い買い物だったのかを確認してみましょう。

買ったものと価格、送料は下の表のとおりです。

ITEM
PRICE
日本での価格(税込)
MSR WHISPERLITE INTERNATIONAL 2004 $74.95
\13,650
MSR 11 OZ. FUEL BOTTLE
$9.95
\1,575
COLEMAN 442 STOVE MANTENANCE KIT※
$13.95
\3,150
SHIPPING CHARGE
$33.00
\0
TOTAL  $
$131.85
-
TOTAL  \  ($1 = \110)
\14,503
\18,375
MSR WHISPERLITE INTERNATIONAL の価格は、アメリカ国内ではどのショップでもセールの場合をのぞき、同じ価格 ($74.95) のようです。
カナダのショップでは、もう少し安く売られていますが、カナダ国内向け価格のようです。
コールマンのメンテナンスキット※は、ジェネレータとポンプカップ、プッシュオン・ナットなどのセット。日本国内で売られているジェネレーター単体とはちょっと違います。


約3,800円、21%安く買えたことになります。(カード引き落としの時に最終決定)

今回の購入金額は$100以下で、どうやら関税や消費税がかからないようです。それも安く買えた理由のひとつでしょう。

REIの送料は、$50までが$19、$100までは$33、$200では$42とだんだん安くなりますから、ある程度の額になれば、関税・消費税を入れても「お得」といえるでしょう。

ただし、靴関係は関税が高いので要注意


どのくらいの日数がかかるのか?

今回の注文の場合はこうでした。

日付
やったこと
9月4日 REIのホームページ上で注文。支払いはクレジットカード。
9月11日 メールが届き、9月9日に出荷した旨の INVICE が届きました。
9月17日
なかなか届かないので、「まだ届かないよ」とメールを出しました。
9月18日
荷物届く。メールの返事も届き、「24日には届く」と書いてありました。

以前はDHLを使っていて、最短で3、4日で届いたこともありびっくりしましたが、今回はUSPでした。そのせいかどうかはわかりませんが、「まだかなー」の2週間でした。

つけたし

WHISPERLITE INTERNATIONALに付属していたマニュアルは、英語のほか、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、日本語の6ヶ国語のもので、日本語訳もきちんとしています。英語には強くないmaroにとっては、ありがたいものです。

また、記載されている「連絡先」が、日本を除く5ヶ国はシアトルのMSR(Mountain Safety Research)になっていたのに対し、日本だけはMSRと、総代理店のM社になっていました。

<September 30th,2007 追記:>
最近はメーカーによって、海外向けに出荷出来ない商品が増えているようです。
REIの場合は、HELP >> International Orders >> Restricted Brands に出ているので、ショッピングカートに入れる前に確認しましょう。

ちなみに紹介しているストーブはMSRのものなので、残念ながら購入出来なくなってしまいました。
他の会社(web shop)では、出荷できる場合もあるようですので、調べて見てください。

代理店制度やクレーム対応などの問題もあるのでしょうが、また「楽しみが減った」と感じてしまいます。

go to the top of this page

少し低めのテーブルを作る
Sep. 23rd, 2004

DXアームチェアを買っては見たものの、市販のテーブルでは高さが高すぎて、ちょっと使いづらいので、数年前に買ったハイスタンド(たぶんCAPTAIN STAG製だと思う)を改造して、少し低めのテーブルを作ってみました。

T&C

DXアームチェアの座面は、大体30cmくらいで、キャプテンチェアーは40cmくらいです。
それに対して、普通のキャンプ用のテーブルの高さは、大体70cm。DXアームチェアと組み合わせて食事をしようとすると、グレン・グールドがピアノを弾いているときのようになってしまいます。

