浜田麻里 LIVE TOUR 2005 -elan-

at Zepp大阪 on 2005.10.29


今回も浜田麻里さんのファンクラブに入っているホックンさんからチケットを手配して頂き、 私にとって2年振りのLIVEと相成りました。しかし今回向かった会場は大阪。 当日朝に大阪入りし、昼間は大阪と京都を観光。この模様は当日の日記を御覧ください。 しかし昼間はずっと雨が降っていて、本番前にたっぷり濡れてきました(直後説教タイム)

会場最寄り駅であるコスモスクエア駅を出ると、10月下旬の冷たい海風が私とホックンさんを直撃。 それに反して熱い熱いLIVEになりましたけどね。 少々遅く現地入りしましたが開演40分前には中には入れました。 前からA列、B列・・・と来て、私さんとホックンさんの列はF列! こんなにも近い場所をどうもありがとうございました! しかしそれ故、耳鳴りは避けられませんでしたが・・・。

5分程遅れて会場内の照明が消灯。そしてオープニングSEに合わせてバックバンドの方々が登場し、 最後に麻里さんの登場と共に『Fly High』でLIVEは幕を開けました。 アルバム『elan』発売直後なので当然1曲目はこの曲だろうと確信していました。 我々も正に"Fly High"な瞬間を堪能してきました。 2曲目以降も『elan』からの曲が続くかと思いきや、次は約10年前のアルバム 『Persona』収録の『Crazy Love』でした。そして最初のMC。
「大阪のみんな、待っててくれましたか?今日このステージを忘れられないものにしたいと思います!」
のあとにお馴染みの手拍子。もうこれで3曲目はわかりました。LIVEの代表曲『Call My Luck』! 勿論「Love me like fire...」の部分は大合唱で、会場とステージの一体感が楽しかったです。 そのあとも『STORMY LOVE』『Mayoi-boshi』『Wish me love』と、昔からのファンである ホックンさんも感涙モノの選曲だったのでは。

ニューアルバム収録の『Moonlight Shadow』では一転して厳かな雰囲気。 後のMCではこの曲について
「自分の手の届かない壮大なものに包まれたい、そういう気持ちで作ったのが今の『Moonlight Shadow』です」
と仰っていました。
「でも現実には自分の力でひとつひとつ解決していくものだと思います」
と語ってから『IN THE PRECIOUS AGE』『Prayer』へ。

LIVE後半はMCを挟まず、最後まで文字通り疾走。 先ずは『Emergency』で麻里さんのロックの真髄を見せてくれました。 歪んだギターに激しいリズム隊、それに負けないように(逆に引っ張っていく感じの)麻里さんのヴォーカル。 観客もそれに呼応するように「We need some fanatic love」でシャウト。 これぞLIVEですよね!『Forever』『Ilinx』『Stone-cold』とニューアルバムからの 曲を織り交ぜつつステージは激しさを増していきました。特に『Stone-cold』は麻里さんにしか表現できない ステージでした。この1曲はとにかく言葉で説明したりCD聴いてもらうよりも、会場に来ていただくしかないです。

観客と一緒に「Na Na Na...」で始まり、タイトルの「Precious Summer」へと続いた 『Precious Summer』も麻里さんの昔からの代表曲とあって、周囲の麻里ファンの方々は 心底楽しんでいたようでした。しかしLIVEでの代表曲といえばこれは外せない、というのが・・・ ドラムが全身を奮わせるリズムを刻み、観客は手拍子。これで始まるのはやっぱり『Blue Revolution』! ギタリストの増崎さん(DIMENSION)もこれ以上ないくらいの重厚なギターリフを響かせ、 コーラスのエリさん(麻里さんの妹さん)も勢いのあるコーラスで我々を魅了してくださいました。 純粋な一人の音楽好きとしても、あの音の応酬はたまらないものがありましたね。

次で本編ラストの曲だったんですが、ピアノのイントロに合わせて聴こえてきたのは バラードベストアルバム『Sincerely II』からの『Canary』。 これを生で演るのは反則ですって!泣くしかないですもん。 涙を堪えながら曲の世界に酔い痴れてました。 曲のラストで増崎さんがカナリアの鳴き声のような音をギターで出してくれましたが、そこがまた良かったです。


この曲で本編は終了しましたが、すぐさまアンコール。そして再び麻里さんたち登場。 しかしアンコール1曲目は私が初めて聴く曲でした。 初めて聴いた、といえば次の『Heart and Soul』も麻里さん最大の代表曲の一つと言っていい曲なのに、 今まで生で聴いたことがなかったんですよね。曲の最後のコーラスもほかの麻里ファンと一緒になって 楽しんで、『Return to Myself』へ。これも昔からのファンにとっては嬉しい選曲ですよね。 この曲のメロディーの親しみやすさ、麻里さんの歌唱力は特に素晴らしかったです。 今日のステージいちばんの盛り上がりを見せて、勢いはそのままに前作『Sense Of Self』収録の 『Ash And Blue』に続きました。ここでも「Ashy Ashy ... Love」の部分は麻里さん&我々叫びまくり!

また麻里さんたちはステージから退出しましたが、2度目のアンコールで再度登場してくれました。 最後となるMCでメンバー紹介。そのときマイクを向けられた増崎さんが
「みんなも待ったでしょ?僕らも麻里ちゃんに会うの久し振りだから、会うとドキッとしちゃって(笑)」
20周年記念LIVE(2004年3月開催)から長かったですし、私はそれよりもさらに長い時間、この日を待っていました。 一方の麻里さんはMC
「(歌うことに)目的は無くていいんだと思うようになりました」
というコメントを残し、「最近やらなくなった珍しい曲を最後に」との紹介に続けて『Time Again』。 私は初めて聴く曲でした。そしてバックバンドの皆さんは持ち場を離れ、これで最後かと思いましたが 麻里さんは
「これで終わりだと思うなよー」
と発言し、増崎さんはアコースティックギターを、本間さんはタンバリンを手にして、ほかのバックバンドの人たちも ステージのマイクスタンドの前に集合。
「新しい曲だから歌詞知らないかもしれませんが一緒に歌ってくれますか?」
と言いながら紹介したのはシングル『Fly High』収録曲の『Sing Away』でした! アルバムには入ってないものの、ぜひLIVEでやってほしいとうちの掲示板にも書いていた曲なんですよ。 LIVE用のアコースティックバージョンの『Sing Away』。もう嬉しくて嬉しくて・・・ここでまた泣きそうになりました。

MCでも語っていましたが、それこそ「全身全霊」であれだけ強烈なパフォーマンスを繰り広げ・・・ しかもデビューから20年以上経過しているのに衰えるどころかますます クオリティを上げていってるんですから、ただただ度肝を抜かれました。 でもこのLIVEで、今後も行われるであろう麻里さんのLIVEがまた楽しみになりましたね。 そのときはまたホックンさんと一緒に行けるといいです。

余談ですがLIVEのアンケート用紙、よく読む雑誌のところはホックンさんは「時刻表」、 私は「鉄道ファン」と書きました(をい)。 しかもよく見るホームページの項目は2人共「むろかつんトコ」 と書くなど、笑いを取る方向に走っていたのは公然の秘密です。


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