the★tambourines, 高岡亜衣 コラボNIGHT

at hillsパン工場 on 2008.04.26


2001年のデビュー以来tambourinesの全ての作品をチェックしてきた 私ですが、LIVEは大阪のみの開催だったこともあり、一度も 行ったことはありませんでした。しかし7年経って漸くチャンスは巡って きました。

2008年4月26日、朝から大阪入りし、会場近くの宿にチェックインしてから hillsパン工場へ。 チケットの整理番号は127番と前回のOOMのときより遅かったんですが、 来てない人が多かったようで、前回とほぼ同じ位置にいられました。

最初に松永さん(Vo)と共演者の高岡さんがディスプレイに映し出され、 彼女らの紹介でtamoburinesの麻井さん(B)・亀井さん(D)・サポートの 大賀さん(G)・大楠さん(Key)・岡崎さん(Cho)が登場。 その後ステージに現れたのは高岡さんだけでした。 どうやら高岡さんのステージから始まる模様。

ギターを携えた高岡さんはシングル曲『ごめんね今でも好きでいます』『こいはなび』を含め 計6曲を披露。途中、大賀さんは1曲の中でエレキギターと アコースティックギターを交互に弾くという技を披露しました。 しかも2本のギターと同時にコーラスまで。 Steel and Glassの頃から思ってたことですが、この人の技術凄すぎ。




その後漸く松永さんが登場し、遂に私はtambourinesメンバがステージに 揃う瞬間に立ち会えました。エンジニアの岡田さんはステージに いませんでしたけど。ここからtambourinesの演奏が始まるのかと 思ったら、高岡さんの曲を松永さんと高岡さんのツインヴォーカルで 披露するというコーナーでした。このコーナーでは松永さんが選曲 したそうで、そのときのエピソードをMCで語っていました。

高岡さんと松永さんで計2曲を披露し、やっとtambourinesのステージ。 その前に、この日4月26日は麻井さんの誕生日ということで、 ステージメンバと観客全員で誕生日祝い。 tambourinesからのプレゼントは終演後に渡されるそうで、 先ず1曲目は2006年リリースのアルバム『instant vacation』から『雨アガリキラリ』。 続けて『夜ふかしランデヴー』『星空とギター』と披露されました。

最初のMCでは松永さんは、『星空とギター』を作ったときの裏話を語ってくれました。
「この曲は去年の5月に沖縄の離島に行ったとき、 夜外を見たら波の音だけしか聞こえてこないような場所で。 本当は制作から逃げるようにして行った旅行だったので 何か作らなきゃと思って歌詞を書きました。」
その次は
「最新アルバムのタイトルなんやったっけ?」
とのMCから『story』へ。

ここでサポートメンバがステージから退出。 麻井さんはアコースティックギター、亀井さんはパーカッションに 楽器チェンジして、ここからは未発表曲の披露。 アレンジが固まっていないためアコースティックバージョンでの 演奏だそうです。『headphone』『my shoes』を優しく包み込むような音色で演奏し、 観客を魅了しました。

アコースティックコーナー終了時に、亀井さんからの世論調査。
「FM愛媛でやってるtambourinesのラジオを聴いている人はいますか?」
しかしさすがに愛媛の番組はみんな受信できない模様。 出張先で聴いたという人はいたようですけど。 ラジオ局のスタッフは使わず、全てtambourinesの4人だけで作っている 番組なんだそうです。

そして再び高岡さんとサポートメンバが登場し、今度は tambourinesの曲を松永さんと高岡さんのツインヴォーカルで 披露するというコーナーでした。先ずはシングルとしてもリリース されている『never ever』。次がアルバム『6th story』からの『カーニバル』でした。 『カーニバル』について、
松永「『カーニバル』は苦手な曲だからやらないように避けてましたが、 高岡さんからリクエストが出てしまいました。」
高岡「あの麻井さんがこんなにかわいい曲を作れるなんて思わなくて、 これ誰の(アレンジの)曲?って聞いたときに麻井さんって言われて びっくりしました。」
激しいベースプレイもできる傍ら、この曲のような 跳ねるようなイントロと曲中のコーラスが印象的なかわいいアレンジも こなしてしまう辺り、麻井さんの懐の深さが窺えます。

ラストの1曲は、高岡さんが作曲して松永さんが歌詞を付けたという 『これでいいや』。観客全員でコーラスを入れて、LIVEは終了。 アンコールは松永さん・高岡さんの2人によるステージでした(カバー曲)。

これで約2時間近くに及んだLIVEが終了。 やはりtambourinesの色とりどりのサウンドは生で体感するに 限りますね。大阪LIVEだと難易度は高いですが、そこまで行く 価値はじゅうぶんにあると思います。 そしてこの日披露された未発表曲。 楽曲制作は行われているそうなので次回の音源発表が待ち遠しいです。


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