そこでハイスタンドの脚を少し切り、高さが60cmほどの低いテーブルにすることに。

脚になるハイスタンドは、実はすでに2回ほど脚を切っています。元の高さもはっきり覚えていません。高さ調整用のねじ脚?も少し前に捨ててしまいました。

左の写真は、スタンドを広げる途中のもの。スタンドの高さは、この高さになります。

右の写真は、折りたたんだ状態。脚をただ切っただけでは、たたんだときに外れてしまい、組み立てにくいので、下の方を伸縮式に改造しました。

tbl01   tbl02



これは、伸縮部分の様子。18φのアルミパイプを脚の20φのパイプの中にいれ、スライド式に。外れないようにゴムで引っ張っています。

tbl03


天板は、今回は「ファルカタ集成材」(※1)を使用。木材着色剤で着色後、前に使って残っていた「水性ウレタン塗料」(※2)のクリアを塗りました。

天板の裏側には、ゴムの脚を取り付けて、スタンドに取り付ける時のガイドにしています。

tbl04


そして、天板が外れないように簡単な押さえを付けてあります。(裏面の塗装は塗料が足りなくなったため手抜き!)

tbl05   tbl06

これで完璧!!


※1
:「ファルカタ集成材
「ファルカタ」は、マメ科の植物で、5年ほどで成長する地球に優しい植物。(以上受け売り)
模型などに使うバルサのように軽く柔らかいので加工が簡単ですが、強度の点ではちょっと心配。ぶつけたりすると傷が付きやすい点にも注意。

※2:「水性ウレタン塗料
シックハウス問題などで、水性塗料が普及してきました。乾きも早くにおいも少ないので、室内での作業にも向いています。

ただし耐久性や塗装面の強度はまだ疑問。

塗ってから2週間ほど経ってから使いましたが、熱いコーヒーを入れたカップを置くと、なんとなく底がくっつく感じです。油性のウレタン塗装でも、塗装面が 硬化するのに時間がかかりますが、作業するときの乾燥の速さとは別に、完全に塗装面が硬化するのには、やはり時間がかかるのかも知れません。


再びポンプカップについて
july 4th, 2004

以前書いたポンプカップを皮製のものに交換する(ただし入手困難)について、このページを読まれた方から、代替品を見つけたという情報をいただきました。
武井バーナーのガソリントーチランプ(配管工事なんかで使うトーチランプです)用の皮製のポンプカップとのことです。
取付け用の穴が少し小さく、若干緩めとのことですか、通常の加圧には十分使えるそうです。
入手先は、日曜大工店の溶接用品売り場だそうです。価格も安く、検討の余地ありです。

と、情報をいただいた少し後、静岡県御殿場市のアウトレットモールにできたコールマンのお店に立ち寄る機会があり、店内を歩いていたところ、なんと皮製のポンプカップが展示されているではありませんか!
早速3個購入、価格は意外と安く231円/個でした。

3pumpcups

昔買ってまだ残っているポンプカップと比べてみると、新しい方はオイル処理がされておらず、皮の使い方(表裏)も逆でした。また皮の柔らかさもばらつきが大きいようです。



次回交換の時に、使って見ます。

go to the top of this page

あなたはどっち ガソリンとガス
Dec. 30th, 2003

ランタンをはじめて買う時に、ガソリンランタンを買うかガスランタンを買うか迷いませんか? maroの場合は、先に持っていたのがガソリンストーブで、ランタンはいただいたガスランタンからスタートしました。

これから初めてランタンやストーブを買おうとしている人や、ガソリンランタンを持っているけど、ガスランタンを買おうと思っている方は、参考にしてください。


ガソリン ガス
製品の種類
ランタンは、コールマンとスノーピーク。

選択肢は多い
燃料の調達 ホワイトガソリンは、スポーツ用品店やホームセンターなどで入手可能。
無鉛ガソリン対応の機種ならば、臨時でレギュラーガソリンが使える。
スポーツ用品店やホームセンターなどで入手可能だが、寒冷地用のガスなどは、それなりの店に行かなければ手に入らない。長いキャンプ旅行では、ガスカートリッジを買える場所を調べておくか、かなりの本数買っておく必要がある。
カセットタイプは、入手が容易だが、寒冷地用のガスは種類が少ない。
燃料の価格 安価。
消費量の多い人や、グループでまとまれば、一斗缶で購入するとかなり安くなる。
やや高価。
カセットタイプは安価。
燃料の取り扱い
缶からの直接注入は困難。ファンネルや専用の注ぎ口を使うか、ボトルに移してからの注入。
ガソリンを漏らさないよう注意が必要。
古いホワイトガスは使わないほうが良さそう。
カートリッジの取付けは簡単だが、カートリッジへの再充填が出来ないため、使いかけの缶や空き缶が大量に発生する。

