フリードプラス リア可動棚

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なまえ:

フリードプラス リア可動棚

コメント:
May, 2020

早いもので2016年にフリードプラスに乗り換え、2019年に初めての車検を迎えた。
雑記帳に簡単に記載したが、フリードプラスに乗り換えた半年ほど後に病気をし、せっかくリタイア後の車中泊旅行用に購入した車で、実はあまり車中 泊はしていない。

納車後病気がわかるまでの約半年で車中泊仕様として手を付けたものの一つは車中泊時に物を置くための棚で、これについては「雑記帳」に記載した。

しかし最初に作った車内棚は、棚板は外せるものの前後位置が変えられず、奥行きがあまり大きくないため、寝ている最中に荷物が落ちてこないよう、 ギューっと押し込んでおかなければならない。
まずはこれを何とかしたい。

また車中泊をしている人の中にはリアハッチを開けて小さなテーブルを引き出し、調理などをしている人も見かけるが、そのようなことをしようにも現 在の棚位置ではリアハッチ側からはかなり奥に棚があり、テーブルを組み込むにもちょっと無理がある。

また、車中泊ということではなく、棚板を前方に動かし、テーブルとして前後に座るという使い方も考えられる。

これらの問題点解決や機能改善をするには、棚板を前後可動式にし、棚板を折り畳み式にしまうというという方法がある。
今回はベースとなる棚板は奥行き40cm×長さ120cm(使用中の棚板を再利用)とし、奥行きを広げる方法は、将来への課題としよう。

今回最初に行ったことは、後部コーナー部の形状把握。
段ボールで車内のリア・コーナーのカーブをカット・アンド・トライで写し取り、内装から1cm程度となるよう図面化。その他の部品や構成も図面化 し、ホームセンターでラワン合板を棒状にまでカットしてもらった。その後自宅で細かい材料への切り出し、穴あけ、簡易塗装、一部組立後、車内で組付けをした。

まだ写真を撮っていないので、とりあえず図面関係を紹介しておく。

図面の提供とお願い
私用で同様なものを作製されたい場合は図面の pdf ファイルの提供をいたしますので、メールにてお申し出下さい。また作製された場合は、感想などをお知らせくださればありがたいです。
なお商用に使いたい場合は必ず事前にご連絡ください。

事前にいくつかの図面を作り作戦を練った。

作った図面は、断面などの検討用図面、棚板受部分を中心とした平面図・展開図、900×450合板1枚の木取り図、各部品の加工 図、棚板コーナーの形状図など。


これだけで仕組みがわかりにくいと思うので、組立図を作ってみた。
向かって左側が室内側から見た組立方法の説明図。右側はボディー側から見た形状。
車内での組み立てが終わった状態での写真
棚板を後ろにした状態 棚板を後ろにした状態の室内コーナー部
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棚板前縁をレールの前端部に合わせた状態 棚板を前にセットした状態のコーナー部

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棚板の前方向の位置を確認する

フリードプラスの後席は、わずかながらリクライニングができる。
設計のままでは、棚の前縁をレールの前縁に合わせると、リクライニングさせたときに、棚板とエクステンションボードが干渉するが、棚板を30mm ほど後ろに下げておくことでこれを防ぐことできる。

後席リクライニング前
棚板とエクステンションボードが干渉する
後席をリクライニングさせるときには、30mmほど棚板を後退させる必要がある
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また万一棚板を固定せずに走り出し、急ブレーキをかけた時の棚板飛び出し防止を兼用したストッパーを追加で取り付けることにした。

簡単な構造で普段は飛び出し防止機能を持つが、棚板を前方に抜いて方向を変えるなどの際には簡単にできること。これを叶える方法として、長方形の 合板の一部を欠き込んだストッパーという単純発想だ。
これを、後席をリクライニングした時に干渉しない位置で止まるように取り付ける。

これが取り付けたストッパーの簡易ストッパー
小さいねじは、3φ×10鍋のタッピングビスで、ストッパーの簡易ストッパーのストッパー(笑)
なかなな思い通りには働かない


何とか機能している感じだ
左右同じ位置に取り付けたが、なぜか棚板が止まる位置が3mmほどずれる
解除するときはこのようにするが、棚板固定用のノブ付きボルトを緩めすぎても、ストッパーが斜めでも引っかかってしまう
改良の余地あり


車内の片付けをして、外から写真を撮ってみた。

これが棚板を一番後ろにした状態 棚板をレールの前縁まで動かした状態
  棚板を前後入れ替えた状態
「こたつモード」が使えるかどうか未検証
 
    

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