第3回特別演総会

at 初台DOORS on 2008.08.02


2008年8月2日、ローマとしきの第3回ワンマン(特別演総会)が 開催されました。過去2回いずれも参加している私ですが、今回は 当日になって参加を見送ることも考えてました。 何故なら、当日昼のカラオケが長引いてしまい、 開演に間に合わなくなったからです(日記参照)。 途中から入っても中途半端で楽しめないだろうと思ってました。 しかし結果的には、冒頭を見逃しても残りの時間でじゅうぶん 楽しめるLIVEでした。

会場到着時、既にメンバ全員がステージ上に登場していました。 そのため、彼ら(特に会長)がどんな風に登場したのかわからず。 会長は金髪でした。何があったんだよ。 最初の曲『キャッチングのご相談』の後、『次の立ち位置に移動するための曲』を経て、聴き慣れたイントロ『飛べ!腐蝕列島』へと続いて いきました。私が会場到着いちばん最後だと思ったら、 私よりも遅く入ってくる人は多く、徐々にステージに向かって 押し出される形に。

Macさんがパソコンのキーボードを手にソロ『妄想マンボ』を披露した後は 『愛の返済プラン』でしたが、その後もキーボードを使って『チャット曲(不毛な会話編)』。 この日はOHPかプロジェクタ、それにスクリーンが用意され、 そこにチャットらしき画面が映し出されるのですが、 最初は「DVD」の表記だけで何も映らず。会長が
「さ、もう1回行こうか」
と仕切り直して、再びチャット開始。 ミス夕張とミス夕張メロン、ミス秋田とミス秋田小町などの 不毛な争いを題材にした曲(チャット)のようでした。

『ゲンナマに体を張れ』『エブリバディ ミッド ナイト』 に続いてはお経のイントロと共にLIVEでは恒例の『投資ラバー』。 ですが今回は曲の後ろで披露されるコントは、いつもの葬式コント ではありませんでした。曲の最後こそ、例の遺影が登場してましたけど。

『金がない No5』の後、ローマファイナルズのアメリカキャンペーンが紹介され、 会長からの新商品の提案として「ゴールデンゲートブリッジが頭を貫通 する被り物」が登場しました。そして会長、それを頭に付けて 登場し、『バラードオブアメリカ』を披露。いいバラードなのに、ステージ上は異様な光景。 しかも間奏ではゴールデンゲートブリッジ上をミサイルが飛んで、 飛行機や船を打ち落とすコントが。 そしてスクリーンに映し出される「YES, WE CAN!」の文字。 本当にこのバンド、何がしたいのかわかりません。

今日は各メンバのソロ曲も。先ずは会長が『太陽のしずく』を披露し、 コーラスメンバも『一部上々(私からのお願い)』と続きました。 また、今日は既存の曲も微妙に変化を付けているようで、 『宴会に突入せよ!』も、『突入せよ!』での被り物(どう見ても精子です)は使用せずに、タイトルどおり宴会の歌詞に 変わってました。

と、ここで事務所に変なFAXが来ているという報告。 会長の指示でそれを読み始め、その文章のとおりに体を動かすと、 何と次の曲『乗ったままお金!』の振り付けになっているという仕組みでした。 というわけで観客も含めて『乗ったままお金!』に。 ここで終盤、ローマとしきのステージは加速。 『走る竹子の金融事情』『大判ブーダンス』と、 バンブーダンス曲が続きました。今回はステージのスクリーンに 彼らの足元の様子が映し出されていたため、如何に激しいステージだったか、 離れた場所にいた私にもはっきりわかりました。 ベーシストとギタリストも、演奏しながらバンブーダンスを披露するなど、 ローマとしきでしかできない動きを次々に見せてくれました。 最後は「ソレソレソレソレ!」でお馴染みの『おまんた囃子』

アンコールの前に、口説かれ講座なるものが始まりました。 口説かれたときの対処法として、最初のうちは「今、(恋愛について)反省中ですので」というセリフが紹介されていましたが、 それが「今、反政府運動中ですので」「今、範疇にありませんので」などと変化していきました。

その後会長が出てきて、アンコール1曲目は今回も『池袋は渋谷より埼玉に近い』。 それまでの曲とは明らかに異なる異質な曲ですが、 どういう訳か観客には大好評。 そしてラストは
「振り付け、みんな覚えたよね」
ということで再び『乗ったままお金!』だったんですが、 流れてきたのは別の曲のイントロでした。 会長も
「仕込みじゃないんで」
と言ってたようにマジで行われた選曲ミスに、会場は笑いの渦。

今回は知っている曲が半分以下、殆どが初めて聴く曲ばかりだったんですが、 会長のヴォーカル、作曲センス、そして何より視覚的に面白いステージで、 最後まで楽しめました。途中からでも全然問題なしですね。 まあ、いちばん観客のウケが良かったのは最後の選曲ミスだったんですけども。


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