空き缶を捨てる際に、注意が必要。
マントル取り付け ひもで縛るタイプや、クリップで止めるタイプで、比較的簡単。 かぶせるタイプのマントルが多く一見簡単そうだが、マントル側の穴が小さく、被せにくい物もある。
点火 ポンピングが必要。
バルブ操作と点火のタイミングが悪いと、大きな炎が上がったり、すすが出ることがある。
バルブを開いて、点火ボタンを押すだけの物が多く、簡単。
コントロール 機種にもよるが、ある程度は可能。 バルブの操作により、可能。
明るさ 一般に明るい。
使用中に暗くなる場合があるが、追加ポンピングで復活する。
一般に暗い。
燃料の種類により明るさが変わる。
メインテナンス オフシーズンのガソリン抜き、ポンプカップの点検、注油などが必要。 ほとんどメインテナンスフリー。
最近のグローブの小さなランタンは、グローブの熱割れや焼き付き着色を起こす可能性が高い。(経験から感じます。)
その他 排気ガスは、自動車の排気ガスに近い。消した直後はかなりガソリン臭い。
大きく重く、操作に慣れやコツが必要だが、メインテナンスを含め、道具としての楽しみが多い。
慣れを必要とせず、誰にでも使える。
小型軽量なモデルが多い。

go to the top of this page

ファルトボートの船体布の修理
May 5th, 2003

最近、近所の方からファルトボートを譲っていただきました。FALHAWKというメーカーの「CampetFamily(2人艇)」と「Vega370(1人艇)」です。
FALHAWKというメーカーは現在はモンベルが買い取り、ARFEQというブランドになっています。

船体布は修理がしてあったのですが、連休前半の試乗で、2人艇は少し水が浸入してきました。
補修部分の接着剤がベタベタになっていたり、ふちの部分がめくれていたりしたため、改めて2艇とも補修し直すことにしました。

まずは南町田のモンベルへ行き、本格的な補修が可能かどうかを確認。FALHAWKの物でも工場へ送っての点検、修理が可能とのことです。
工場での点検修理は、オフシーズンにするとして、とりあえずリペアキットを購入、連休を利用して修理(2艇分)を敢行。
修理の様子は、同居人Kimのweb-page「Kim's Watercolour Gallery」の「Topics」で確認してください。(新しいページが開きます。)

気が付いた点を...
リペアキットには、2枚の補修用の布が入っていますが、説明書どおり接着剤dufix「スーパークリア」を2度塗りすると、ほぼ1枚で使い切ってしまいます。
接着性能的には判りませんが、後半はセメダインの「スーパーX2 クリア」という接着剤を使いました。
「スーパークリア」が速乾性なのに対し、「スーパーX2 クリア」は乾燥に時間がかかります。
まあとにかく近々試乗Part2で補修状況の確認です。

go to the top of this page

アルコール混合ガソリンへの転換
Feb. 23th, 2003

昨年12月に環境省から、温室効果ガス削減を目的に、2008年からバイオエタノールを10%混合したE10ガソリンへの転換を始める方針が発表されたそうです。

アメリカでもすでに12%のシェアがあるということですし、ブラジルでは、石油を自給していないため、1975年に政府が切り替えを開始し、現在では、エ タノールを20~24%混合した「ガスオール」の使用車が70%以上、エタノール100%の燃料の使用車が20%ほどだそうです。

