r.o.r/s club dazzling

at 六本木ラフォーレミュージアム on 2003.12.27


奥井雅美さん(以下まっくん)のデビュー10周年を記念して、期間限定で米倉千尋さん(以下ちっひー)と共に結成されたのが r.o.r/s(reflection of renaissance/sounds、通称ロールス)。2003年限りでその活動に幕を閉じると言われていたので、 この日の公演が彼女たちにとっての最初で最後のLiveでした。勿論それを見逃すわけにはいかないのですが、 当日まで忙しかったため、チケットもアルバムも買えず。チケットは当日券を購入し、アルバムも公演後に買うことにして 会場に向かいました。

2003年12月27日、私は秋田に向かう途中に(笑)東京に足を下ろすことに。当日券を買って会場に入るまでの行程は 当日の日記を御覧ください。日記があると、こういう余計な部分は省けるから楽ですね(爆)。 会場内に入ると、ステージの形が予想していたのとは違いました。四角形のステージで、各辺(4方向) から観覧できるようになってました。私は入ってすぐの正面の位置に立ち、開演を待ちました。 会場内では、まっくんとちっひーのソロ曲が流れていました。

遅れること約10分、漸くオープニングのSEが流れ始め、2人がステージに登場! 1曲目はアルバム『dazzle』からの新曲『CRY-MAX』!しかし今回のLiveにあたって問題が・・・。 私、この時点でr.o.r/sの曲は2曲しか知らなかったんですよね(殴)。 当然この曲も会場で初めて聴きました。私以外にもそういう人は多かったでしょうね。 しかし!この2人の歌唱力、息の合ったコーラスや掛け合いがその戸惑いを完全に掻き消してくれました! 1曲目からr.o.r/s特有のクラブテイスト前回ですぐに全員ノリノリの状態に。

さらに新曲を1曲挟んで最初のMC。まっくんが「どうもー、r.o.r/sです!r.o.r/sの奥井雅美です!」、 ちっひーも続けて「r.o.r/sの米倉千尋です!」と挨拶!私にとってはまっくんは既に何度かLive行ってて知ってるのですが、 ちっひーの場合はLiveに行ったこともなければCDも1枚も持っていなかったので、このLiveが初お目見えでした。 早速2人は、ステージの形状にツッコミ。「何?このステージは。なんかK-1みたいですね(会場笑)。 それかドロンコ何とかってやつで」とまっくんが突っ込んでいました。

なお、r.o.r/sはこれまでに発表した曲が12曲しかないため、Liveも短いものになるとの報告が2人からありました。 それで場を持たせるためにMCを長くしたのだとか(笑)。先ずアルバムについてですが、アルバム発売日はこのLiveの前日。 そのため2人は歌詞を覚える暇はなく、ちっひーは当日朝7時までかかって覚えてたそうです。まっくんは寝たそうで(笑)。 なお、Live前日の準備についても。「昨日の夜雨降ってたやんか。あたしら2人雨女かなーと思ってたら、 今朝窓見たら綺麗に晴れてて・・・晴れ女気味?」でまっくんが笑いを誘ったのに対し、 ちっひーは渋谷での買い物について。Live用の小物を渋谷の109で調達したのだそうです。 今回の2人の衣装のコンセプトは、r.o.r/sのイメージ(黒?)に合わせ、なおかつ趣味を反映させたものだとか。 そして「曲数は少ないですが最後まで楽しんで盛り上がってください!」の声で次の曲へ。

次でやっと私の知ってる曲『Deep Deep』が来ました(笑)。知らない曲続きでやや戸惑っていた私も、 この曲からは弾けましたね!ラジオで初めて聴いたときからかなりかっこいい曲だな〜と思って気に入ってたので。 アルバム収録曲の中でも特に好きです。さらにそのあとは新曲が2曲続きました。どれも、まっくんとちっひーの掛け合い、 そしてコーラスが素晴らしく、完全に酔い痴れてしまいました。いつものソロのときのパワフルなヴォーカルも良いですが、 こういう大人っぽいクラブミュージックもまた違った楽しさがありました。でもLiveのタテノリ感はソロの時と変わらず。 冬なのに汗びっしょりでした。

