直角に穴をあけるための小物

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mirrors


製品名: (特にありません)

メーカー名: 廃物HDD 自作

入手方法など: 壊したり 100均の材料を加工したり

コメント: ドライバードリルなどで、材に直角に穴をあけられない方への提案。
maro もそんな一人だ。それもあってボール盤やドリルガイドを買ったりしたが、仕掛けが大掛かりなものは段取りが面倒で効率が悪いし、材の大きさにも制限がある。

ネットをさまよっていたときに見つけたのが、ハードディスクのプラッタを鏡替わりにして、ドリルの実像と反射像が一直線になるようにすると直角に穴があけられるとの記事だった。

maro はものを分解するのが好き(?)で、幸いにも手元に数枚の3.5"HDDのプラッタがあったので早速実験を。
試してみると、2方向から確認をしながらという難しさ(顔を動かしてその方向の直角を調整すると、他方はずれたりする)はあるものの、そこそこの精度で穴をあけることができたのだ。

3.5"のハードディスクのプラッタは、穴の径が大きく穴の中心からかなりずらして使わないと精度が保ちにくいという欠点もあるが、適度の重量があり、反りも無く、表面も傷もつきにくいのでかなり使いやすい。

最近100円ショップ「セリア」でアクリル製の「ミラー風タイルシール」なるものを見つけた。六角形のタイルシールの中心に自分の好きな大きさの穴をあけると、使いやすい道具になる。

mirrortile 「セリア」で購入した「ミラー風タイルシール」
左側が対角約5cm7枚入り、右側が対角約9cm3枚入り。
裏側が粘着面になっているので、最初に薄い紙などを貼ってしまったほうが後の取り扱いが楽なようだ。
これは5cmの物に、3.5mmの穴をあけたもの。3mm程度までの穴あけに便利。

ちょっと傾いているが、2方向からこのように上下に一直線になるように傾きを調整するのだ。

ミラーに穴をあけるときは、1.0~1.5mmくらいから徐々に大きな穴をあけるようにする。
それでも割れが出たりするので、力を入れず、ゆっくりと・・・
mirror

アクリルのミラーの欠点は、材自体が柔らかいため歪むことと、ごみが付きやすいこと、HDDのプラッタに比べると傷が付きやすいこと。「タイルシール」となっているだけに裏面が粘着面なので、一回り大きなアクリル板や薄い合板に貼りつけても良いだろう。

まあ値段も安いので、店にあるうちに数セット分買っておく方が良いかも。


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