現在走っている車にそのままエタノールを混ぜただけで使うのは難しいらしく、NOx削減のため、触媒の交換が必要だったり、ガソリンの場合よりも金属が腐食しやすいため、ガソリンへの抗酸化剤の混合が必要だそうです。

maroは、ガソリンを使うランタンやストーブを持っていますが、使い始めのころは別として、途中から無鉛ガソリンが使えるものというのが購入の条件になってきました。
もちろん普段は、ホワイトガソリンを使っていますが、「いざ」というときのためにと思っているのです。

たとえば、もうすぐ来るであろう大規模地震の時に、車のガソリンを抜いて使えるというのがなんとも心強いのです。
そのために、車を買い換えたときには、レギュラーガソリン仕様車を選んだのです。(本当は、本体価格が一番安くて、ガソリン代が安く済むからですが...)

早ければ5年後からは、E10ガソリンに切り替わり始めそうですが、今のランタンやストーブに使えるのでしょうか?

念のため、コールマンジャパンに問い合わせをしてみましたが、「メーカーとしてまだ確認が取れていない模様」です。
ためしに、USAのコールマンに問い合わせをしたところ、「コールマンジャパンに聞いてくれ」との回答でした。
REIにも問い合わせ中ですが、今のところ返事をもらっていません。フォームからの問い合わせなので、もしかするとメールアドレスを間違ったのかも...

<Nov.2007追記>
最近日本でもメタノール配合ガソリン販売の話題を聞くようになってきました。
MSR製品については、アルミボトルの腐食とOリングなどの部品の耐久性から、使用できないとの見解のようです。

go to the top of this page

行ってきましたニュージーランド
Feb. 5th, 2002

1月23日から2月4日までの13日間、内11日間をニュージーランドの北島で過ごして来ました。
待ちに待ったリフレッシュ休暇の10日間に土日を加えた、働き始めてからはじめての1週間を超える長い休みでした。

ニュージーランドは今まさに夏。ところが行ってみると、緯度から想像していたよりずっと涼しく、旅の途中でお会いしたSさんの話では、ちょうどお住まいになってる旭川の夏と同じくらいだそうです。

maroとしては、2~3日程度のHut(山小屋)泊まりのトランピング(トレッキング)や、キャンピングをと考えていましたが、11日間の日程と、荷物 のこともあり、10泊のうち9泊を「モーテル」、1泊を「バックパッカーズ」としました。

それじゃあ、このサイトの趣旨に反するって?まあいいじゃないですか。

旅の内容については、同居人kimのサイト「Kim's Watercolor Gallery 」の方に掲載されると思いますので、行ってみてください。

今回訪れた北島に関しては、徹底的に破壊し尽くされた自然を、何とかリカバリーしようと、国中が環境保護に乗り出した国と言う感じで、当初思い描いていた「自然豊かな国」というイメージとは少し異なりました。

さて、キャンプ道具関係の情報ですが、実は事前のリサーチもほとんどせずに出かけたため、現地でもあまり情報は得られませんでしたが、少しだけ書いてみました。

* * * *

<燃料関係>
  • ガスカートリッジは、小さな町では、スーパーや釣り道具を売っているようなお店で入手できます。
    ただし、半数くらいはキャンピングガスのバルブなしタイプで、現在日本で主流となっているねじ込みタイプのカートリッジは置いていない店もあります。
    また、カセットコンロ用のガスカセットを置いてある店もあります。
    ちなみにmaroは、Gasmateというメーカーの物を購入しました。
    価格は$7.95(約450円)で、日本よりやや高いです。
    成分は、ブタン80%プロパン20%で、210g入りです。

