浜田麻里 LIVE TOUR On The Wing
at CCレモンホール on 2008.12.07
麻里さんの25周年ツアーの最終日。 チケット提供者の青葉さん(仮名)にも久々に再会できる日でした。 しかし前日のアレ(日記参照)によりとても公演内容に 集中できる状態ではなく、このLiveReportも全然書けませんでした。 半年経過しているので内容は所々抜けていますが、書けるだけ書いてみます。
1曲目は25周年ベストアルバム『Reflection-axiom of the two wings-』収録曲の 『Eagle』でした。そのアルバムの収録曲の中ではそれ程テンポの速い曲ではないので、 これが1曲目になるとは思わず、少々拍子抜けでした。
次からは懐かしい曲のオンパレードで、昔からのファンである
青葉さんも大満足だったことでしょう。『Heart Line』に始まり、
麻里さんの
「この会場でやるのは24年振りです」
のMCにあったようにその長い歴史を振り返るかのごとく
『Magic』
『Another Way』
『Call My Luck』
『Missing Link』
『ALL ALONE』
『Paradox』
『Restless Kind』
『Missin』
と名曲の数々を披露。
一旦退出して衣装替えの後の麻里さんは、前作『Sur lie』のオープニングナンバー 『Heartbeat Away From You』から始まり、 『Lost GenerationII』 『Spiral Garaxy』 『Passing Over』 『Come And Go』 『Fantasia』 『Revolution In Reverse』 と熱い曲を一気に歌い上げました。息つく暇もない怒涛の時間。 これこそが麻里さんの最大の見せ場です。 かなり長いキャリアを経てもこの高レベルなステージ。 彼女のステージを観ていると「衰え」「引退」という言葉が全く想像できません。 おそらくこの人は生涯ヴォーカリストであり続けるだとうと思います。 後日青葉さんにお会いしたときも、そのような話を聞かされました。 最後は『Blue Water』で本編終了。
アンコール一発目は20周年ベストアルバムにも収録されている『Is This Justice?』
そして代表曲のひとつであり必ず披露される『Return To Myself』。
「暗い話題が続き自分を見失いがちになる昨今、本物の心があれば高く上がれる」
というMCから『Fly High』という流れで再び麻里さんは退出。
2度目のアンコールの冒頭では、ツアー期間中に亡くなった樋口宗孝さんの話題に触れて 声を詰まらせる麻里さん。19歳でデビューし、当時の音楽シーンでは異端だったため 世間では心ない発言もあったそうです。そんな麻里さんをかばい、音楽的にも成長するきっかけになったのが 樋口さんということで、麻里さんの発言に会場全体が悲しみに包まれました。 ここで悲しい空気を振り払うように熱いパフォーマンスを見せてくれましたが、 ここでの曲はかなり初期の曲『Noah』でした。そしてそのままお馴染みのリズムに乗せて 『Blue Revolution』!ここでゲストギタリスト登場。 あまりの爆音で、麻里さんの説明は聞き取れませんでしたが(正体が確定したのは青葉さんからのメール)、 レスポールを弾いていること、麻里さんの関係者という点から すぐに松本孝弘さんだと気付きました。 DIMENSIONギタリストの増崎さんに加えて樋口さん、松本さんと、 キャリアが長いだけではなく共同作業者も豪華の方々ばかりですね。 如何に麻里さんの作ってきたものが凄いか、彼らのネームバリューだけでも 窺い知ることができます。
松本さんはこの1曲だけで退出。最後のMCで麻里さんは
「心が折れそうになったとき支えになれるような曲を作りたい」
と語り、『Wish』で25周年ツアーは幕を閉じました。