奥井雅美 concert tour 2001-DEVOTION-

at 中野サンプラザ on 2001.10.14


2001年10月14日、待ちに待った奥井雅美さん(以下、まっくん)のLIVE参加です。中野サンプラザに到着したときは 本当にびっくりでした。会場前には既に大勢の人、それも殆どが男性。 まっくんはアニメ主題歌をたくさん歌ってるだけあって、ファンの年齢層は筆者とほぼ同じくらいでした。 リハーサルが延びているらしく、開場時間が過ぎても中に入れず。中に入ってすぐ、 CD『Li-Book 2000』とツアーパンフ、そしてTシャツを購入。9230円って使いすぎ!

席は2階席のいちばん後ろ。でもチケット買えただけマシですね。開演予定時刻から15分程遅れて客席が暗くなり、 メルニクス語のアナウンスが流れ、そして遂に!幕が上がり、黒い衣装に見を包んだまっくんが現れ、ライブが始まりました! 1曲目は最新アルバム『DEVOTION』のオープニングナンバー『空にかける橋』!幻想的な始まり方でしたが その直後から会場は大いに盛り上がりました。ハードなギターサウンドにパワフルなヴォーカルはCDで聴くより遥かに熱いです! そしてもう1曲『朱-AKA-』を歌い、メンバー紹介も兼ねた最初のMCに突入。 このライブでのサポートメンバーはギター2人、ベース、ドラム、キーボードが1人ずつの5人編成でした。
「東京での公演は、最後から2番目の・・・」
えっ!?東京がラストだと思ってましたが実際は違うんですね (あとでツアーパンフ見たら札幌が最終日)。
「最後まで楽しんでってください!」
のあと、ノイジーなギターリフ。 引き続きアルバム『DEVOTION』から『蝶』『少年』を披露してくれました。今回のLIVEはアルバム『DEVOTION』 収録曲が中心でしたが、『輪舞-revolution』のようにこれまでのLIVEではお馴染みとなった 昔のナンバーも演ってくれました。筆者はまだまっくんにハマりはじめたばかりでそういう曲は聴いたことなくて、 未発表曲のつもりで聴いてました。でも、知らない曲にもかかわらず存分にLIVEは楽しめましたね!

一旦まっくんはステージから引っ込み、衣装替え(今度は白い衣装)。ダンサーのヨーコさんとアヤさんがステージに登場し 『lotus』『情熱』とミディアムテンポの曲へ。そして続けざまに、ハードな曲調の『トレイン』!! おもいっきりLIVEを連想させる歌詞のこの曲が盛り上がらないはずありませせん!しかもこの日はちょうど「鉄道の日」(強引)。 まっくんのパワー全開のこの曲で、私は跳びまくりでした!

続いてのMCではアルバム『DEVOTION』について触れていました。
まっくん「初めてセルフプロデュースで『DEPORTATION』(先行シングル) を出したわけですが、その前に、昔の・・・いろいろ恥ずかしいジャケット写真と共に昔の曲を集めた『S-Mode #1』という ベストアルバムを出しまして、その中にはほかの声優さんに提供した曲が入ってるんですよ。今回はそんな曲の中から・・・」
観客「千日手!」
まっくん「いや、『千日手』はやらないよ(笑)。だってこんなに(バックバンドの人たちが)かっこいいんだよ? あれはまっくんの別のキャラなんで。『千日手』はファンクラブのイベントなどで歌います。」
と語り、 中盤はバラード曲の時間ということで『S-Mode #1』から『Secret〜誰かのメッセージ〜』、 『DEVOTION』から『あの日の午後』を披露。

再びダンサーのヨーコさんとアヤさんがステージに登場し、観客はタオルを手に。 衣装替えしたまっくんが登場したら、次の曲は 『Shuffle』!みんなまっくんのロゴが入ったタオルを持ってました。どうやら観客がタオルを振るコーナーは LIVEの恒例らしいです。あたしはグッズを何も持ってなかったので、手元にあった真っ白なタオルを振ってましたよ。

次のMCでは何やらラジオのネタ。当時まっくんのラジオを聴いたことなかった私はさっぱりの内容でした。 あまり内輪ネタのMCは感心しないですけどね。そしてゲストのヤマベンをベースに迎えて『I'd love you to touch me』 の演奏が始まりました。ジャズテイストで落ち着いた感じのこの曲、まっくんの音楽センスの深さが垣間見れる曲でしたね。

そしてまっくんの「ここから最後まで飛ばしていきます!」のセリフと共に『IN THIS ARM』 『DEPORTATION〜but, never too late〜』と、パワフルな楽曲が続きました!まっくんの歌唱力も凄いですが、 やっぱり歌詞も素敵ですね。聴いているだけで勇気付けられる曲が多いです。筆者、感動のあまり泣いてました。

『そうだ、ぜったい。』のあと、ステージが暗くなり、メンバーも全員引っ込んでしまいました。 どうやら本編が終わってしまったらしいです。観客が「アンコール!!」を連呼して暫くすると、 再びまっくんが現れ、アルバム『DEVOTION』のタイトル曲『DEVOTION』をしっとりと歌い上げました。 また何も言わずにステージから引き上げるまっくんたち。でも観客全員「こんな終わり方では満足できない!」とばかりに 大声で「アンコール!!」を連呼!そしたらまっくん、今度は「『DEVOTION』歌って、あのまま終わりっていってもね・・・ ここで私の好きな曲を1曲歌います!」と言って、コーラスのゲストを2人呼びました。 そして2度目のアンコールの曲は『Key』!『DEVOTION』収録曲以外では、既知の昔の曲はあまり演ってもらえませんでした。 ファン全員で大合唱したあとは・・・
「最初私はコーラスの仕事をしていて、アニメの曲はアルバイトのつもりでやってたんだけど、 そのうち歌を通して自分の考えてることを伝えたいと思って・・・今の事務所を辞めて、セルフプロデュースで『DEVOTION』 を出しました。」
と、過去の経歴について。そして
「長いことやってると、さよならを言う立場になったり 言われる立場になったり・・・結果として、 今まで私と一緒にやってくれた人たちにさよならを言う立場を選んでしまったわけですが・・・。」
そんなエピソードから
「これが最後の曲です。『さよなら』」
と、ライブのラストナンバー『さよなら』へ。 感動のラストシーンでした。しかもライブが終わったあと、観客全員で三本締め(笑)。こんなに観客が一体になった ライブは未だ嘗て無いですね!

全体的な所所感。やはり、まっくん最大の持ち味である、重厚なサウンドとキレのある歌声が活かされたLIVEでした。 ひとつだけ不満があるとすれば・・・どうして「Di Gi Charat」の主題歌 (『only one, No.1』『CUTIE』『女神になりたい〜for a yours〜』)を歌ってくれなかったんでしょうか? 次のライブに期待します! 最近暗いニュースばかり続いて憂鬱になってましたが、このまっくんのLIVEは少しだけ生きるための希望を与えてくれたようです。


Q:何故書き換えたんですか?
A:クレームが来たからです。


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