    ガスは使い切れなかったため、最後に宿泊したバックパッカーズに置いて来ました。
gasmate

  • ホワイトガソリンは、ほとんどのガソリンスタンドにおいてあります。
    1リットルのペットボトル入りです。
    テントキャンプや、Hut泊まりなどの積極的利用を考えている場合は、ガソリンの方が確実かもしれません。
<テント>
  • テントは、大きな町のスーパーで、$40(約2300円)程度から買えます。パッケージから判断し、日本でディスカウントストアなどで売られている3000~4000円程度のものと、ほぼ同じと思われます。
    雨の少ない季節であれば、十分ではないでしょうか。
  • テントを持って行く場合には、入国の際の検疫で、徹底的に調べられるという情報があります。国外からの動植物の侵入を防ぐためですが、もし持って行く場合には、きれいにしておいたほうが良いようです。
<キャンプ場>
  • リゾート地などにはホリデーパークがあります。モーターキャンプとキャビン、テントサイトが複合的に設けられている施設ですが、場所によってはキャンピングカーがびっしりと並び、かなりにぎやか(=うるさそう)な様子です。
  • キャンプ自体は、禁止地域でなければどこでもOK(良識的な場所であれば)のようですが、国立公園などでは、幹線道路から一定の距離以上はなれた場所など、指定があります。
    主要な街にはインフォメーションがあるので、キャンプ可能な場所などについての情報は、収集できます。
    ただしほとんどのインフォメーションは17:00までですので、ご注意のほど...
<モーテル>
  • ツインベッドか、ダブルベッド+エキストラ、ツインベッドルーム(ダブルベッド+ダブルベッド)などの部屋で、$45~120(約2500~7000円)程度まで、場所や環境、設備によってかなり幅があります。
    今回宿泊したモーテルにはすべてキッチンが付いていましたが、無い場合もあるようです。
    大きな街ならばともかく、小さな町は、1度車で通り抜けて何軒か見つけておいて、引き返して希望の条件(値段か環境かなど)のところを探すのがコツです。
* * * *

北島の北部西側の「OMAPERE」という小さな町のスーパー「FOUR SQUARE」で、中国製の灯油ランタンを見つけました。価格は$75(約4300円)で、一瞬「買おうか」と思いましたが、借りていた車が小さく、リア ゲート内に収まりそうもなかったので、「次に見つけたら買おう。」と見送りました。(車上狙いが多く、座席など見えるところに物を置かないように言われて いたため。)
ところがそれ以降、どこへ行っても見つけることが出来ませんでした。残念!

scar

これじゃ買い物も出来ない!
サブザックは、車から降りるたびに持って出ていた。


車上狙いが多いという情報はあるものの、人々は人懐っこく親切で、物価は安い。自然のままではないけれど、アウトドアに関しては、国民の生活に定着していて、施設もとてもよく整備がされているニュージーランド。
「またいつか来よう」と思いつつ、 Aucklandをあとにしました。

go to the top of this page

ガスカートリッジの互換性を確認する
Sep. 19th, 2001

今のガス器具の事情を知らずに「地」や「天」を購入したときには、一番安いブタンガスのカートリッジで大丈夫だろうと思っていたのですが、実際に使ってみ ると、プロパンガスが混合されたガスカートリッジでないと、十分な火力や光量が得られないことがわかりました。

昔、ガスストーブは火力が弱く、使い物にならないと言われていたのに、数年前から2000~3000Kcalのものが増えてきた背景が、やっとわかりました。

下の表は、SnowPeak・Primus・EPIのガスカートリッジの成分表です。

メーカー 製品名 ガス種類
ブタン イソブタン
プロパン
沸点(℃)
-0.5 -11.7 -42.1
蒸気圧(kg/cm2 25℃)
1.8
2.6 8.5
SnowPeak
ギガパワー --- 65%
35%
プリムス ノーマルガス(※) 100% ---
---
ウインターガス 36%
36% 28%
パワーガス(気化促進機能付き) 70%
--- 30%
EPA
レギュラー 90%
--- 10%
ウインタースペシャル(※)
70%
--- 30%
パワープラス(気化促進機能付き) 70%
--- 30%
エキスペディションスペシャル 60% --- 40%


この3社のカートリッジは、それぞれ1種類(※印のついているもの)ずつですが、「天」、「地」に装着し、接合部からのガス漏れが無いことを確認しています。(少なくともmaroの「天」と「地」では、問題ありませんでした。ただし追試を行う方は、メーカーの保証外の行為ですので、自己責任でお願いいたします。)