そしてまたMC。ここで「何やかんやで、ほんのり中盤です」・・・早っ!「だってアルバム何曲入り?数えてみ? わかるやん(笑)」確かにそうですね。今回はステージが四角形になっているため、360°全方向に観客がいます。 そのため、ちっひーも「今までは正面だけ向いてればよかったけど、これだと何処を向いて話したらいいか・・・」 と仰ってました。でもまっくんは「私は自分のツアーのときはバンドの人たちのほうに行ったり、あちこちウロウロしてるから(笑)」 と答えてました。そこでちっひーは、あちこちステージ上を移動しながらMC。しかしその動きが妙におかしかったです(爆)。

次に披露された3曲もアルバムからの新曲なのですが、私は初めて耳にする曲ばかりだったので、どれがどれだか(をい)。 なので曲名は書きませんが、今までには無いかなり大人っぽい歌詞の曲で、「これぞr.o.r/s!」っていうカラーが かなり色濃く現われていたように思います。で、Liveはあっという間に終盤。本編最後のMCでは、ちっひーが喋ってるうちに 次第にまっくんのほうに近寄っていく仕草について突っ込まれてました(笑)。「また寄ってきてる!ちっひーね、 普段もこういうふうに『奥井さん助けてくださいー』って言いながら近寄って助け求めてくるんですよ(会場笑) ・・・また近づいてきてる!ちっひーの立ち位置はそこ!(会場爆笑)『米倉』って書いとるやん!」って突っ込まれながらも 何度もまっくんのほうに近寄ってくるちっひーには、会場から「かわいいー!」の声援が。ちっひー、素で照れてる様子でした(笑)。

ここから最後までは一気に行きました。先ずはデビューシングルの『Candy Lie』。 みんな知ってる曲なので、全員で一緒に歌いましたね。新曲を挟んで2ndシングル『Tatoo Kiss』も披露されました。 この2曲はLiveの中でも特に盛り上がったんじゃないでしょうか?ラジオでも流れてましたし。 本編最後は『Cross pain』。これも激しく動ける曲でした。私なんて、もう跳ねる跳ねる(笑)。いやー、暑かったです。 シングル曲を含む、合計12曲を披露し、全員一緒になって踊ったところで本編は終了。

しかしアンコールでまっくんとちっひーが再びステージに。r.o.r/sとしての全12曲は披露し終えましたが、まだ続きはありました。 その前にMC。ちっひー曰く「アンコールになってやっと自分の立ち位置わかった」だそうで(笑)。 喋ることがないため、急遽観客からの質問タイム(爆)。その中で「JAM Projectにちっひーの参加は?」というのがありましたが、 実現については未定。まっくんは「だって、ちっひーがこうやって(拳握り締めながら)ロボットアニメの曲歌うの想像してみ?」 と答え、ちっひーが実際にやってました(笑)。ちっひーからは「TV東京で深夜にr.o.r/sの映像流れてるの知ってる? 余談だけど、あれ、『r.o.r./s』になってるけど、最後のドットは要らないんですよ」と説明。 そして「(手で叩くようにして)へぇーへぇー・・・」トリビアかい(爆)。さらにちっひーの名言「奥井さんは人生の スペシャルサンクスです」で会場爆笑。まっくんも「だったら私もスペシャルサンクスのところに(ちっひーの名前を)書く」と 公約してました(笑)。

そしてこれで解散となるr.o.r/sから最後のメッセージが。まっくんとちっひー、お互いのファンに自分をアピールできたことが r.o.r/sとしての活動の魅力だったと語っていました。 私もちっひーのことは今回のLiveで初めて知りましたし、十分その魅力を窺い知ることのできる良い機会でしたね。 本当のr.o.r/s最後の曲は『Tatoo Kiss』の英語詞バージョンでした。観客と彼女ら2人の掛け合いを最後の瞬間まで堪能し、 私も跳ねまくりました(笑)。まっくんの「普通のソロに戻ります」の声でr.o.r/sとしての短い活動は終了。 次はソロでお会いしたいですね。勿論、ちっひーにも。

まっくんとちっひー一緒のステージは今日この場限り。それを目撃できた私は歴史的瞬間に立ち会えたようで感激でした。 r.o.r/sが解散してしまうのは残念ですが、ソロでもっとパワーアップしたところを見せてほしいと思います。 2004年明けてすぐ2人ともソロのツアーが始まりますが、この活動がどう活かされるのか、興味は尽きません。


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