燃焼状態は、ストーブでは、Primusの「ノーマルガス」の時、やや火力が落ちます。
またランタンでは、Primusの「ノーマルガス」を使用したときはかなり暗く、EPIの「ウインタースペシャル」を使用した場合は、純正ガスの「ギガパワー」と同程度の明るさとなります。

go to the top of this page

ポンプカップを皮製のものに交換する(ただし入手困難)
Sep. 9th, 2001

コールマンのガソリン燃焼機器を使っていると、ポンピングに妙な引掛かりや、異常な固さを感じることがあります。このような場合は、だいたいポンプの油切れです。

maroが買ったストーブやランタンのうち、GIストーブを除いて、すべての機器の「ポンプカップ」は、ゴム製のものでした。
このゴム製のポンプカップは、ポンプ内の油が切れてしまうと、とたんに動きが悪くなり、縁の部分がビロビロになってしまったり、擦り傷がついてしまいます。

ポンプ部分に内蔵されている、チェックバルブが汚れていたりすると、ガソリンがポンプ内に逆流し、容易に油切れ状態になってしまいます。

そこで、純正の「リューブリカント」を1・2滴さして、ポンピングを再開するわけですが、これがフィールドだったらどうしましょう。荷物を増やしたくないし、油の漏れやすいあの入れ物は持って行きたくないもののひとつです。

そこでmaroは、よく使うストーブやランタンのポンプカップを、皮製のものに交換しています。

一般に皮製のポンプカップの方がメンテナンスが面倒でトラブルを起こしやすいといわれていて、キャンプ用品のメンテナンスについて記載した本の中には、 「ゴム製のポンプカップに交換しよう」と記載されているものもありますが、実際にはそんなことはないというのが実感です。

交換によって、ポンプカップの損傷をあまり気にすることなく使えるのが、大きなメリットとなります。

もちろん損傷がない訳ではありません。手入れは必要です。油切れになると、ポンピングの効率が落ちるし、乾燥してしまうと、スカスカで、ポンピングが出来なくなります。


そんなときでも、何か「油」をつけてみれば、復活するところが、「皮製ポンプカップ」の良いところです。

■写真1
(上から)ポンププランジャー ポンプカップ エアーステム チェックバルブ     
pumpassy
●これは、スペアパーツとしてとってあるポンプ部分の部品です。

チェックバルブ+エアーステムのアッセンブリーと、ポンプカップ+ポンププランジャー+ノブのアッセンブリーを組み合わせてあります。

ついてきたポンプカップは、使うまえからすでに「小穴付き」でした。(おいおい大丈夫か??)

●5年ほど前に、世の中に残り少なくなった「皮製ポンプカップ」を7~8個入手しましたが、いくつか交換したため手元の残りは、3個になってしまいました。

いまとなっては、正規ルートでは手に入る可能性は、ほとんどありません。

コールマンのランタン・ストーブコレクターのあいだでは、リストア用に取引されているようです。

形状が単純なので、自作できそうです。
■写真2
(左下)ゴム製のポンプカップ
(左上・右)皮製のポンプカップ
pumpcup
■写真3・4
プッシュオンナット加工用の冶具
tool1

tool2
●ゴム製のポンプカップをプランジャーに固定するためのプッシュオンナットは、直径約17.5mmになっています。
皮製のポンプカップを使う場合は、このワッシャーを直径16mm程度にしておく必要があります。

そのための冶具として、ありあわせのビスやナットを、下の写真のように組み合わせ、ねじの部分を電動ドリルにはさんで回転させ、ヤスリ(スキーのエッジシャープナーがGOOD)に当てて削ります。

●あとは組み付けるだけですが、写真2のように、ゴム製のものより一回り大きくなっていますので、リューブリカントを多めにつけ、ポンプ内に少し押し込むようにします。

●皮のポンプカップがなじむまでは、押しても引いてもやや硬い状態ですが、なじむとスムーズに動くようになります。


というわけで、maroは「皮製ポンプカップ」を支持いたします。

go to the top of this page

閉店するって本当ですか
Aug. 1st, 2001

先月からREIジャパンのサイトにアクセスできないと思っていたら、ダイレクトメールが届きました。
ダイレクトメールによれば、7月からホームページは閉鎖、また、REIジャパン・フラッグシップ・ストアは、今年中には閉店することになったそうです。

REIジャパン・フラッグシップ・ストアは、REIの海外店舗第1号店となったわけで、出店時には多店舗展開も考えていたそうですが、資金調達が出来なかったのが、閉店という結論に達した理由とのことです。

確かに、首都圏にあって、来店者数は確保できるとの見込みもあったとは思いますが、サービスの質を落とさずに、日本の高い地代家賃・人件費、代理店制度の 中で、米国店並の価格(これを誰もが期待していたはず)での販売は、難しかったのかもしれません。

しかし、今までの「山屋」の延長上にあったアウトドアのイメージとは異なった世界を、私たちに具体的な形で見せてくれたことは、とても有意義なことだったと思います。

店舗の閉店はとても残念ですが、以前のようにメールオーダーで、あるいはwebショッピングで、末永くお付き合い願いたいと思っています。

閉店までの間、何回か行ってみようと思います。

go to the top of this page

個人輸入の楽しみと不安
July 22th,2001

ストーブ置場やランタン置場を見ていただくとわかると思いますが、maroのキャンプ道具のうちいくつかのアイテムは、個人輸入したものや、平行輸入品です。

個人輸入の楽しみは、日本ではなかなか手に入らないものや、SALEで特別に安くなっているものを買ったりすることです。
数年前の1$=90円くらいのレートの時は、価格が安いことが魅力で、年に2~3回買ったこともありました。
しかし、一方で不安もあります。

  1. 製品の状態が確認できない。
    たとえばランタンやストーブなどは、コールマンジャパンを通して輸入された、日本向け仕様(型番の最後に"J"が付きます)と比較すると、部品の取り付けが若干曲がっていたりすることがあります。
    あまりひどい傷や損傷・欠品などは、もちろんクレームで交換や返品が可能ですが、使用上問題のない程度のゆがみや傷には、鷹揚になることが必要です。
    同じことが、並行輸入品にも言えます。
    並行輸入でも、ショップに同じ物がいくつかある場合は、許されれば開封して、一番良い出来の物を購入する「防衛策」も必要です。

  2. 色や形・サイズなど、博打的な部分がある。
    特にウエアやシューズ関係は、気になるところです。
    REIやL.L.Beanなどは、日本の店舗である程度確認が出来る可能性がありますが、全部がそろっているわけではないし、交通費をかけてまで確認しに行ける人は、恵まれた環境にあると思います。
というわけで、若干のリスクを背負いながら、でもやっぱり買ってしまうんだなーこれが。

ところで、最近の製品のことはわからないのですが、maroが買ったコールマンのストーブやランタンの内、REIから買った(個人輸入or会員向けバーゲン)もの以外は、タンク部分などに結構錆が出てきています。
これって気のせいでしょうか?

go to the top of this page

雨の連休
May 4th,2001

今年の連休は、例年の連休にも増して雨が多いですね。4月に「なたね梅雨」がなかったからでしょうか。
maroは今年も連休にはキャンプへ行きません。
なぜって、行きも帰りも大渋滞のうえ、キャンプサイトも大渋滞なのですから...

ある年の4月の連休に、私たち夫婦と友人の4人で、当時お気に入りの河原へ2泊3日のキャンプをしに行きました。 前日の天気予報では、1日目は夕方から雨、翌日は晴れと言っていましたが、私たち夫婦はかつてキャンプでは何度も雨に会っていたし、大きなタープはあるし、というわけで強行する事になりました。

昼前に目的地に到着。その当時はまだキャンプが大ブレイクする前だったので、お気に入りの河原には私たちだけ。テント・タープの設営、テーブルの準備と着々と進み、無事昼食を食べ終わりました。
ちょうどそのころから雨が降り始めてきました。山の天気は、少し早く変わり始めます。
川沿いに吹く風も、徐々に強くなり、途中でタープのアンカーを取り直し、強風に備えます。
夕方になる頃には、風もかなり強くなってきたし、雨が吹き込んで夕食の調理どころではなくなってきました。もちろん雨もどんどん強くなってきます。
幸いにもテントは川から10m以上離れているし、水面からの高さは1m以上あるところに張りました。予報通りの雨で増水しても多分大丈夫でしょうが、上流 のダムの放水があった場合は、どの程度増水するのかわかりません。そしてなんといっても、夜なか中、雨と風に悩まされるのは、ちょっと避けたくなってきま した。
ちょうど車で5分ほど上流に、登山客向けの山小屋があります。そこに相談し、その晩は泊めていただくことにしました。
山小屋の土間を借りて食事をしたあと、まったりとしていると、営林署の人たちが訪ねてきました。

(営) 「下流の河原に、テントを張っている人は居ますか?」
(私達)「はい、私たちですが..」
(営) 「これから上流のダムの放流をします。もしかするとテントが流されるかも知れません。」
(私達)「・・・」、「でも仕方がないですよね。」、「まあその時はその時ということで・・・」

ぐっすりと寝た翌日は、朝から快晴。
サイトに戻ってみると、テントもタープも無事でした。

この河原は、1999年8月に13名の命を奪った「玄倉川」の上流です。
あの事故の報道を目にしたとき、自分が「玄倉川」で体験したことを思い出し、なぜあの人達は、あの場に居続けたのだろうと疑問に思いました。
事故以来、いろいろな方々が言われていたように、自然の力の前では、人間はまるで無力です。自己責任だから死んでも仕方がないとも言われました。
いずれにせよ、キャンプをする人たち全員が、どのような場所、環境下にあっても、危険予知と適正な判断を行う能力を身につけて欲しいと思います。これは、 管理されたキャンプ場の内外を問いません。特に判断能力のない子供と一緒であれば、大人はより慎重に行動することが重要であると思います。

改めてあの事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。

go to the top of this page

発電機を持ち込むな!
Mar. 25th,2001

もうずいぶん前のことですが、青森県の某キャンプ場でのこと、夏休み中とはいえ結構すいていて、快適なキャンプを出来そうな雰囲気でした。
ところがもう薄暗くなる頃、50mほど離れたところに1台の4WDピックアップが到着し、中から3人の若い男女が...
30分ほど経つとテントもタープもテーブルも「絵に描いたような」キャンプ風景ができあがりました。
が、その直後「ババババババ」と発電器が回り始めました。
彼らのサイトは煌々と照らし出され、こちらが恥ずかしいほどです。
それから飲み会が始まったことは言うまでもありません。
発電器の音と彼らの話し声が地面を伝わり、我々の眠りへの道を迷路のようにしたことは、みなさんの想像通りです。

発電器に関する話はもちろんこればかりではありません。

北海道は札幌から1時間ほどの、ある有名な湖畔キャンプ場でのことです。
ちょうどお盆に入ったところだったせいか、道内のキャンパーがこぞってやって来たという状況でした。
その時に見た風景を...

一台のトラックの上にテントが...なんとお母さんがそのテントから顔を出し子供の名前を呼んでいます..
トラックの荷台の下には、もちろん発電器が置かれていました。

あるテントの前に、スカートをはいた若い女性(20歳くらいのかわいい娘でした)が二人正座し、陶器のお茶碗でご飯を食べています。彼女達の前のお膳の上には電気炊飯器が...

我々のサイトのすぐとなりに20台後半とおぼしきカップルがいました。
気が付くと男性の方は10分以上も発電器のスターターを引き続けています。どうやらエンジンの調子が悪く、回らないようです。
私は手持ちの2台のランタンのうち1台をぶら下げて、表敬訪問です。「これ、使います?」
しめしめ。大成功。
でもお礼にともらったビール、maroは飲めないのです。

go to the top of this page